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30件以上のバリアフリー住宅の実例から紹介!部位別の間取りやバリアフリー例も解説

執筆・監修:ハウスネットギャラリー事務局 早坂淳一

更新日:2024年3月11日

30件以上のバリアフリー住宅の実例から紹介!部位別の間取りやバリアフリー例も解説

バリアフリー住宅とは、「高齢者の介護のため」「体に障害がある人のため」というイメージが強いですよね。
しかし、家は自分の代だけではなく子供に引き継がれていくことも多く、何十年も今後住むことになるものです。いま家族に高齢者や障がいを持っている方がいなくても、新築や建替えの際にバリアフリーを意識して設備や間取りを整えておくことで、誰もが暮らしやすい家になるでしょう。
ハウスネットギャラリーでは、施工会社が実際に建てた【バロアフリー住宅】の事例から、間取りのコツや建てる際のポイントなどを簡単にご紹介していきます。

誰もが暮らしやすいバリアフリー住宅の3つのポイント

長年住む家、歳をとってくると至る部分に不満が出てくるのも事実です。たとえば足腰が弱ると、お風呂の浴槽を跨ぐのも一苦労。トイレも座ったり立ったりという動作に体が堪えることもあります。ちょっとした段差にもつまづくようになることも。
また歳とは関係なく若い方でも、仕事で疲れていたり病気になったときなどは足元が不安になることもあります。小さなお子様にとっても少しの段差や階段で思わぬケガをすることも考えられます。また介護のために、玄関や廊下など全てのスペースを広く設計するバリアフリー住宅では、どの世代でも暮らしやすい空間になることは間違いありません。

そんな全世代が安心して暮らせる「バリアフリー住宅」で、気を付けるべきポイントを簡単にまとめていきます。

掲載事例:「和の暮らしを現代風にアレンジ」 不二建設株式会社

掲載事例:「和の暮らしを現代風にアレンジ」 不二建設株式会社(こちら
子供も安心して暮らせる無垢材をふんだんに使った住まい。そのまま寝転んでも快適さがポイント。

ポイント1 段差を解消すること

つまづきやすく、車いすも通りにくい段差は、バリアフリーの最大のポイントといえます。小さな段差のほうが、目視しにくいことからより危険です。介護者の負担も大きくなるのでフラットな空間づくりを心がけましょう。
段差の解消法として、床を上げたり、段差解消用の部材を設置するなどがあります。どうしても段差をなくせない場合は、段差のある箇所の色を替えて、わかりやすくすることも重要。また足元を照らすフットランプも効果的です。

ポイント2 転倒を予防すること

移動の際の転倒防止に、手すりの設置は有効です。
主な設置場所としては玄関やトイレ、浴室、廊下など。どうしても段差が生じてしまう場所には、室内用のスロープなどを設置すると安心です。

ポイント3 温度差をなくす

ヒートショックの予防もバリアフリー住宅では必要不可欠。建物の中の温度差は、住まいの快適さを失うばかりではなく、結露やカビ・ダニの発生原因ともなります。冷暖房や換気設備を適切に配置し、部屋ごとや廊下との湿度差を少なくするためにも住宅の気密性・断熱性を高くすることが重要となります。

上記であげたようなポイントを押さえて、「バリアフリー住宅」を建てることで、どの世代でも安心して暮らせる住まいになることは想像に難くありません。

続いては、バリアフリー住宅を計画される方で特に悩まれる「間取り」のポイントをご紹介します。(こちらから

▼ハウスメーカー・工務店・建築家の建てたバリアフリー住宅の施工事例を30件ほど集めました。ぜひご計画の参考にご覧ください。

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バリアフリー住宅の間取りは1階で生活を完結させる

バリアフリー住宅の間取りでは、要介護者とそれ以外の家族の意見を良く検討することが必要です。理想は「近すぎず、離れ過ぎず」。そんな最適なプランをご家族で見つけるためのポイントをここではご紹介していきましょう。

