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2025年11月29日(土)
二世帯住宅の仕様で大きく変わる建築費
はじめに
二世帯住宅の建築を検討しはじめたとき、最も気になるのがそのお値段(建築費)です。普通の家(単世帯住宅)と違って、 どのくらい割高になるのか? どのくらいが相場なのか?見当がつかないことだらけだと思います。
よって、今回は二世帯住宅のおおよその建築費や相場について解説します。

「ママとみんなに心地よい二世帯住宅」(施工会社:住友林業株式会社)
二世帯住宅の仕様によって大きく変わる建築費
建築費は、おおむね以下のような要素によって決まります。
[同居型二世帯住宅]1つの建物に2世帯の家族がすべてを共有して居住する二世帯住宅です。1件の家のなかに最低限の分離を施し全員が一緒に住みます。二世帯住宅では、最も建築費用を抑えることができます。
[完全分離型二世帯住宅]建物は1棟になりますが、玄関は2箇所で内部もそれぞれ独立している内部が完全に2つに分かれている住宅を指します。イメージは棟続きアパートを建て二世帯が1世帯づつ使うような住まい。建築費は最も高価になります。
[共用型二世帯住宅] 完全分離型二世帯住宅と同居型二世帯住宅の中間の形態になります。それぞれの居住空間は独立していますが、キッチン・リビング・玄関など住宅の一部要素が1つで、それぞれ2世帯で共有する仕様です。2世帯で共有する部分が少なければ少ないほど、建築費用は増えます。
上記の3つの仕様のどれにするかで、建築費が大きく変わります。大切な家づくりを[ハウスメーカー]/[工務店]/[建築家]の誰に依頼するかによっても、建築費は大きく変わります。
二世帯住宅は、工法や住宅設備等でも建築費は変わる
二世帯住宅の仕様によらない、建築費に影響する要素として[構造・工法]。さらに、延床面積(家の大きさ)、平屋・2階建て・3階建てという点。仕上げ(床材や外壁材・屋根材など)の材質や住宅設備へのこだわりによっても建築費は大きく異なります。
構造は、木造か鉄骨か、鉄筋コンクリート造か。工法はどうするのか。手に触れる内装材や耐久性に差がでる外装材の材質に、どの程度こだわるのか。住宅設備として、たとえば太陽光発電や蓄電池まで備えるのか。これらの要素の選び方で、建築費が大きく変わります。
さらに[共用型二世帯住宅]では、キッチンや風呂、洗面所、トイレは1箇所で良いのか、2箇所必要なのか。この点も、二世帯住宅における建築費の相場がわかりにくくなる要素のひとつです。
二世帯住宅建築費の目安
それらの要素を勘案し、二世帯住宅と単世帯住宅の建築費の目安をまとめると、おおよそ以下の建築費が目安となります。
[同居型二世帯住宅] 建築費は、通常の単世帯が住む住宅と比較して、建築費用にそう大きな差はありません。
[完全分離型二世帯住宅] 同じ延床面積の場合、最低でも単世帯住宅の1.5倍以上の建築費になります。大まかな目安として、単世帯住宅の2.0倍以上の建築費で見立てておくと、ほぼ想定通りの建築費になることが多いようです。
[共用型二世帯住宅] どの部分を共有して、どの部分を分離するかによって、建築費が大きく変わります。
共有部分が多ければ多いほど、通常の単世帯が住む住宅との価格差は縮まり分離部分が多ければ多いほど、完全分離二世帯住宅の価格に近づきます。大まかな目安として、単世帯住宅の1.5倍程度で見込んでおくと、実際の建築費の見積もりと極端な差は出ない可能性がありますが、それでも数百万円単位での差が出ることがあります。
このように、二世帯住宅はその仕様によって、大きく建築費が変わることから、できるかぎり家の大きさ・仕様を揃え、常に複数の住宅会社(可能な限り3社で)で比較することが重要です。
2社では、どちらかしか選ぶことができなくなりますし、4社以上では比較してもそれぞれの会社で優れている点、劣っている点の比較検討が難しくなります。それでも、どの会社を選んでよいかどうか迷ってしまったときは、お気軽にメールで、ご質問ください。
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