住宅関連記事・ノウハウ
2026年5月25日(月)
「狭楽しさ」は立体・可変そして人生の三原則
はじめに
イラン情勢はますます混沌として、建設資材も調達しにくくなっていると言われているのですが、今回の紛争で改めて分ったことは、ガソリン価額のみならず改めて石油関連による建築資材や機器がいかに多いことかです。
実際には政府努力により備蓄を含め、さほど供給不足になっていないものの、この先行き不安や、連日のメディア報道のあおりで買い溜め、出し渋り、果てはこれに乗じて食品包装の簡素化などを宣言、いや宣伝する輩もいる次第です。
レアアース同様、騒ぐマスコミと一部メーカーによる第二のトイレットペーパー騒動の様相。前回お話しをした「国家の品格」にかかわる鬱陶しい「恥のオイルショック」なのです。ここはぜひとも双方自粛、我慢を願いたいものです。
改めて「狭苦しさ」の三すくみ
子どもたちが成長し部屋を与えたいと思い、今の「狭苦しい2LDK」から3LDK、4LDKに広げたいと、一部屋広い家に買い替えたり、倍の家賃のアパートに引っ越したりするとたちまち「家計が狭苦しく」なってしまいます。
これは大変と、郊外のそのまた郊外へ引っ越しする。なるほど家は割安で広くなりますが、今度は通勤、通学に時間がかかり、家族や人との交流時間が短くなり「世間が狭苦しく」なります。「狭苦しさの三すくみ」と言え、都市に住む私たちは所詮この三つの「苦」からは逃れられない運命なのでしょうか。そこで狭さは同じでも「苦」を取り去り「楽」にし、そして「楽しく」してしまうそれこそが「狭楽しさ」の発想なのですが。
都市の狭い家は立体、可変、さらに人生設計の三原則
家づくりは愉しくなくてはいけません。難しく考えずに簡単に狭苦しい家を”狭楽しく”するのです。
「狭楽しい家」の発想は立体、可変、さらに人生設計が三原則なのです。まずは狭苦しい住まいの“苦”の原因を探り出してみましょう。するとまず物や家具が多い。この物たちをすべてを壁沿いに積み上げるのです。そう!高いスペースを立体的に利用するのです。
既存の狭い部屋の一つの壁にそのまま収納家具などですべての物を積み上げ、立体的にするだけで人の動き回るスペースが広くなり快適になるのです。

子どもたちも部屋を与えるのではなく二段さらには三段ベッドで“積み上げる”のです。その替わりに彼らが学び、遊ぶスペースを広くするのです。

右:6畳一間に2人の子コーナーにお父さんの書斎(図:天野彰)
間取りを“溶かし”プランで老後に備える
狭いわが家を広くしたい!既存の間取りに左右されることなく間仕切り壁を“溶かす”ように自在に動かして新たな間取りをつくることもできるのです。そして可動間仕切りや収納壁で区切って子どもたちにコーナーのような部屋を分け与えるのです。時には6畳を押入れを含めて3つ!のコーナーに仕切ることもできるのです。

そして、この発想で、いずれ子どもたちが成長し出て行った後の生活を考えるのです。そのときこれらの収納間仕切りを取り払って老夫婦で広々と住むプランに戻すのです。住まいは人生と共に生きるのです。
次回はさらに3LDKが街の本屋さんほどの蔵書です。

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