住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月29日(土)
有効な家づくり 都市は拡大しそして空洞化する?
都心は高齢化により過疎化が進みドーナツ現象が起きている
現在、住まいづくりの現場では異変が起きています。全国で空き家が増え続けており、その数は500万軒から800万軒とも言われています。さらに、将来的に空き家になりそうな予備軍を加えると、1,000万軒以上の空き家が存在することになります。こうした空き家の多くは都心近くにあり、都市の空洞化が進んでいることが見て取れます。

こうした高い地価の都心部の家屋敷は、デベロッパーによって次々と購入され、30坪弱の土地にぎりぎり三階建ての小さな家を密集させるミニ開発
が進んでいます。高級住宅地では、土地が高いため億単位の建売住宅は売れません。また、車庫のない3LDK以下の家も売れないため、家は最小化され、都市部ではミニ開発が進行しています。
一方で、臨海部や都市周辺では高層住宅が建設され、40階ほどのタワーマンションに若い家族が移り住む状況が見られます。これらのマンションは判で押したような2DKや3Kが多く、高額でも若い世帯には魅力的な選択肢となっています。
皮肉なことに、かつて都心には広大な住宅地が広がり、若い世帯は郊外のニュータウンやマンションに追いやられました。これが都市のドーナッツ現象
と呼ばれ、不経済で非効率な都市構造を生み出しました。今では、その都心住民が高齢化し、家族構成の変化や核家族化に伴い独居老人世帯や空き家が増加。住宅地は歯抜け状になり、都市の空洞化と過疎化が進み、本来のドーナッツ現象が現実化しています。

今こそ都市のこうした不効率を各区部や行政が手を差し伸べ、税制や融資などの新たな優遇措置を講じ、早くに空き家にならないような工夫をするなどが重要で、そこに今住む家族もあらゆる手段を講じて、早くに今後の生活設計をし、今の家の有効利用を考えたいものです。このことは、単純な計算をしても、都心の家全体がそれぞれ1戸か2戸の貸家にし、ミニ開発ではなく同居スタイルの家にリフォームすれば割安な家賃で若い世帯が都心に移り住み、庭付きの一戸建てに住めば、倍以上の世帯数の街となるのです。建て替えに比べ割安となり、家主にとっても老いの生活の糧ともなるのです。慌てて売り払ったり、建て替えにせずとも、今の家そのままで有効な都市の活性化となり、高齢化社会の一助ともなりうるのです。
人に任せるのではなく自らが立案計画をし、出て行った子世帯もその貸家に移り住むこともあるかも知れません。
防災対策の現状と課題
近年、各地で不可解な自然災害や異常気象が頻発しています。7月でありながら連日湿度100%の猛暑が続くなど、世の中の変化に不安を覚えることも少なくありません。特に都市やインフラの老朽化、住宅の急激な劣化、少子高齢化社会への具体策の不在が課題です。南海トラフ大地震への統一的かつ具体的な防災計画や減災対策も十分に整備されていません。
現在の政治や行政、企業、メディアでは、かつてのような活発な提案や意見が見られず、オリンピックなどのイベントへの期待が先行しているようにも感じられます。その結果、住民自身が防災を意識し、ボランティアなどに頼らざるを得ない状況が続いています。
こうした状況を踏まえると、今後の人口減少や医療・福祉、安心な生活環境の維持は容易ではありません。高齢者はさらなる貯蓄を余儀なくされ、企業は社内留保を増やし、資金の循環が滞る可能性があります。加えて、米中関係など外的要因が重なると、経済の閉塞や疲弊も懸念されます。この懸念が単なる思い過ごしであることを願うばかりです。
設備の老朽化など問題山積でも、地域や家族で協力し自身の身を守る!
高齢化と住まいの老朽化は、長寿社会において深刻な問題を引き起こしています。都市部では、高層住宅や高層ビルが次々と建設される一方で、インフラの老朽化や大地震の懸念が現実のものとなりつつあります。
都市に住む高齢者や独居者が増える中、私たちができる自己防衛策とは何でしょうか。まずは、現在ある家や自分自身、家族、近隣のポテンシャルを改めて見直し、できることを考えることです。いかなる事態にも身を守ることを最優先し、近隣の高齢者や児童の安全について話し合い、避難方法をケーススタディとして準備します。これにより、自分自身だけでなく、近隣も守ることができます。
社会全体に目を向け、自分や家がどのように役立てるかを考えることは、経済や子育て世代への支援にもつながります。老いても孫世代を見守り、ちょっとした支援を行い、下宿のように若い家族が同居できる工夫をするのです。
こうした形を契約同居
と呼び、互いのメリットを明確にした公正な関係を築きます。他人との同居によって世代を超えた見守りやサポートが可能となり、新しい時代の地域共存の知恵、わが家のミニ開発
となるのです。

西日本の豪雨洪水の際には、行政や政府の対応の遅れを改めて実感しました。こうした危機に備える意識は、自分や地域を守るために不可欠です。
選択肢はいろいろ けれどじっくり検討して家を選ばない現代
近年、自然災害や異常気象が増える中で、家づくりの意識も変化しています。以前のように家があれば良い
という時代は終わり、耐震性や安全性を重視した安心して暮らせる家
が選ばれる時代になりました。住宅供給者も、デザインや機能がある程度整った住宅を提供していますが、住まいを本当に自分たちのものと考える意識がまだ十分とは言えません。
家を持つことは高額で大変な選択ですが、わが家だけの住まいを創る
という意識が重要です。夫婦それぞれが、自分たちの生活や将来の生涯に合わせて家づくりを考えることが求められます。
家は趣味ややりたいことを形にするための手段でもあります。自分たちの生活や夢を反映させ、塾や教室、小さなコーヒーショップなどを家の一部として取り入れることも可能です。家を建てることは、自分自身を形にすることなのです。
土地探しは、まず幅広く探す
土地探しは、まず幅広く候補を集めることが重要です。希望条件を細かく限定せず、不動産屋に相談して複数の候補を見せてもらいましょう。建築条件付き土地や古家付き土地も含め、実際に現地を見て検討します。
- 候補は多くすること。街中でもあきらめずに探す
- 建ぺい率や容積率などの条件を活かし、割安な土地を見つけることも可能です。まずは仮押さえして次のステップに進みましょう。
設計者との相談も早めに始めることが大切です。候補地の情報を基に、どのような家が建てられるか一緒に検討してもらいます。

興味のある情報をクリップしてまとめる
自分に合った設計者を見つけるために、雑誌やコラムから気になる事例をクリップし整理します。自分たちの希望や夢を聞いてくれる設計者かどうかを見極めることが大切です。
- 建築家を探す際は、勇気を持って訪問する
- 足しげく訪問し、自分たちの希望をぶつけることが重要です。設計料も総費用の一部として計画に含めましょう。
- 建築家は住まい完成までの全てをサポート
- 土地選定から施工者選定、完成チェックまで設計監理業務として対応してくれます。


購入した土地へ宿泊し周辺環境を確認
土地にテントを張り、家族で泊まりながら周辺環境を確認します。近隣への挨拶も忘れず、地域との関係も築きましょう。こうした情報を設計者に伝え、新しい住まいに反映させます。
家族がどこで、どのように暮らすかを初めに考える
まず家族の居場所を考え、食事、居住、睡眠の場を敷地に○で描きます。これを場取り
と呼び、家族でゲーム感覚で配置を楽しむことが大切です。気に入った配置を設計者に渡し、玄関や階段などは専門家に任せます。


場取りは、家族がどこでどう暮らすかを楽しく考えるプロセスです。具体的な間取りの細部は設計者に任せましょう。
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