掲載事例:「太陽熱利用の小振りな木の家&エコハウス」 光設計

掲載事例:「太陽熱利用の小振りな木の家&エコハウス」 光設計(こちら
内装材や断熱材などは自然素材を使用し、家全体が呼吸することで室内の湿度を調整した省エネルギーな住まい。

まず、要介護者の居室で配慮すべき点は、1階に居室は配置すること。やはり足腰の問題もあることからワンフロアで全ての用が終えられるように工夫することが大切です。
玄関・リビング・ダイニング・キッチン・寝室(要介護者の居室)・トイレ・洗面・脱衣室・浴室は、同じ階にあることが理想的。

要介護者の居室近くには、LDK・浴室・洗面・トイレを配置すること

特に、寝室とトイレはすぐ近くに設けること。高齢になるとトイレの使用頻度も高くなるので、部屋のすぐ近くにトイレを設置することはマストでしょう。

介助者である家族も様子を確認しやすいように、LDK等から行きやすいような間取りにすること

居室の位置については、最も悩むポイントの1つです。
LDKと要介護者の居室を繋げることで、家族とのコミュニケーションが図りやすいというメリットがあります。また、何かあった時も直ぐに気づくことができるという点もメリットです。しかし、要介助者が寝たきり状態の場合などは、トイレで排泄できなくなることも考えられるため、近すぎれば双方でストレスに感じてしまうことも考慮する必要がります。

どうするかは家族できちんと話合い、納得いく位置を見つけることが大切です。

何かあった時にも直ぐ知らせてもらえるように呼び出しブザーなども利用すると便利でしょう。

家全体で、段差を極力少なくする工夫も非常に重要

多少の段差でも高齢者はケガをする恐れがあります。転倒などして骨折により、入院ともなれば、それをきっかけに体力が衰えることや、認知症になるなどのリスクが発生します。

上記の原因をつくらないためにも、家の中は、段差を設けないよう注意しましょう。具体的な段差をなくすポイントについては、この後取り上げていきます。

火を使わないオール電化がおすすめ

バリアフリーというと、段差を設けないことなどを重視しますが、高齢になると火の不始末による火災が多くなります。その火災の不安を排除することも立派なバリアフリー住宅のポイントの1つです。

オール電化住宅にすると、調理・空調・電気・給湯などを全て電気で賄ってくれるため、火災の原因である火を使うことはありません。
オール電化では火を使わないだけではなく、お湯や暖房なども通常より安く利用できます。給湯は「エコキュート」を利用し、安い深夜電力を使って夜の間にお湯を沸かしそれを日中に使います。さらに暖房もその「エコキュート」の熱を利用し床暖房や深夜電力で蓄熱した熱を暖房として利用する「蓄熱ヒーター」などが使われます。

もちろん、オール電化にしたとしても効率よく暖房が利くように、家そのもののつくりは非常に重要となります。気密・断熱に注意を向けて、より快適な空間で生活できるような配慮も忘れずに。

現在では、地球環境にも優しい暮らしの実現に向け「住宅の省エネルギー化」が大きな課題となっています。それが「ZEH・ゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」と呼ばれるもの。ZEHとは、高断熱な性能の住宅をベースに高効率機器やHEMSによる「省エネ」、太陽光発電などによる「創エネ」を組み合わせることで、住まいの年間で利用するエネルギー消費量がおおむねゼロになる住まいのこと。
オール電化よりさらに進化した「ZEH」。家づくりの際はぜひ注目してみてください。

続いては、バリアフリー住宅の間取りについて、さらに詳細な部分別のポイントをご紹介しましょう。(こちらから

▼ハウスメーカー・工務店・建築家の建てたバリアフリー住宅の施工事例を30件ほど集めました。ぜひご計画の参考にご覧ください。

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浴室やトイレ、玄関をバリアフリーにする際のポイント

ここでは浴室やトイレ、玄関まわりをバリアフリーにする際のポイントをご紹介していきます。
部位によって検討すべき項目は様々です。ただ手すりを付ける、段差をなくすといった基本的なことだけではなく、より快適に暮らすためのポイントをまとめていきます。今すぐに介護が必要ではなくても、将来的に取り入れるために新築段階である程度想定しておくべきポイントも多くあります。こちらを参考に検討をすすめてみてはいかがでしょうか。

