無料新規会員登録

掲載情報件数

完成事例 1547 件 | ハウスメーカー 21件 | 工務店 65件 |建築家 12 件 | リノベーション

  1. HOME注文住宅のハウスネットギャラリー
  2. 住宅関連記事・ノウハウ TOP
  3. インテリア
  4. 秋を豊かに演出する和のアイテム ~この秋、和を愛でる~

住宅関連記事・ノウハウ

住生活情報マガジン 余はく 秋を豊かに演出する和のアイテム ~この秋、和を愛でる~

この秋、和を愛でる

秋めく季節の過ごし方 和を愛でる秋行事をご紹介します

木々が色づき、実りの秋を迎えるこの季節、日本の文化である「和」を見直してみませんか。「和」には、「日本的な」という意味だけでなく、「穏やかさ」「仲良くすること」といった意味も含まれています。日本の歳時記には、人と人の心をつなぐ知恵が詰まっています。温かい人間関係は、心豊かな生活に不可欠です。秋を豊かに過ごすために、和の行事の魅力に迫りましょう。

色づく季節、日本らしい季節感を愛おしむ

五感を澄ませて、紅葉、虫の音に秋を感じる季節
五感を澄ませて、紅葉、虫の音に秋を感じる季節

秋には暮らしに根づいた歳時記がたくさん

立秋を過ぎると、暦の上では秋になります。実際の感覚では、9月から11月頃までが秋と言えるでしょう。特に9月は、夏の空気と秋の涼しさが混ざり合う季節です。「秋分の日」を過ぎると、夜が長くなり、虫の声が聞こえ、秋の草花が風に揺れるなど、秋の風情を感じられます。9月には、十五夜、重陽、彼岸など、生活文化に関連した様々な行事が行われます。10月になると秋は深まり、新米や果物などが実りの時期を迎えます。空や空気は澄みわたり、山々の葉が色づき始めます。11月に入り立冬を迎えると、「酉の市」や「七五三」などが行われ、街は秋らしい賑わいを見せます。

紅葉、虫の音、秋の風…五感を澄ませて季節を味わう

秋は、日本の自然や文化を五感で味わうのに最適な季節です。窓を開けて、秋の風や虫の声、紅葉などを楽しみましょう。都会でも、耳を澄ませば虫の声が聞こえ、街路樹も色づき、心を癒してくれます。日本らしい季節感に目を向け、愛おしむことは、心の和やかさにつながり、人との関係にも良い影響を与えるでしょう。それでは、「和ごころ」を持って楽しみたい秋の行事についてご紹介します。

お月見、菊酒、旬菜料理・・・

名月を愛でて月の神様のパワーをいただく

十五夜は、一年で最も月が美しいとされる日です。昔は農作物の実りに感謝する祭りでした。お団子、ススキ、秋の七草、サトイモなどをお供えします。お団子をピラミッドのように積み重ねるのは、月の神様の力をいただくためと言われています。月見団子は、現代的に言えばパワーフードです。月を愛でる時間を持つと、普段とは違う世界が見えるかもしれません。昔は、子供は月からの使者と考えられていた地域もあり、月見の供え物を盗むことが許されていたそうです。現代でも、「お月見くださ~い」と言ってお菓子をもらう風習が残っている地域もあります。

旬の清酒に菊香を移して五感で秋を堪能する

重陽の節句には、菊酒を飲む習慣があります。これは、邪気を払い、長寿を願う意味があります。菊は、漢方薬の材料としても使われていました。菊の花びらを枕に入れると安眠につながるとも言われています。秋に旬を迎える日本酒に、食用菊を浮かべて楽しんでみましょう。菊の香りが清酒に移り、香り、風味、見た目と、五感で秋を堪能できます。

例えば、さつまいもの茶巾絞り旬の食材で秋を味わう

秋は、様々な食材が旬を迎えます。旬の食材は栄養価が高く、美味しいのが魅力です。手の込んだ料理でなくても、簡単な一品を食卓に並べれば、家族で秋らしさを味わえます。さつまいもの茶巾絞りなど、簡単な料理で秋の味覚を楽しみましょう。

五感で感じる、味わう、色めく秋の愉しみ方
こんな小さなことから、秋めく暮らしを実践してみてはいかがでしょう。

知るほどに広がる月見の楽しみ

月見の楽しみ方は、国によって様々です。日本では、様々な月を愛でる習慣があります。文筆家で、うつわ・ことば・絵の作家でもある、広田千悦子さんにお話を伺いました。

名前やかたち、歴史などから楽しむ月見

広田千悦子さんによると、月にプラスのイメージを持つ民族は少ないそうです。欧米では月を不気味な存在として描くことが多いのに対し、日本では、かぐや姫伝説など、月と聞くと心が潤うような感じがします。日本語には、月に関する言葉が豊富です。曇って見えない月を「無月」、雨の中、月明かりを感じるのを「雨月」など、見えない月にも名前を付けています。これは、様々な角度から物事を読み取ろうとする日本人の気質を表していると言えます。

