住宅関連記事・ノウハウ
自然災害から家を守ることの重要性
1 家に対する価値観の変化に備えたご計画を
2013年がスタートして、1ヵ月が経過しました。日々様々なことが起こっております。みなさまご存知のとおり政権交代から始まり、消費税増税法案成立など住宅取得を検討するにあたり大きな影響が予想されます。
その中暮らしかたにも変化が顕れています。あり余る空き家を前に、家を財産として取得する考え方から自分らしく暮らすために住まいを選ぶ・使う意識に変わりつつあり、ライフスタイルのつながりが地縁に変わるつながり。高齢単世帯を孤立させない暮らし方が住宅・近居やコーポラティブハウスをはじめとする、家づくりをきっかけに人々が集まり話し合いながら仕様を決め共同で住む集住に向けた取り組みとして始まっています。このことから、これから家を建てる・リフォームする、購入するにあたっての基本的考え方として3通りあると思います。
家を建てる・リフォームする、購入するにあたっての基本的考え方3選
- ・家に対する価値観に変化がくると予想して計画をたてる。
- ・家に対する価値観に変化がやってきてから、慌てて計画をたてる。
- ・家に対する価値観が大きく変わっているのに、それに反応しないまま家を建てる・リフォームする・購入する方々。
できれば、ずっと快適に、愛着を持って住むためにも、家に対する価値観の変化を事前に察知して、その変化に備えて計画を立てていただければ、と思います。みなさまにとって大切なものの優先順位、仕事内容、方法、家族、パートナーシップ、人間関係、家づくりにかかるお金の要素など、2013年も様々な価値観が変化していくことでしょう。
家を建てる・リフォームする・購入する方々それぞれが、様々な要因によって、ご自身の家に対する価値観を見直してみてはいかがですか。
2 家づくり決断タイミングは慎重に!
増税を前に最も重要な点は、ご家族での家づくり・リフォーム優先順位の整理することです。検討するにあたり、みなさまにとり大切なものの優先順位、仕事内容、方法、家族パートナーシップ、人間関係、お金の要素など、想像以上にいろいろな要素の整理をしなければなりません。このような点は、ひとりで思いつくまま行動するのではなく、家族でしっかり合意をとりながら進めたほうが、より満足度が高い仕上がりになることは間違いありません。
政権交代をうけ各省庁が進めていた2013年度予算の概算要求の組み替え作業が2013年1月11日までに終わりました。
住宅関連では、国土交通省が耐震化緊急対策の実施やゼロ・エネルギー住宅推進事業、中古住宅流通・リフォーム市場活性化事業などを重点要求。経済産業省はゼロ・エネルギー住宅向けの補助事業のほか、高性能建材を使った改修に対する補助などを盛り込みました。今後、各省庁は財務省と協議を進め、政府は今月中にも政府予算案を決定していきます。ちょうど同じ日(11日)に発表された日本経済再生に向けた緊急経済対策でも謳われておりますが、たとえば耐震化対策・中古住宅流通対策・リフォーム市場活性化対策は早いタイミングで検討をすすめたほうが、より満足度は高く、その建築本体価格の高さから、住宅ローン利用での減税恩恵+多額の補助金が期待できるゼロエネルギー住宅推進事業については、明らかに国を挙げて推進する道筋と組み替えられたわけです。
概算要求については5月GW明けと推測される2013年度予算成立後、各種補助金や各種優遇・優待制度が始まりますが、前回ご案内いたしました消費税増税にあたっての“経過措置”タイミングも見据えると、昨年以上に契約までのタイミングとご自身のライフプラン・施工会社の選定がより重要になってきます。
心配な方は専門家に相談してみるのもいいでしょう!
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