部位別のポイント
・お風呂 広さと転倒防止のための安全性を優先
・トイレ 自立して使用できるよう配慮し、位置も要検討
・玄関まわり 段差は適度に設けるなど調整することがポイント

掲載事例:「大理石フロアのここちいい家」 株式会社ホームラボ

掲載事例:「大理石フロアのここちいい家」 株式会社ホームラボ(こちら
使いやすい引き戸のユニットバス。入口も広さを確保することで、将来的にも安心です。

浴室のバリアフリーは介護者と一緒に入れる広さと滑りにくい床材を採用すること

バリアフリー住宅は、まず最初に浴室について検討することをおすすめします。導入する設備によって大きく金額が異なるため、家づくりの総額にも響いてきます。意外に知られていない、お風呂のバリアフリーは費用的に一番出費がかさむという事です。例えば、寝たきりの介護者がいる場合、バストリフトの導入を検討すると数百万という費用がかかることもあります。
また、お風呂に入る際に介助者が必要な場合は、特に様々な点に注意が必要です。

・出入口は広く設けましょう
ポイントは、出入口の広さと段差。出入口は人が2人通れるように開口を大きくとることが基本。介護のことも考え65cm以上の幅を設けておくように心がけましょう。そのために、ドアは通常の折り戸よりスライド式にすることで開口部を広く設けることができます。また、脱衣所と浴室の段差はなくすように注意しましょう。

・手すりはL字型が最適
浴槽と洗い場の両方に設置しておくのが理想的です。転倒防止になるので、よく検討して手すりは設置しましょう。また、手すりはI字型ではなくL字型がおすすめします。L字型は横と縦がひとつになった形のため、立ち上がりの動作がしやすいことが特徴。

・浴槽は浅めの形状が最適
浴槽を選ぶ際は、長さと深さに注意しましょう。一般的に跨ぎやすい理想的な高さは42cmと言われています。

浴槽には3タイプあり、バリアフリーに適していないのは「和式」の浴槽です。基本サイズは、長さ80~120cm・深さ60cm、深くひざを折り肩までしっかりつかって入浴できるのが特徴。注意すべきは、水圧による影響で身体が収縮し、呼吸運動や心臓の働きが活発になりやすい点。心臓病や高血圧、高齢者の方がいるご家庭では避けたほうがいいでしょう。
和式とは別に「洋式」の浴槽は浅く長い形状が特徴。基本サイズは、長さ120~180cm・深さ40cm、寝るような姿勢で入浴でき体に無理な圧迫をかけません。また、介護者を浴槽に入れる際に縁が低いので入れやすいというポイントもあります。難点は、肩までしっかりつかることが難しいため寒さを感じやすい点や、浅いので滑りやすいという点は注意が必要です。

バリアフリーに最もおすすめなのは、上記の2タイプの長所を合わせた「和洋折衷式」の浴槽。基本サイズは、長さ110~160cm・深さ45cm、肩までつかることができ、適当に体も伸ばすことが可能なため、身体に無理な圧迫をかけません。

・床材
気を付けるべきは転倒。高齢者が家の中で怪我をする確率の高い場所がお風呂場です。床材は転倒防止のために、滑りにくい材質のものを選択しましょう。

・介助用品
介護者がいる場合は、シャンプー用の椅子や、浴槽の出入りに役立つ補助台なども設置すると便利でしょう。

介護者が自分で入浴できる状態であれば、上記の全てを新築時に工事する必要はありません。ただし、後々のリフォームで高額になりそうな箇所だけでも新築時に取り入れておくことがポイントです。例えば、出入り口の幅や浴槽のタイプは新築時に検討しておくといいでしょう。

