住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月29日(土)
災害時の避難方法
はじめに

まず、雨の降り方・量によっては、ご自宅に適切と考えられる代表的な洪水対策を行ったとしても、場所によっては避難しなければならないときがあります。また、台風19号については、各地で堤防決壊や越水などの被害が相次ぎましたが、雨の降り方・量によって発生が予測される被害が変わります。雨の降り方・量による主な発生災害は、概ね以下のようになります。
今回の台風19号は、(1)大水害型・(2)土砂災害型の双方により、広い地域にわたって、大規模な災害が発生したものと考えられます。
(1)大水害型
[豪雨の状況]強い雨が2、3日降る・非常に大量の雨が降る・降雨の範囲が非常に広い
[発生災害の状況]大洪水が発生する・深層崩壊が多発する・天然ダムが形成される・長時間危険な状態が続く
(2)土砂災害型
[豪雨の状況]非常に強い雨が数時間降る・局地的な豪雨
[発生災害の状況]表層崩壊が多発する・斜面や渓流が大きく浸食される・大量の土砂と水が流出・急に危険な状況に陥る
経験したことのない滝のような豪雨の場合は、急に局地的に危険な状況に陥るため、豪雨のときほど早めの避難判断が必要です。特に、このような豪雨が1時間から2時間以上続くと想定される場合、大きな災害が発生する危険性が高まります。
大水害型の場合は、地域の氾濫予想を確認する
先に挙げた[(1)大水害型]が想定される場合、お住まいの地域において、どんな氾濫が予想されるかによって避難方法が変わります。
1.外水氾濫(洪水予報河川・水位周知河川)
大きな河川では、市町村から洪水ハザードマップが配布されています。この浸水域内に立地する場合には、避難準備・高齢者等避難開始などが発令された段階で早めの立ち退き避難(避難場所等への避難)を行います。万一逃げ遅れた場合、堤防から離れた場所の2階以上の建物の上層階に避難する必要があります。
2.外水氾濫(中小河川)
中小河川では、浸水想定区域の設定がないため、過去の浸水実績等を参考にしながら、河川の本川や堤防の近い場所に立地する場合は立ち退き避難をします。
3.内水氾濫
過去の浸水域や常に冠水等が発生しやすい場所など、まち歩き等により確認を行った情報を参考とします。立ち退き避難を基本とし、逃げ遅れた場合は上層階に避難します。
4 その他
河川を横断して避難する場合、河川氾濫の危険が高まる前に通過できるよう避難をはじめます。また、避難路に設定された道路の冠水が始まる前に避難行動を開始しましょう。なお、立体交差で低くなっている道路のことを「アンダーパス」といい激しい雨が降った場合、雨水が集中しやすく、冠水の危険性が高いため避難に際しては注意が必要です。
土砂災害型は土砂の流れる方向に対し直角に逃げる
[(2)土砂災害型]が想定される場合は、がけ崩れ・地すべり・土石流の前兆現象が現れたら、土砂の流れる方向に対し直角に逃げます。
土砂災害を避けるには、まず住んでいる地域を知ることから始まります。手始めに、お住まいの地域が、土砂災害危険箇所か確認しましょう。あわせて、近くに「がけ地」「小さな沢」がないか、避難所・避難経路も確認しましょう。
次に、雨が降り出したら「土砂災害警戒情報」に注意しましょう。土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。また、気象庁のWebサイトから、土砂災害警戒判定メッシュ情報を見ることができます。雨の後に、自分の住む地域に土砂災害の危険がないか確認するのに役立ちます。
何より重要なのは、早目の避難
災害が予測される場合には、あらかじめ安全な避難所に避難するように習慣づけておくことが大切です。特に夜間に豪雨が予測される場合、実際に豪雨になってからの避難は危険が伴うので、できれば前夜から避難しておくことが必要です。
特に、子供やお年寄りなどの災害弱者は自主的に避難しておくことが大切。お年寄りなど避難に時間がかかる人がいる場合は、移動時間を考えて早めに避難する必要があります。
土砂災害の多くは木造の1階で被災しています。どうしても避難場所への避難が困難なときは、次善の策として、近くの頑丈な建物の2階以上に避難しましょう。それも難しい場合、家の中でより安全な場所(がけから離れた部屋や2階など)に避難しましょう。
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