住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月29日(土)
天野彰~同居を改めて考える(5)同居はわが身と国を救う?- 3 -
同居は子育てに最適「二世帯“含み”住宅」が住みやすい!
同居のメリットとは何かを改めて考えてみます。その最適プランとは何か。 「娘夫婦と住むのは“べったり同居”がいい。息子すなわち、嫁と住むのは分けて“勝手気まま”の二世帯住宅で住んだ方がいい」が定説でした。そこで「二世帯住宅」が爆発的に売れたのです。
が、しかし実際に住んでみるとなんと、娘同居こそあえて二世帯にして分けた方がよく。反対に息子夫婦の方こそべったり同居した方がなにかと住みやすいことが分かるのです。
なぜなら娘夫婦の同居は母娘が親子だけに互いが気がねなく住める半面、かえって互いが甘え過ぎ、さらに娘の夫、すなわち婿が疎外されて住みにくくなることと、次第に環境が変わり意見が分かれ、そこに父と婿を巻き込むことになるのです。その反対に息子夫婦とは義母と嫁なので、互いに遠慮もありぎこちないようだが、毎日顔を合わせているうちに次第に慣れて、性格も理解しながら二人の他人が力を合わせて行けるのです。この姿が父親や息子も安堵し、家族全体が住みやすくなるのです。これが最初から分かれて1,2階で住んでいると、さらに他人感覚となり、近すぎるだけに住みにくくなるのです。
こんなことから、私は子世帯方に「娘さん夫婦はあえてきっちりと分かれた二世帯住宅に!反対に息子世帯とはべったりの同居が良い!」と提案するのです。それでも不安の残る家族には「二世帯“含み”住宅」。を提案しているのです。
その仕組み、いや、仕掛け。とは、両世帯の階段を中からも外からも使える階段とし、その階段に“マジックドア”なるドアを設けるのです。親子1,2階に分かれていても。玄関も別々になっていても両世帯中でつながっていてべったり同居なのです。しかし孫の友だちが集まりうるさいときや、婿の友人や家族が訪問するときなどはドアを閉めて“別の家”にするのです。これは息子世帯が転勤などで居なくなる時はドアを締めカギを掛け人に貸すことも可能なのです。(イラストは二世帯“含み”の一般的なプラン。階段の立体図のドアAがマジックドア。写真は二世帯“含み”のG邸)

イラスト1:「二世帯“含み”住宅」のプラン階段に注視(画:天野彰)

イラスト2:同上二世帯“含み”階段のマジックドアA開くと一体、閉じると二世帯(画:天野彰)

写真1:玄関ドア2つの「二世帯“含み”住宅」(G邸 写真:天野彰)
写真のように母息子夫婦、さらに娘夫婦の3世帯住宅の例。息子夫婦とはべったり一体同居の「二世帯“含み”住宅」そして娘とはベランダで区切られた、しっかり「別棟離れ」の同居住宅。こうして互いの夫婦のプライパシ―も守られながらも親子孫三代の生の伝承がされ、いざとなったら子どもの世話や「知恵の指導」もできるのです。これでさらにもう一子、二子も可能となるのです。もちろん両親の体調急変にも安心となるのです。

写真2:親姉弟夫婦3世帯「二世帯“含み”住宅」+「別棟離れ」T邸(設計:アトリエ4A)

写真3:「二世帯“含み”住宅」のGさん家族と一緒に
なるほど真の同居は少子高齢化社会を救う一助となり、わが身わが国家をも救うことになるのかも知れません。
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