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2025年4月1日(火)
住む人を幸せにする「エコハウス」とは?
住む人を幸せにする「エコハウス」とは? 建築家 八納啓造
メインシリーズ「住む人が幸せになる家」とは別に、住む人を幸せにする「エコハウス」という視点で数回に渡りお伝えしたいと思います。エコハウスとは、「地球環境と人の環境に優しい家」のことを言います。最近では、低炭素住宅、自立循環型住宅、パッシブハウス、ゼロエネ住宅、LCCM住宅など色々なエコハウスが存在します。
エコハウスとは?
エコハウスの定義について解説します。「地球環境と人の環境に優しい家」とは具体的にどのようなものなのか、その基本概念を紹介します。
様々なエコハウス
違いは、家にかかる冷暖房負荷がどの程度か?が1つの軸になっています。例えば、ゼロエネ住宅は、年間の一次消費エネギーがネットでおおむねゼロになる住宅のことを言います。しかし、一般の方には、一次消費エネルギーなどなじみのない言葉でとっつきにくいでしょう。
住む人を幸せにする「エコハウス」という視点では、それぞれの違いを明確にして勉強するというよりも、自分たちの将来を含めて幸せに導いてくれるエコハウスとは何か?という視点で見ていけば良いと思います。
エコハウスの種類
低炭素住宅、自立循環型住宅、パッシブハウス、ゼロエネ住宅、LCCM住宅など、様々なエコハウスの種類を紹介し、それぞれの違いについて触れます。
エコハウスの視点
住む人を幸せにする「エコハウス」という視点では、それぞれの違いを明確にして勉強するというよりも、自分たちの将来を含めて幸せに導いてくれるエコハウスとは何か?という視点で見ていけば良いと思います。
住む人の幸せを考える
エコハウスを単なる省エネ住宅としてではなく、住む人の幸せに繋がる視点から捉え直します。それぞれの違いを理解するよりも、自分にとって最適なエコハウスを考えるヒントを提供します。
家の燃費性能
一般的に言うと「家の燃費性能」というのが分かりやすいかも知れません。車の燃費だと明確に年間のガソリン代が出るように、家の年間の光熱費などから算定される燃費がどれくらいか?がエコハウスのレベルを示す数字になってきます。車で言えば、最近はリッター35Kmという車も出ていますが、アメリカ車などはリッター3Kmという車もあります。ガソリン代は約12倍。これも、燃費が分かれば比べることが可能です。
同じように、家でも燃費の計算が出来ます。例えば、分かりやすいところでいうと、次世代省エネ基準の家の35坪ぐらいの家の年間光熱費は2014年現在は、約25万円ぐらいです。それが、次世代省エネ基準の約1.5倍の断熱性能を誇る家の場合は、光熱費は約半分ぐらいの12万円ぐらいになります。(全館冷暖房で比較した場合)差額は13万円。20年で、260万円の差になります。
しかし、次世代省エネ基準とその倍の性能の家をつくるための差額は、100万円程度。少し商売チックにいうと、100万円の投資で160万円儲かるのと似ています(笑)
「家の寿命は長い」ことから考えても、車以上に燃費という発想は大切です。
家の燃費性能
エコハウスを「家の燃費」という視点から捉えます。年間の光熱費から燃費を算出し、具体的な数値を用いて比較することで、エコハウスのレベルを分かりやすく説明します。
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