住宅関連記事・ノウハウ
通園利便で妻の実家近くが、土地選びのポイント?
土地探しから新築をお考えの方々とお話する機会がよくありますが、土地を探してから新しい住まいを建てようとお考えのみなさまは、いよいよ消費税10%への増税が気にかかってきているようです。そのような状況のなか、住宅展示場に訪れる方々の傾向が垣間見えるアンケートが公開されています。
人生の三大出費のひとつ【住宅取得】を前に、どんな方々がどんな思いで住宅展示場に訪れているのか。また【満足できる家づくり】にあたり、情報収集という最初のプロセスの前に配慮しておいたほうが良いことについて解説します。
女性の「仕事」と「子育て」を考えて土地を選ぶ
全国では共働き世帯が片働き世帯の 1.6倍となっているなか、はじめて家を建てようとお考えの方々は、共働き世帯が大半であるようです。
※参照:住宅取得振興財団 展示場来場者アンケート2017
はじめて家を建てる年代の方々は、子育て・通園・通学と子ども中心の生活になっているなか、土地探しにあたっては【通園・通学に便利な場所】で、かつ【妻の実家近く】という点をとても重視しているようです。自分たちの都合を考えれば【通勤に便利な場所】で土地を探したいところではありますが、仕事と子育ての負担が大きいと想定される妻に配慮している方々が多いようです。
【家を建てる】という人生の三大出費のひとつを迎えるにあたり、家計や住宅ローンのことを考え、夫婦双方がフルタイム勤務、パートタイムでも働く時間を増やそうとお考えの方々が増えているなか、住む場所=土地探しで重視するポイントが、上記のように【通園・通学に便利な場所】・【妻の実家近く】というのは、当然のことかもしれません。
でも、妻の実家近くに建てることを考えても、住宅新築後の親からのサポートは【緊急時、必要なときだけ】が約6割を占めていることから、実家の近くには住むけど親とべったり過ごすわけではない、適度な距離感を大切にしているようです。
家事よりも「子育て」が優先される
上記のアンケートを読み込んでいくと、さらに納得できる回答があります。それは、戸建住宅を建てるうえで重視したいと考えている点。
最も重視したい点とは【家族でいっしょに過ごせる空間の充実(70.7%)】。以下【庭や駐車場(49.5%)】【子どもに目が届く間取り(47.9%)】【子ども部屋の確保(45.1%)】と続きます。
共働きの方々が重視するのではないか、と思われる【家事分担しやすい間取り】は、上記4項目に比べ重視している方はそう多くありません。その理由も分析されておりますが、6割以上の方が住宅を新築しても夫の家事や育児の分担は変わらないとお考えで、アンケート回答者の回答時点における【夫の家事分担率は3割以下】が約7割を占めていることから、たとえ共働きでも妻の負担はさほど変わらないと想定されている方が約7割です。
新築前にいくら夫が家事分担の口約束をしても、妻にはすっかり見抜かれている、という、夫の立場では耳の痛い現実は、なかなか変わらないようですね。
土地からの家づくりを計画するにあたり、情報収集から始まり、希望のリストアップ、無理のない資金計画、土地探し、家づくりのスケジュール作成と検証プラン提案と見積比較による依頼先の検討は、いずれも重要なことです。ただし夫の立場で考えたとき、情報収集段階での【家族の合意】を得るために大事なこととは、妻から信頼を得られる【家事分担の実績づくり】かもしれません。
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