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2025年11月29日(土)
システム収納の考案
システム収納の考案
『造作収納に求められた進化』で述べたような要望を、解決へ導いたのが、設置後でも使用目的に応じて自由に変更可能な“システム収納”です。
システム収納が世間に登場してからは既に約20年程が経ちますが、まだ認知度は低く、特に利用方法が可変の収納という理解が乏しいため、最大限の力を発揮できていないのが現状です。可変というのは、内部のパーツを変更するだけの簡単な変更はもちろん、扉色やデザインの変更でイメージチェンジをしたり、また、工事は必要になりますが、システムの組み換えにより追加や移設、使用目的の変更までを可能にします。
システム収納は、使用目的変更のためリフォームをせざるを得なくなるまでの時間をできるだけ長くすることができると考えられます。この長寿命は、社会全体から見ても「エコ」思想の現代に相応しい収納家具と言えます。
システム収納の使用目的変更例
- デスクスペース+物入れ収納
- クローゼット収納

- システム組み替えにより使用目的変更
- ・本棚収納
- ・TVボード収納

- ※システム組み替えにより使用目的変更

システム収納のメリット・デメリット
システム収納は、先に述べた置き家具と造作家具のいわば中間的存在で、両方の利点を合わせ持ち、欠点を補っている収納です。そして新築やリフォーム計画の際、造作収納と同じく建物の間取りを決定する際に合わせて収納部を計画することが多いです。建物と一体化させるのでコーディネーターや設計士の方、またはシステム収納メーカーからの提案が不可欠となります。一般的には下記のような特徴がありますので、確認した上でやはり「どのような使い方をしたいか」「どのように見せたいか」などを提案して頂く方へ詳しく伝えることが非常に重要になります。
| システム収納のメリット | システム収納のデメリット |
|---|---|
| ・ライフスタイルの変化に伴い、利用目的の変化に対応できる。(専任の工事が必要な場合有り。) ・比較的素材のバリエーションが多く価格の設定幅が広いため幅広い用途に利用可能。 ・パーツの組合せによりいろいろな間取りや寸法に対応可能。 ・建物に作り付けるため、耐震性が高い。 ・規格化により材料費など削減し低コストを実現。 ・各メーカーショールームにて実物を見てイメージしやすい。 | ・システムに合わない場合調整材での調整が必要。(メーカーによっては規格外の特注製作も可能。) ・特注の場合コストが大幅に上がってしまうことがある。 |
システム収納の種類
パネルタイプ
規格化されたパネルやパーツを組み合わせて構成されています。縦・横のパネル材とその他パーツの組合せであらゆる間取りや使用目的に対応できる。ボックスタイプと違い、収納内部の中仕切り板が二重になることが無く、全体で一つの家具のようにスッキリとすると共に無駄な材料やスペースを使うことなく高い収納力を実現できます。

ポール式タイプ
上部を壁面に固定したポールを軸とした収納です。サイドポールを上部で壁面に固定し、ポールの間に棚板などのパーツをはめ込んでいく構成となります。デザインで見せるための収納から、ウォークインクローゼット内部の収納まで幅広くご利用頂けます。

ボックスタイプ
キャビネット(箱型収納)で構成された収納です。キャビネットと扉材の組合せで多彩なデザインに対応できます。

システム収納の施工例
玄関収納(パネルタイプ)

書棚収納(ポールタイプ)

クローゼット収納(パネルタイプ)

ウォークインクローゼット収納(パネルタイプ・ポールタイプ)



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