住宅関連記事・ノウハウ
2025年10月23日(木)
生かすか壊すか今の家?リフォームか建替えか?
空き家など社会問題に発展する住まいに向き合うために何をするか
建て替え新築は大手術のように家の問題を根治する印象があり、リフォームは内科的治癒のように少しずつ改善するイメージがあります。しかし長年住んだ家に手を加えるのは決断が難しく、結局何もしない
人が多いのが現実です。
しかし、放置している間に地震や親の介護などが迫り、結果として空き家化してしまうケースも少なくありません。全国の都心部の住宅地では、多くの空き家と空き家予備軍の高齢世帯が増加しています。都市全体の問題でもあり、私たちは住まいの健康診断・予防診断を考える時期に来ているのです。

家を建て替えるかリフォームするか、そのポイントは地盤と家の持ち
雨漏りや大地震をきっかけに対策するのではなく、元気なうちにわが家の価値を知り、予防的に“大手術”やリフォームを検討することが大切です。
| 選択肢 | 特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| 建て替え | 家を完全に新築 | 費用と期間が大きいが根本的解決 |
| 減築リフォーム | 一部を壊して間取り変更 | 費用を抑えつつ老後に適した家に改善 |
| 大規模リフォーム+賃貸併用 | 間取りを大幅変更し一部を貸す | 老後資金の確保や活用を兼ねる |

地震のために家を建て替える必要があるのか
国立競技場の建て替えの例のように、安易に建て替えを選ぶことの問題を考えましょう。成熟した国家や都市では、専門家の選定や長期的視点が不可欠です。家の建て替えも同様で、費用や耐久性、家族の生活を総合的に検討する必要があります。
30年持つかどうか分からない家に建て替える前に考えること
| 検討ポイント | 内容 |
|---|---|
| 不足しているもの | 今の家に何が欠けているかを把握 |
| 危険箇所と補修箇所 | どこを補強すべきか具体的に検討 |
| 費用 | 建て替えや補修にかかる費用を確認 |

震災7年後の石巻 まだまだ遠い復興の道のり
港の街は膨大な土砂でかさ上げされ、13mの防波堤や川の土手も建設中。元の景観は失われ、防災センターの遺構や結婚式場など、歴史的建物が取り残される状況です。壊して新たに街を作る難しさを目の当たりにしました。

頑丈な鉄筋コンクリート造の高野会館
を生かすことが復興に繋がる
東北沿岸部では、強固な鉄筋コンクリート建物が命を守る役割を果たしました。高野会館では津波の被害を受けつつも、多くの人命が救われました。こうした建物を生かすことが復興に直結します。

生かすか壊すかを冷静に判断するには
災害後の街や家を慌てて壊すのではなく、冷静に生かすか壊すかを判断することが重要です。若い世代に向けて、50代からのリフォームや住まいづくりは、長期的視点で判断することが求められます。
想像を絶する災害に太刀打ちするために必要なもの
阪神大震災や東日本大震災の経験から、耐震・防災のハード面だけでなく、避難やライフライン維持などソフト面の対策も欠かせません。少額の工夫や補強で、家族や街の命を守ることが可能です。
古い木造住宅に学ぶ、ちょっとの耐震強化が家や家族を救う
古い家でも、支えや突っ張り、抱き込み補強などの知恵で倒壊を防ぎ、家族を守ることが可能です。木組みや楔結合の柔軟性も見直され、省エネルギーや自給自足の自然住宅へ進化しています。

あきらめる
ではなく、日頃の心がけで災害は変わる
日頃の心がけや小さな補強・工夫で、家族や市民の命を守ることができます。都市部でも、ライフライン停止や延焼対策など、わずかな工夫で減災が可能です。
市町村で危険な箇所を事前にチェックする
自宅の地盤や街の危険箇所を知るために、市町村のハザードマップや造成図、地形図を確認しましょう。散歩や眺めることで、地形の高低や土盛り箇所も把握できます。

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