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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 暖かい家(2)「暖かい照明」

○今回のポイント 1 季節・時間など生活に合わせて自在に灯りを楽しむ家

家を狭めてコンパクトにすると光熱費が割安となり、家族も一緒になって家が暖かくなる。などとお話しました。ま、当たり前のことなのですが・・・。

広い家よりコンパクトな家で暖かい

今まで広い家で家族それぞれ個室でしかも夫婦も書斎や主婦室があることが理想と言っていたのですが、次第に家族が出て行ってと広い家はかえって寂しくさらに寒々しくなり、夫婦も別々より台所の片隅で家事室と書斎コーナーのようにあえて一つが暖かいのです。

イラスト1:夫婦一つの台所の夫婦室(画:天野彰)
<イラスト1:夫婦一つの台所の夫婦室(画:天野彰)>

暖房は一か所ですみ、照明も一つ、温もりもあってお茶やコーヒーもすぐに出せて、掃除も行き届き夫婦間も暖かくなる?のです。何よりも光熱費が安くて済み、おまけに地球温暖化にも役立つのです。

心にも優しい部分照明で快適な暮らしをつくる

もともと人類が他の生き物より発達し発展し得たのは火を得たことだったのです。さらにその火を扱え、操れいろいろな道具をも生み出すことができたからです。おかげで外敵から身を守り家族を守りさらに攻撃もできたのです。今その火によって世界を、地球までも焦がしかねないほどになっていることが悲しいのですが・・・。

こうして家族は営々と火の回りに集まり、一つの輪になって暮らして来たのです。それこそが団らんであり家族の姿なのです。火はまさしく灯りで暖を取りその灯で家族の顔を照らすものでもあったのです。その灯りは次第に照明となり文字通り辺りを照らして明るくするものとなったのです。今その灯は蛍光灯やLEDとなり、家どころか街中を真昼のように明るくして人々の生活を根本から変えてしまったのです。わが国の家の夜は炉辺の灯りから裸電球となり、夏の暑さからか涼しげな蛍光灯となり、さらにエネルギー消費の少ないLEDへと進化して眩しいほど明るい家となっているのです。

しかしそれに比べて西欧の灯はなぜかいまだに灯のままで優しく照らす部分照明が多いのです。そのため日本人の多くは欧米のホテルは暗くて新聞を読むのも見づらいと言うのです。しかしそれも次第に慣れてくると必要なところが明るくかえって目も疲れず暖かみも増してくると言うのです。

まさに照明はただ明るさだけではなく暗さも加え、その灯の数を多くしてそれぞれのオンオフができ、調光もできるようにすると、同じ住まいが灯りの演出で色々に変化し、家族の生活にもメリハリができ、表情も生き生きとして来るのです。まさに季節や時間、そして生活イベントに合わせて灯りを自在に繰るのです。

生活行動に合わせた照明配置(画:天野彰)
<イラスト左:生活行動に合わせた照明配置 写真右:白川郷の炉辺、合掌造り全体の暖房、家族団欒の灯なのです(画・撮影:天野彰)>

やはり火はささやかで小さい方が目に優しく心にもそして地球にも優しいのです。次回はもっと暖かく住まいを包むです。

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★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表。

 一級建築士天野 彰 公式ホームページ
 一級建築士事務所アトリエ4A ホームページ

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