月待の行事

日本では、十五夜や十三夜以外にも、様々な形の月を愛でる習慣がありました。例えば、月待の行事です。特定の形の月が出るまで、飲食をしながら時間を過ごしました。十九夜では、子宝や子育ての平安を願う女性たちが集まったそうです。新月から満月までは約15日。二十六夜は、細長い月が真夜中から明け方に昇るので、人々は月が出るのを楽しみながら待っていました。

現代では、昔のように悠長に過ごすことは難しいですが、秋の夜長に月を愛でてみてはいかがでしょうか。満月以外の月を愛でるのも良いでしょう。日本では、月の模様をウサギの餅つきに見立てますが、中国ではカニ、北ヨーロッパではおばあさんに見立てます。イメージを変えて月を見てみるのも面白いでしょう。

秋を豊かに演出する和のアイテム

日本の行事の魅力を身近に感じるために、和のアイテムを取り入れてみましょう。日常生活に取り入れやすい和のインテリア雑貨をご紹介します。

どこかオブジェのような一人膳

「座盆(ざぼん)」は、小さめの一人膳です。縁側でお茶を飲んだり、お月見をしたり、テーブルの上で料理を盛り付けたり、様々な使い方ができます。

高さ違いの2タイプ、いずれも樹種はチェリーとウォールナットの2種類あり

  • ふるいともかず工房tsukinowa
  • TEL:0771-82-0310
  • 「ざぼん」高さ13×天板直径33㎝・・・30,000円(税別)
  • 高さ7.5×天板直径30㎝・・・22,000円(税別)

懐かしい虫かごに鳴き声が美しい秋の虫

竹細工の虫かごには、粘土や針金で作られた鈴虫と松虫が入っています。赤外線センサーが反応すると、本物の虫の声が聞こえます。リビングや和室に飾ると、秋の風情を楽しめます。

高さ違いの2タイプ、いずれも樹種はチェリーとウォールナットの2種類あり

かごや(外部リンク)

「竹細工虫かご」鈴虫と松虫(長さ17.5×幅14×高さ18cm)18,000円(税別)

和のアイテム昔ながらのてぬぐいやろうそく

絵てぬぐいは、飾ったり、敷いたり、様々な使い方ができます。手ぬぐいハンカチは、お手拭きや、棚のクロスとして使えます。

用途が多いてぬぐい

  • 麻布十番 麻の葉
  • TEL:03-3405-0161
  • 右:「絵てぬぐい ネコ紅葉」(大沢麻衣子原画)1,300円(税別)
  • 左:「手ぬぐいハンカチ 紅葉」(グリーン・オレンジ)各600円(税別)

三方があればお月見気分が盛りあがる

三方は、神事の祭具として使われる台です。お月見団子を供える以外にも、お正月やひな祭りなど、季節行事に活用できます。栓の木で作られたものは、どんなインテリアにも馴染みます。

インテリアとしても活用可能な三方

たざわこ芸術村 森林工芸館

  • たざわこ芸術村 森林工芸館
  • 「三方」(幅15×奥行き15×高さ12㎝)4,500円(税別)

和菓子のような名月のお香はいかが?

月の満ち欠けをテーマにしたお香は、白檀がベースです。玄関やリラックスタイムに焚くと、心が落ち着きます。香りが薄くなったら、アロマオイルを数滴垂らしてディフューザーとしても使用できます。

心落ち着くひとときに和のお香

  • Juttoku.神楽坂弁天町店
  • TEL:03-6205-5211
  • 「印香 満月」(3つ1セット)2,000円(税別)

モダンな和ろうそくで夜を楽しむ

「ななお」は、植物をモチーフにしたデザイナーズ和ろうそくです。植物性の原料から作られており、環境にも優しいです。燃焼時間は約90分です。

デザイナーズろうそくでほっこり温か

  • 高澤ろうそく
  • TEL:0767-53-0406
  • 「和ろうそく ななお」(5本1セット) 1,800円(税別)

取材協力・イラスト/広田 千悦子氏
取材・文/冨部 志保子氏
情報提供:住宅情報マガジン『余はくvol.22 秋号』 P08~P13(2014.9.1発行)

関連記事

住生活情報マガジン 余はく住生活情報マガジン 余はく

住生活情報マガジン 
余はく

大人のライフスタイルにちょっぴり魔法のアクセントをー
余白は、余っているんじゃないんです。残しておいたのです。
暮らしのこと…、住まいのこと…、趣味のこと…、余白を使う時は、ちょっと特別なんです。そんな、<余はく>を粋に演出できる大人のための住生活情報マガジンです。

CATEGORIES

匿名 プラン・見積もり依頼

2025年人気住宅会社ランキング

THEME RANKING

PHOTO GALLERY