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収納は難しい?(2) 収納のコツは「ポケット収納」?
―家を建てる時どなたも、あの「収納、シューノ-」と、住まいのあちこちに多くの収納を設けます。結局一体どの収納に入れたのか分からなくなり結局また買い込み物が増えます。―
○今回のポイント 1 どの収納に入れたのか分からず買い込む前に、一時的に保管できる箱を作り整理する
○今回のポイント 2 物を出して置く場所も特定の位置にすることで整理する時間を減らす
第一、どの収納に入れるのかを考えるのも忙しい日常の中ではもどかしいものです。結局その場やテーブルの上に積まれてしまうのです。
<テーブルの上の書類や資料の山。ここでご飯も食べる?(写真:天野彰)>
一時預かりの収納で、時間のある時に片付ける
人の洋服にはあちこちに多くポケットがあります。あり過ぎていざと言う時、あちこちを手探りで探してしまいます。結局、形の違うペンさしなどとは別に大きめのポケットの方が物を探しやすいのです。
住まいの収納も同じで、あちこちに小分けしてある収納より、小部屋の中に剥き出しの棚やラックなどを置き、そこにランダムに置いたり、物を掛けたりします。とりあえずの“一時預かり”収納です。まさしくこれこそ大きめの「ポケット」です。
<イラスト:テーブルの後ろに取りあえずの剥き出しなんでも棚を(画:天野彰)>
所定の置き場を決めて、溢れてきたら片付ける
「ポケット収納」は季節の頂き物や新聞雑誌、段ボールなどを無造作に置き、時間があるときにゆっくり整理し、所定の位置にしまったり、廃品回収の日などにさっと出すのです。これが生活と言うもので、毎日物のために細かく神経質に整理するなど人生の無駄遣いとも言えるのです。
ちなみに私の取りあえずのポケット収納は大きめの食卓テーブルです?ここで原稿を書いたり、食事をしたりもしますが、物が溢れてきたら片づけるのです。楽で原稿も進むのですが・・・、やはり剥き出し過ぎて煩雑で今にも本が崩れそうで家族にも嫌われます。
ダメですねぇ。
<納戸の片隅の何でも収納棚例(設計:天野彰)>
では実際に「ポッケット収納」はどうつくればいいのでしょう?次回はこんなポケット収納についてお話します。
―なおご参考までに、雑誌「クロワッサン」今月号にて、この狭さに挑戦!捨てるか?収納するか?(筆者)が紹介されています。合わせてご覧あれば幸いです―
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