掲載事例:「完全バリアフリーの家」 諫早建設株式会社

掲載事例:「完全バリアフリーの家」 諫早建設株式会社
洗面・トイレ間での移動も楽なトイレ。大開口で車椅子でも安心です。

トイレは一人でも自立して使える工夫と、位置をよく検討すること

1日に何度も利用し、介護者も介助する側も非常に気をつかうのがトイレ。そのため、介護者が1人でも行けるトイレにすることが理想的です。

何より大切なのはトイレの位置。高齢者になればトイレを利用する頻度も高くなります。夜間は転倒のリスクも高いため、高齢者の居室・寝室から近い場所にトイレを設置することが重要。
寝室とトイレの位置関係が遠い間取りは避けるよう心がけましょう。

・トイレの広さは、車椅子でも余裕をもたせることが基本
一番気をつけるポイントとしては、トイレの広さです。車椅子でも、介護者と介助者が2人同時に入ったとしても余裕のある広さを確保しましょう。

・出入口も車椅子でも通れる余裕のある広さを確保
トイレ空間の広さと同様に、出入口も車椅子や2人同時に通っても余裕のある広さが理想的。介護者と介助者が出入りしやすいようにドアは引き戸タイプを選びましょう。また、出入り口を2ヶ所設けておくこともポイント。トイレで最も多いのが洗面所と隣り合う間取りです。通常は入口がトイレと洗面に1つずつあるため、2回ドアを開けて・閉めてという動作が必要ですが、トイレから洗面所側へ直結する出入口を設けることで、無駄な動きがなくなり介護者にとっても使いやすくなります。

・手すりはL字型を選び、便座の左右に配置すると効果的
ポイントは2つ設置することで、介護者と介助者の双方が使えるようにすること。

・トイレの種類
トイレを選ぶ際は、立ち座りをサポートしてくれる設備の採用も検討しましょう。便座が昇降するタイプのトイレは高齢者の足腰への負担軽減と自立をサポートするのに最適です。

・壁面暖房機を設置して、温度差を改善する
トイレは冬場に冷んやりするので、居室との温度差が高い場所です。温度差によるヒートショックを予防するためにも、暖房機の導入は検討しましょう。

掲載事例:「四世代・二世帯家族の家」 パナホーム株式会社愛知支社

掲載事例:「四世代・二世帯家族の家」 パナホーム株式会社愛知支社
駐車スペースから緩やかにつながるフロープ。足腰が弱っても安心して外出できる工夫の1つ。

玄関は段差ではなくスロープが効果的

玄関で最も検討が必要なのは、玄関アプローチの段差問題を解決するスロープの設置と、靴を脱いで上がる部分の上がり框(かまち)の段差は身体に負担がかかる部分です。
玄関に入るまでのアプローチはどうしても段差ができてしまいますが、スロープを設置することで段差ではなく緩やかな昇り坂となるため効果的です。ただし計画段階で、車椅子などの介護者がいなければ重要度は下がりがちな点でもあります。しかし将来的なことも見据えて新築時にスロープまで作っておくべきかを家族でしっかり話し合っておきましょう。スロープを設置することは、介護者やご高齢の方だけではなく妊婦さんやお子様にとっても安心です。

・スロープは傾斜角度に注意
なるべく緩やかな傾斜が理想的です。ただしスペースの問題で理想通りの傾斜にならない場合もあります。また現状で車椅子利用者がいる場合には、スロープは玄関アプローチだけではなく、玄関内に設置することも検討しましょう。

・玄関ドアは引き戸がおすすめ
バリアフリーを検討するなら、ドアは扉タイプではなく引き戸のタイプがおすすめです。さらにドアに物や人が挟まれないようにドアクローザーを調整してドアの閉まるスピードをゆっくりにするなど工夫しましょう。

・上がり框
上がり框(かまち)は通常20~25cmくらいの物が多いのですが、バリアフリーの場合は11cm以下の低い段差が望ましいです。

・手すりの設置
介護者がいる場合は、その介護者の身長や利き腕によって設置個所を調整しましょう。靴を履いたり脱いだりする際に手すりがあると楽に脱ぎ履きができるため、その点を考慮して上がり框の付近には手すりを設置すると便利です。

