住宅関連記事・ノウハウ
2026年4月12日(日)
大手メーカー別!戸建住宅の耐震・制震特徴
はじめに
大手ハウスメーカーごとに、戸建住宅の耐震・制震の特徴についてまとめました。全国各地の総合住宅展示場で見学できる、以下9社で採用している制震システムを中心に解説します。※社名は50音順 敬称略
旭化成ホームズの特徴
制震フレームハイパワードクロス
進化したすじかいといわれる制震フレーム、ハイパワードクロスを採用
斜材と横材の組み合わせによって座屈を抑えながら、中央連結部に極低降伏点鋼(ごくていこうふくてんこう)と呼ばれる柔軟性の高い特殊鋼材を設置した制震デバイスに地震力を伝え、エネルギーを効率よく吸収します。制震フレームにより壁1枚当たりの耐震性能がアップ。そのため壁の量は制震フレーム導入前の6割程度に減らすことができたとのこと。
制震フレームNEXT HEBEL HAUS
揺れを約2分の1に低減NEXT HEBEL HAUS(ネクストヘーベルハウス)
繰り返し発生する余震を踏まえ、制震フレームの量を約1.35倍に増強することで地震による揺れを約2分の1に低減、さらにフレームが受けるダメージを約6分の1に抑える新たなシリーズがラインアップに加わりました。あわせて、床を一体化させて変形を抑える剛床システムロッキング工法など、いろいろな耐震・制震技術を備えています。

住友林業の特徴
マルチバランス構法と地震エネルギー吸収パネル
建物の変形を一般的な筋かい工法に比べ、最大約70%抑えるマルチバランス構法と地震エネルギー吸収パネルを選択できるます。日本の伝統的な木造軸組構造に最新技術を組み合わせ進化させた、マルチバランス構法と、地震エネルギー吸収パネルを採用。これは、高剛性・高減衰ゴム」により地震の揺れを熱に変換して吸収することで住まいを地震の揺れから守り、繰り返しの中小地震に対しても強さを維持します。※地震エネルギー吸収パネルは、住宅の種類(商品)によっては装備されません。

セキスイハイムの特徴
ボックスラーメン構造GAIASS
粘り抵抗型耐震と、高性能外壁の強度抵抗型耐震を組み合わせたボックスラーメン構造のGAIASS(ガイアス)最大の特徴はユニット工法。ユニット工法とは、まず柱と梁、土台となる鋼材を溶接して、できあがった骨組みに外壁材や断熱材、床材、サッシなどの設備や部材までを設置して、いくつかのユニットを工場で生産します。構造躯体を構成する四面体の鋼材をしっかりと溶接。このユニットを複数個組み合わせ、地震の揺れをしっかりと受け止めるます。この構造はボックスラーメン構造とも言われます。

積水ハウスの特徴
制震ダンパーシーカスダンパー
震度7クラスの地震時に、揺れや変形を従来の約1/2に抑える性能戸建住宅用制震ダンパーシーカスダンパーSHEQAS-DAMPERを採用。※東海ゴム工業株式会社と共同開発。シーカスダンパーとは、東海ゴム工業株式会社が開発した特殊高減衰ゴムシーカス60SHEQAS-60を使用することにより、地震の揺れを熱エネルギーに変換、住宅の揺れや変形を抑えるものです。
高性能二重耐力壁
通常の耐力壁の2倍~2.5倍の強度を確保する高性能二重耐力壁も取り揃えている。耐力壁とシーカスフレームを2枚重ねにした高性能二重耐力壁。その他、すり鉢状の受け皿にボールベアリングを組み合わせた免震支承と、建物の揺れを減衰させる免震オイルダンパーを組み合わせた免震システムもラインアップしている。

ダイワハウスの特徴
制震パネルDAEQT D
建物の変形量を20%~50%低減 新開発の制震パネルDAEQT Dを採用。変形することで地震エネルギーを吸収する粘弾性体を中央部に組み込んだDAEQT Dこの制震パネルを間仕切り耐力壁に準用し耐震+制震住宅としています。建物変形を抑えるほかに、ボードやクロスの亀裂といった内装への被害を大きく低減します。また、吸収したエネルギーを熱として放出するため、躯体への影響は蓄積されることなく余震にも対応し粘弾性体の劣化はほとんどないとのこと。そのため、度重なる地震においても、繰り返し同様の効果を発揮します。

トヨタホームの特徴
強靭な構造体パワースケルトンとT4システム
国が定めた住宅性能表示制度の最高ランク等級3の基準値を大きくクリア強靭な構造体パワースケルトンを採用しています。優れた耐震性能を誇る構造体に、自動車に用いられる性能を発想の原点として開発したT4システムも注目。地震エネルギーを回転運動に変え、その回転エネルギーを高粘性シリコーンオイルが吸収して建物の変形量を約20%~70%軽減。
※商品・プランにより設置できない場合があります。
※変形量の低減幅や被害は、地震波やプラン等によって異なります。

パナソニック ホームズの特徴
制震技術POWERTECKとアタックフレーム
地震エネルギーを熱に変換し揺れに耐えるPOWERTECK(パワテック)鋼材を二重にして地震の揺れによる引っ張りや収縮を抑える部材アタックフレームを採用。構造を柱と梁で組む場合より、接合部分への大きな荷重が軽減されます。このアタックフレームは、制震にも似た効果を発揮するのが特徴です。外壁や床、屋根をバネル(パワテックバネル)として工場生産し現地で組み合わせるモノコック構造や、高層ビルなどに採用される重量鉄骨ラーメン構造でも採用されています。

ミサワホームの特徴
制震装置MGEO(エムジオ)
地震エネルギーを最大で約50%軽減 制震装置MGEO(エムジオ)MGEO(エムジオ)は、木質パネルによる倒壊ゼロの耐震構造に、住友ゴムグループ・SRIハイブリッド社との共同研究によって開発されました。高い地震エネルギー減衰効果が期待できます。実大振動実験によると、その効果は鉄骨ブレース構造の建物と比較して、震度6弱の場合で変形量が約1/8に抑えられたとのこと。
※実大振動実験:阪神・淡路大震災の2倍レベルの振動で実証
ミサワホームの新築・リフォーム以外に、その他、ハウスメーカー・ビルダーにもMGEO-Nとして販売されています。
三井ホームの特徴
制震ダンパーと制震フレームVAX
地震の力をバランスよく分散吸収するプレミアム・モノコック構法に加え、壁枠組みに制震ダンパーと制震フレームを組み込んだVAX(バックス)を開発VAX(バックス)は地震エネルギーの吸収力が高い。加えて、揺れの減衰(収束)を速めることで、何度でもその性能を持続し、繰り返しの大地震に対しても効果を発揮します。また、プレミアム・モノコック構法と組み合わせることで、地上に対する建物の揺れを2階建ての2階床で、最大80%程度低減することができます。※一般的な枠組壁(ツーバイフォー)工法の建築物(耐震等級1相当)と比較。嬉しいのが、都市部の密集地で見られる間口の狭く奥行きのある建物や、3階建てにおける体感震度も効果的に抑制することもできます。

簡単ではありますが、大手ハウスメーカー9社の特徴をご紹介しました。前半の会社も含め、各社の耐震・制震の技術は年々進化しております。新築の際も建替えやリフォーム時も、この耐震・制震を意識した、家づくりが今後はさらに必要になってくるでしょう。是非参考にしてみてください!
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