住宅関連記事・ノウハウ
外観・内観?住まいをイメージしよう!
1 外観デザインについて
住まいの外観は、それぞれ好みの違いがはっきり顕れる部分です。それだけ、外観が好みにあっているかどうかで、マイホームの満足度が大きく変わります。
最近では戸建て住宅にもさまざま工法やデザインが実現できるようになって、国内のどこに住んでいてもヨーロッパの邸宅のような外観デザインも可能になりました。しかし、忘れてならないことがあります。外観のデザインは工法や建築場所によっていろいろな制限を受けますし、周辺の街並みやインテリアとの調和も、あわせて考えていかなければならないことが大切です。
外観ばかり自分の好みを優先して、住み心地が悪くなったり耐久性やメンテナンス性を無視してしまうと、長い目で見ると満足度が下がってしまいます。長く飽きのこないデザインをネットで探しながら、慎重に検討しましょう。
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2 外観デザインを決める要素
住むひとの好み
施工会社により外観の傾向が分かれるので、どうしても譲れない条件を咲きに書き出してから、実現可能なハウスメーカーや工務店をあたってみることが大切です。
周辺の街並みとの調和
奇抜な色やデザインの建物が1棟建つだけで、周辺の雰囲気が一変。近隣とのおつきあいも考慮しましょう。
コスト
屋根の形状や屋根材・外壁材などは面積が大きいだけに、選択ひとつでに大きな差が出てしまいます。建築後に想定されるメンテナンス費用もしっかり確認しながら検討しましょう。
機能
屋根や外壁は耐久性・耐火性・耐震性・断熱性が求められるところ。さらに、台風が多い地域は耐風性、住宅密集地は耐火性が特に求められます。
外構・庭のプランとの兼ね合い
和風庭園ならば和風建築、イングリッシュガーデンなら英国風と、外構の雰囲気にあわせた外観にしないと、家と庭、外構がちぐはくな印象となってしまいます。
いろいろな完成事例を探してみて、自分の考えに沿った外観デザインを探しながら自分だけの外観デザインイメージを固めていきましょう。
3 内観のイメージは壁・床・天井で決まる!
内観(インテリア)のイメージを決める大きな要素は、壁・床・天井です。部屋のなかに占める面積が広い分、壁や床の印象がその部屋のインテリアイメージを決定づけます。特にLDKのテイストは、一貫して選んでいくようにしましょう。寝室や子ども部屋は、家族それぞれの好みを優先させてもいいでしょう。したがって、壁材・床材の選び方は、住み始めてからの家具・照明・ファブリック(カーテンやじゅうたんなど)のインテリアを想定しながら選んでいくのがポイントです。
室内カラーコーディネイトの色別割合は、メインカラー70%:サブカラー25%:アクセントカラー5%に配分するのが基本。床や壁がメインカラーになるので、同系色のサブカラーをカーテンやソファなどに選ぶと室内配色の破綻がありません。なお、クッションや小物はメインカラーと反対の色を選ぶと、室内空間を引き締めるアクセントカラーになります。床の色は濃くなるほど高級感が増し、薄い色だと軽やかでやさしい印象になります。壁は塗り壁や腰壁にすると、重厚感があり落ち着いた印象となります。
4 インテリアイメージ7種類!
インテリアイメージは、大きくわけると7つにわかれます。
西洋風
洋風&伝統的
- ・トラディッショナル 飾の多いクラシックスタイル。花柄モチーフの壁紙や彫刻風の装飾暗めの床材や腰壁
- ・南欧風 大きな開口に、黄色、白、オレンジなど明るい塗り壁。アイアン素材やタオルなどの小物をアクセントに
洋風&現代的
- ・シンプルモダン
- 縦と横のラインで構成。明るめの単色
- ・ナチュラル
- 木や石、紙などの自然素材を多用。自然素材に近い色が多い
東洋風
アジアン&伝統的
- ・アジアン
- 藤、竹などの自然素材や素焼きなどの自然素材。カラーはダーク系
- ・和風&伝統的
- 和風。塗り壁、木、紙などの自然素材を多用
- ・和風&現代的
- 和モダン。洋風をミックスした和のインテリア
自分たちのインテリアイメージを絞り込むには、やはりたくさんのインテリア写真を観ることが大切です。たくさんのインテリア雑誌を購入する以外にも、住宅ポータルサイトの完成事例をみながら、自分にとってなじむインテリア・カラーを探し出す方法もおすすめです。
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