・補助ベンチ
高齢者や介護者が自分で靴を脱ぎ履きしやすいように、腰掛用のベンチを設置することも考慮しましょう。

続いては、廊下やキッチン、洗面のバリアフリーのポイントについてご紹介します。(こちらから

▼ハウスメーカー・工務店・建築家の建てたバリアフリー住宅の施工事例を30件ほど集めました。ぜひご計画の参考にご覧ください。

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キッチンや洗面、廊下をバリアフリーにする際のポイント

前回から引き続き、部位別のバリアフリーのポイントについて、ここでは廊下やキッチン、洗面をご紹介していきます。

部位別のポイント
・廊下や階段 幅は新築時に広めに設けることが重要
・キッチン 座ったままでも調理ができるキッチンを選ぶ
・洗面台 高さを低めにするのがコツ

掲載事例:「車イスの僕と妻が楽しいガレージハウス」 株式会社クリエすずき建設

掲載事例:「車イスの僕と妻が楽しいガレージハウス」 株式会社クリエすずき建設(こちら
階段の踏板の高さは通常の約1/2の高さにし、中二階の廊下も車椅子でも楽々通れる広さを確保しました。

廊下や階段の幅は通常よりも広めに、最低でも90cmは確保する

車椅子での生活を考え廊下の幅は広くすることがポイント。
標準仕様であれば幅は78cmが一般的ですが、この幅では車椅子が通るだけで一杯。手すりの設置や車椅子でのUターンを検討した場合は、より広めの廊下幅を確保することが必要です。また、リフォームで廊下や階段などの幅を広げる工事は大変困難な上、それなりに費用がかかってしまいます。なるべくであれば新築時に対応することが望ましいでしょう。

・車椅子の最低有効幅は90㎝程

・手すりの幅も利用者に合わせて選択すること
女性は男性に比べ手も小さく握力も弱いため、なるべく握り幅が小さめの手摺りを設置するなどの工夫が必要です。

・床材も傷に強い頑丈なものを選ぶ
廊下は車椅子でも傷がつきにくい堅めの素材を採用し、階段は滑りにくい素材を採用するよう心がけましょう。お子様がいるご家庭であれば、滑りにくい階段などは安心できます。

・階段は緩やかな段差を意識すること
段差は低く、踏み台スペースを広く確保することが理想的な階段です。もちろんかなりのスペースが必要となりますので、ご予算なども含めよく検討しましょう。
また直線的な形状より、U字型の形状の方が段差を緩やかにしやすく、途中で休憩できる工夫も盛り込みやすい点からおすすめです。万が一にも転倒した場合、被害を最小で済む可能性が高いのもU字型の階段です。

・補助ライトの設置も有効的
足元を照らす補助灯を設置するとさらに安心です。介助者も足元が明るいだけでサポートがしやすくなります。

掲載事例:「完全バリアフリーの家」 諫早建設株式会社

掲載事例:「完全バリアフリーの家」 諫早建設株式会社
手すりも付けて足元が開いているので、座りながらも調理が可能な造作キッチン

キッチンは座ったまま調理できることがポイント

足腰を痛めたり、または年齢により弱ってくると、立ったままで調理するのは厳しいものです。そんな時、座ったまま調理できるキッチンを選ぶことが重要です。

キッチン製品の中には、高さを調整できるキッチンもあります。少しお値段は高くなりますが、調理をする人の高さに合わせることが可能なため、体への負担も減り、キッチンの使い勝手が改善すること間違いありません。高齢になり座って調理をしたい時でも、高さを調整できるのは魅力です。合わせて、シンクやコンロの下に車椅子の入るスペースを設けておくと、さらにキッチンの使い勝手は向上します。
キッチン本体だけではなく、収納棚なども現在はリモコン操作で昇降する商品もあります。特にキッチン上部に設置される吊戸棚は、高さによって非常に使いにくいものも多くありました。ものの出し入れがし難い棚は使わずに無駄スペースになることも。そなんな吊戸棚も可動式の収納棚にすることで、物の出し入れがしやすく使いやすい収納スペースが確保されます。またキッチンなどの水を使うスペースは、水に濡れても滑りにくい床材を採用することで転倒によるケガを防ぐことに繋がります。

