住宅関連記事・ノウハウ
2026年4月10日(金)
「狭“楽”しく住む手段」とは
はじめに
前回わが国の住まいは狭いどうしょうもなく狭い!狭い家から逃げて広くすれば家計が狭くなり、遠くに行って広くすれば付き合いが狭くなるという、狭苦しさの三すくみだと言いました。
そう、わが国は狭いのです。
“五島列島”の島国なのです。資源もありません。しかしウサギ小屋に住んで“真面目に”働いて経済大国の一員となったのですが、今世界は、広い大国がまるで悪徳不動産屋のような、いや、それ以上の地上げ屋のようなやり方で、『平和』『主義』を盾に威嚇し地主を拉致したり、消し去ったりと侵食しつつあることです。
気が付けば世は脅しの連鎖で人権それどころか人命の尊厳はどこへと、さすがの筆者も怒り心頭ですが、桜も満開で春爛漫の美しい日本のなかで少し心穏やかに。
「狭苦しい」の反対は?
と、どうせ「狭く」「狭苦しい」家ならあのAIも言う通り(言わせた?)その「苦」を取り去り「楽」にすればいいのです!さらに「楽」どころかもっと「楽しく」「狭苦しい」の反対は「狭“楽”しい」です!
その「狭楽しさ」を筆者が提案、追求してはや40年以上になります。最初に刊行した著書『狭楽しく住む法』(新声社)は1983年発刊でした。
さらにそれをわかりやすく絵解きにした『住まいのソフトウエア』(凱風社)は1983.6で、すでにその中では今は当たり前となった、「減築」を絵解きで提案しています。
減築して空いたスペースに新たに一戸、二戸を加えて”他人と同居”、まさしく賃貸併用の「契約同居」までも提案しているのです。島国日本の狭い都市で一人でも多く住める提案で、狭さはあらゆる創意を生み出すのです!高市さん大国にめげず頑張れ!です。

著書;住まいのソフトウエア(凱風社)
減築の概念図;スケッチ天野彰
すべては筆者の中古2LDKマンションから始まった
小さな中古の2LDKを購入したことに起因するのです。長男が誕生、続いてもう一人が生まれることとなり、運よく一階の小さな庭付き(ベランダだが土だった)が手に入り、子犬を飼うこともできました。
ところが、2LDKとは名ばかりで6畳間が2部屋あったもののLDKは『大きな台所=K』で料理をすれば音も匂いもすべて台所!おまけに玄関からすべてが丸見えで、しかもタイル張りの浴室の中にトイレ、さらには洗濯機はその水場に置かざるを得なく、これがマンションかと愕然としたのです。
何よりも落ち着かないことは玄関から奥まですべてが丸見えでこの玄関を何とか仕切ることがスタートだったのです。幸い台所側には外気に面した窓があり明るかったのです。
収納ロボット?登場!
そこで名ばかりのLDKを、LDとKではなく、あえてLとDKとに分断したら、その仕切りこそ万能収納ハッチ“収納ロボット”だったのです。
このロボット動けばもっと楽しいのですが、DK側の“収納とリビング側の収納を兼ねた大容量収納で、おまけにL側は筆者の“書斎でもありました。
ハッチに仕組まれたライティングビュウーロウで、これが大成功で、開ければデスクのみならず子どもたちとのプラモデルの作業台となったのです。これをのちに『オヤジデスク』と命名したのです。
この収納ロボットは玄関とDKを仕切るガラリ戸の支えとなり閉めればコンパクトな玄関となり、落ち着いたDKとなります。
大きく冷ややかなタイル張りの浴室トイレも同様にあえてコンパクトなトイレと脱衣室に仕切り、床も板張りとし。そこに洗濯機その上に目いっぱいの吊戸棚としたのです。互いが狭くはなりはしたが、収納が増え、何よりも落ち着いたのです。これが狭楽しさの始まりです。
次回は『家具で新たな間取りをつくる』です。

中イラスト;LDK真ん中に収納ロボット。右が玄関手前リビング;スケッチ天野彰
左写真;大容量玄関クロゼット、左の目隠しガラリ奥がDK、右玄関ドア
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