住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月1日(土)
優しい「家相学」【4】風水と方位の文化の豊かさ
はじめに
異常な暑さが続いてうれしくもない猛暑更新のこの夏でしたが、世相もこの暑さのせいか目まぐるしく変わり、地球温暖化など人為的なことではなく自然現象だ!
などと豪語する?どこぞの大統領は今も暑さにめげず精力的に世相を世界までも賑わせ、ついには世界は新たな分断を臭わせています。
私たちの身の周りの市況も目まぐるしく、加えて異常な暑さからか凶悪凶暴な、狂った殺傷事件も起こり、コロナ禍の再来かと毎日が不穏です。こんな中で、読者の皆さまも暑すぎてとても家のことなど考えられるか、まして面倒な家相など考えられない、などと言われそうですが…。
家を建てる今、すべての運命は身の周りにかかわり、明日にも影響
さにあらずこんな時こそ意外や意外に、家相は日常の身の回りに纏わりつき、明日の生活行動にも影響し、家相の根底にある風水にかかわり、住む人のそれぞれの運命にもかかわるのと言うのです。
そもそもわが国の暦は一年の四季は春夏秋冬の単純なものではなく、さらに24の節季に細かく分けて、季節の移ろいの情緒をあらわしているのです。それが私たち日本人の “根底にある文化”なのです。言われてみればなるほど、この節季ごとに善きこと悪しきことが目まぐるしく起こるのです。
家を建てるチャンスの時に、その運命を大きく考え、期待し、悪しき鬼門などの方位を極力避け、逆に多くの“良方の運命”を取り入れるべく心がけるのです。家を建てる(リフォームする)私たちがそのはじまりとして、そこにわが子や孫たちが生まれ育ち、“そのまたひ孫たちが 子々孫々、生きて行く”はずです。
なによりも家を一個いくらで買うのではなく、自身もいずれ年を取り、その子孫に敬い、尊ばれる、家を建てる!家づくりはそんな思いからコストや気まぐれな外観やインテリアにこだわるのではなく、根底にある住まいの間取りを熟慮することです。家相は古来そのための教本ともなったと言えるのです。
文化は風水と方位や暦に係わる
私たちの生活は土地の気候や地形や方位が深く関わり、風向きや湿気などの物理的な方位だけではなく、不思議な運命的な意味合いや力があるのです。その方位については、よく引き合いに出される高松塚古墳の四方に描かれていた彩色壁画などです。
白虎(びゃっこ)
や玄武(げんぶ)
のように、方位は色や地形にも象徴され、縁起にもなっているのです。すなわち白虎
は西方の白色で、その方位に道などを表し、現代では高速道や鉄道。
玄武(げんぶ)
は黒色で北方の“亀すなわち山や高台。高層住宅群。朱雀(すじゃく)
は赤で南方位、ひろい平野や池などに例えられます。現代は農地か住宅街か。そして青は東方の青龍(せいりゅう)
、すなわち命の川です。
こうして、1300年以上も昔から都市づくりや城づくり、さらにはこうした墓づくりの 良相の方位
が縁起として崇められてきました。
そうそう国技館の土俵の四方から下がる赤房や白房などもそれです。
24方位と干支(えと)
子・丑・寅……など、十二支と連動して、子(ね)が真北の方位で、子の刻、すなわち深夜0時、その隣の丑(うし)と寅(とら)が午前2時、4時で、方位 は北東。これこそが丑寅(うしとら)
の鬼門(きもん)
で、この方位は昔から忌み嫌われ、まるで不気味ななにかがうごめいているかのような気もします。
イラストの方位盤
のように、これら各方位が15度ずつ24程に細かく刻まれた住まいの各部位の配置の良否をチェックするのです。私たちにとっては日常的な干支を中心として、古来それを時や日付、年号、八方位、さらに細かく24方位を表す表現にされているのはわが国の方位の文化なのです。
こうして建てた家に居ると不思議に幸福感と安らぎを覚える。と多くの建て主に言われると設計したこちらも大いに満足感を覚えるものです。
次回は家相は変えられる
です。

イラスト:各地の家相家から集めた平均の方位天野式家相盤
(天野 彰)

写真:どちらからも良相のひまわりの家
T邸(設計;アトリエ4A) / プラン:同上(設計;アトリエ4A)
ハウスネットギャラリーのサービス一覧
関連記事
おすすめ特集
人気のある家をテーマ別にご紹介する特集記事です。建てる際のポイントや、知っておきたい注意点など、情報満載!
注文住宅のハウスネットギャラリー




