掲載事例:「平屋でのんびり快適に暮らす家」 株式会社マインドハウス

掲載事例:「平屋でのんびり快適に暮らす家」 株式会社マインドハウス(こちら)
高さを低く調整し、さらに足元を開放した造作洗面台は、高齢者や車椅子の方でも利用しやすいポイント

座った状態で使いやすい洗面台が理想的

車椅子生活になった時のことを想定して、座った状態で使いやすい高さにすることがポイントです。健康な大人には低いかも知れませんが、子供や高齢者には便利な洗面台になるでしょう。
ポイントは洗面下の収納スペースを取り払い、車椅子など座ったままでも洗面台に近づけるようにすること。収納スペースは別戸棚などを設けることも想定し、洗面スペースは新築時に広めに設定しておくことが望ましいでしょう。

続いては、気になるバリアフリー工事の価格についてご紹介します。(こちらから

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バリアフリー住宅の工事費は標準仕様にバリアフリーが含まれている会社で比較

バリアフリー住宅は利用できる補助金が多くありますが、残念なことにそのほとんどがリフォームで新築に特価した補助金はありません。
しかし近年では、バリアフリー住宅が当然となっている場合もあり、標準仕様でバリアフリーに対応している会社も少なくありません。つまり、バリアフリーにするからといって新築時の坪単価が通常よりが高くなるとはいえません。もちろん依頼する建築会社によって仕様は異なりますので、どこまでが標準仕様に含まれているのか、バリアフリー設備はどんなものがあるのか事前に確認しておきましょう。

掲載事例:「スキップフロワーのあるバリアフリーな家」 株式会社千葉工務店

掲載事例:「スキップフロワーのあるバリアフリーな家」 株式会社千葉工務店(こちら
障害のある人でも住みやすい普通の家をつくることを目的とした住まい。リビングにはホームエレベーターを完備。

またバリアフリーに住宅を計画する際の費用感については、以下2つのポイントをおさえておきましょう。

【ポイント1】要介護者のいる場合 主に設備のグレードによって費用が大きく異なります

もし希望するバリアフリー設備が標準仕様に含まれていないのであれば、他の建築会社と比較すること。また他の建築会社で標準仕様に入っている場合は、それを伝え交渉してみましょう。もちろん交渉する設備にもよりますが、他社では採用されているものであれば標準仕様に組み込んでくれる可能性も高くなることから交渉の余地はあります。

【ポイント2】直ぐにバリアフリーが必要ではない場合 入口や階段、廊下の広さや段差などリフォームで対応するには難しい箇所のみ工事しておくと効果的

後々車椅子になった際のことを考慮して新築時に、廊下や階段の幅は通常より広めに設計しておくといいでしょう。また玄関や各部屋への入口なども、通り抜けがしやすいように幅を広めに確保することや、全ての出入り口を引き戸にしておくと便利でしょう。また玄関アプローチも現在は特に問題なくても少しの段差が歳を重ねると堪えることもあります。将来的にスロープを取り入れる際に面積が必要となる部分でもあり、簡単にリフォームできないため、それを考慮して新築時にある程度の広さを確保しておくことが望ましいでしょう。
これらの工事内容はリフォームする際に、大掛かりな工事になる場合が多く、予想以上に費用がかかります。工事費のかさむものは、新築時に対応しておくことをおすすめいたします。

ではここで、一般的なバリアフリーの工事価格を部位別に見てみましょう。

■玄関アプローチにスロープを設置 500,000円~
■バリアフリー対応お風呂の導入(滑りにくい床材、間口の広さ、お風呂自体の費用と設置費用含め) 600,000円/1箇所 ~
■車椅子に対応した洗面台の導入 450,000円/1箇所 ~
■バリアフリー対応トイレの導入(滑りにくいクロス、間口の広さ、トイレ自体の費用と設置費用含め) 400,000円/1箇所 ~
■手すりの取付け(手すり自体の代金+設置費含め) 50,000円/1本 ~
■廊下の幅 900mm以上へ 500,000円 ~
■滑り止めの設置 4,000円/1m ~
■引き戸の設置 40,000円/1箇所 ~

