住宅関連記事・ノウハウ
2025年1月11日(土)
住宅の家電化が加速化する一方で、住宅に対する意識はほとんど変わらず
家電の進化
住宅と家電の融合がもたらす未来

住宅の家電化がどんどん加速化してますが住宅に対する意識は昔とほとんど変わらずこのところ、住宅の家電化がどんどん加速化しているように感じています。毎年1月、米・ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大の家電展覧会、「International CES」で明らかになったことは、「携帯電話に起きたことがテレビにも起き始めている」こと。
Android搭載カーナビに代表される、カーエレクトロニクスとの融合は、車車間通信のほか、走っている街中の店舗が開催するイベント情報など「街との通信」、公共交通機関の状況確認「公共交通機関との通信」、駐車場の空き情報などの「民間企業などとの通信」が近日中にはあたりまえになることが予測されています。となると、白物家電(洗濯機・冷蔵庫など)がつながるのも時間の問題です。

実際に、Android搭載洗濯機やAndroid搭載冷蔵庫は量産前の試作機がすでに発表されておりますし、アプリとして公開されている「冷蔵庫チェッカー」というAndroidプログラムは、「BIGLOBEグルメ」と連携することで、冷蔵庫に入っている食品を利用できるレシピを検索できるようになります。

自動車やデジタル家電、そして白物家電がつながったとすると、その受け皿となる住宅が『光ファイバーで外だけしかつながっていない』のも不自然な話。ごく自然な欲求として、家のなかで起きること。気に入ったテレビ番組を勝手に撮り貯めすること(観る時間があるかどうかは別として)をはじめ、冷蔵庫の中身を自動的につねに管理して足りない生鮮食品をネットスーパーで自動発注、なんてことは十分に考えられることです。このような動きは、たとえばパナソニック電工が先日発表した「ECOマネシステム(電気・ガス・水 計測タイプ)」に代表される、ライフラインの見える化が誰でも選べるようになることをはじめ、大阪ガスと積水ハウスが「スマートハウス」で3年間の居住実験を始めたことなど、ものすごい勢いで住宅のスマート化・見える化が進んでいることからもうかがえます。

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