上記は、あくまで参考の価格帯です。新築時にバリアフリーを意識した住まいを計画される場合は、建築会社にその旨を伝え、今すべき工事とリフォーム時に追加した方がいい工事なのかをきちんと精査できるよう提案してもらうことがポイント。
現在、介護を必要としている方がいらっしゃる場合でも、定型にはまった提案ではなく、介護者と介助者の意見をヒアリングしてそれをまとめた提案のできる建築会社は間違いありません。

最後に、バリアフリー住宅を成功させる秘訣を簡単にご紹介します。(こちらから

▼ハウスメーカー・工務店・建築家の建てたバリアフリー住宅の施工事例を30件ほど集めました。ぜひご計画の参考にご覧ください。

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満足度の高いバリアフリー住宅を建てる秘訣は、適度な距離を保つこと

バリアフリー住宅で何より大切なことは、介護者に合わせた住宅をつくること。
ただ知りえた情報を頼りに、バリアフリー住宅を完成させてしまうと、いざという時に使いにくいバリアフリー要素が増え、無駄な手間がかかることになります。

掲載事例:「思い出を引継ぎ新たな歴史を刻む無垢の家」 株式会社カツマタ
掲載事例:「思い出を引継ぎ新たな歴史を刻む無垢の家」 株式会社カツマタ

掲載事例:「思い出を引継ぎ新たな歴史を刻む無垢の家」 株式会社カツマタ(こちら
分離型二世帯住宅。段差をなくしたフラットな空間。洗面、トイレはひと繋ぎの空間とすることで安心感があります。

その家に住む人によってバリアフリーの必要な箇所や設備は異なるからです。実際に使用する人の目線で考え、最適なバリアフリー住宅をつくることが何より大切ということです。

手すりの位置や太さ1つにしても、スロープの勾配にしても、実際に介護者の身体の状態に合わせて最適な設置場所があります。例えば、左半身不随の家族がいる場合に手すりを左側に付けても意味がないというのはお分かりになるかと思いますが、そのような細かい要素を1つ1つ解消してバリアフリー住宅は出来上がります。
もし現在、介護を受けているご家族がいるのであれば、その介護士やヘルパーさんへ意見を求めるのも成功への近道です。実際に介護を担当している人であれば、介護者の特徴も把握しているので、最適なアドバイスがもらえるはずです。

バリアフリー住宅では、適度な距離感を保つことが基本

バリアフリー住宅で大事なのは、「手は出し過ぎず、目は離さず」です。少しでも自立して行動できるようサポートする要素は必ず残しておきましょう。全て介助者に任せてしまうと、どんどん負担も大きくなるため介護者の自立心を促すことが必要です。

何より介護者と介助者の気持ちや意見を優先しなければなりません。満足度の高いバリアフリー住宅にするためにもその点を忘れてはいけません。

バリアフリー住宅は通常の住宅より様々なことに注意が必要です。介護者と介助者、そして同居するご家族も快適に暮らすことのできる家が理想的。
そのような快適な住まいを実現するために一番重要なポイントは、依頼する建築会社にバリアフリー住宅での実績があるかどうか。依頼するタイミングに合わせて、最適な提案をしてくれる会社を選ぶためにも、バリアフリー住宅の実績を確認し、必ず1社ではなく3社ほどで比較・検討することをおすすめいたします。比較することで、プランの善し悪しや全体費用の比較はもちろん、標準仕様に含まれるバリアフリー設備の違いなども確認することができるので、納得して依頼することができるでしょう。

バリアフリー住宅を計画する際は、実績のある会社選びが重要です。

住生活コンサルタント 早坂淳一 ネクスト・アイズ株式会社

早坂淳一 保有資格:AFP(日本FP協会認定)/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/一般社団法人生命保険協会認定/シニア・ライフ・コンサルタント/

工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在はハウスネットギャラリーを運営する第三者機関ネクスト・アイズ(株)にて、住宅コンサルタントとして活躍中。

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