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住生活コンサルタント 早坂淳一 ネクスト・アイズ株式会社「令和5年度 住生活総合調査」より住宅ローンによる生活について解説

はじめに

国土交通省では、8月29日に令和5年度 住生活総合調査の確報集計結果を公表しました。

住生活総合調査とは、住宅及び居住環境に対する居住者の満足度や今後の住まい方の意向等を総合的に調査し、住生活基本法に基づく住生活の安定・向上に係る総合的な施策を推進する上で必要となる基礎資料を得ることを目的としています。
この調査は、住宅や世帯の実態を把握する住宅・土地統計調査(総務省)と同年に5年周期で実施しており、令和5年調査は14回目にあたります。

調査の結果は、国、地方公共団体等が住生活の安定・向上に係る総合的な施策を推進する上での基礎資料として利用されるとともに、広く一般が利用できるよう公開されています。

令和5年度 住生活総合調査:国土交通省はこちらこちらから

二世帯住宅の外観

令和5年度 住生活総合調査のポイント

今回の調査における大きなポイントは、住宅や居住環境について不満を抱く方々が減少傾向にあること。

項目比較年数値減少率の特徴
① 持ち家率の減少1983年 → 現在38.4% → 21.2%約半減
住宅取得への関心が変化
② 住宅に対する不満1988年 → 現在51.5% → 23.1%半減以上
住まいの満足度が大きく向上

ポイントどちらの項目も「半減」という大きな変化が見られ、近年では“住まいへの満足度”が着実に高まっていることがわかります。

※いずれも住宅・土地統計調査などの推移をもとにした概算値です。年代が進むにつれて、住まいの質・設備・間取りへの満足度が高まっている傾向が見られます。

これは、80年代と比較すると、住宅の断熱性能向上、設備の高効率化と多機能化、建材の進歩、そして、住宅供給者(ハウスメーカー・工務店など)の質的向上によって住宅の完成度が高まった結果、住宅に対する不満が半減したものと考えられます。

ただ、住宅の不満について個別要素を紐解いていくと、別な局面が見えてきます。

住宅の個別要素(性能や質、機能など)で最も大きな不満について

住宅の個別要素(性能や質、機能など)で最も大きな不満について下記表にまとめてみました。

項目不満率主な課題・背景
高齢者への配慮43.4%段差の多さや手すり不足、将来的な介護対応のしづらさなどが要因。
バリアフリー化へのニーズが高まっています。
断熱性41.1%冬の寒さや夏の暑さへの不満が多く、光熱費の高騰も影響。
高断熱窓や外壁リフォームへの関心が増加しています。
エネルギー消費性能(光熱費の節約)39.7%省エネ性能の低さや、旧型設備による光熱費負担が課題。
太陽光発電や高効率給湯器などの導入が注目されています。
地震に対する安全性38.4%耐震基準以前の住宅が多く、地震被害への不安が依然として高い。
耐震補強や構造点検の需要が高まっています。

※住宅の個別要素に関する調査結果より。不満の中心は高齢者対応省エネ・耐震など、
安全性と快適性の両立が求められていることが分かります。

2023年の調査なので、今年のように外に出たらすぐに熱中症になりそうな酷暑ではなかったにせよ、断熱性能や省エネ性能について前回調査より不満が高まっていることを踏まえると、過去最多と目される今年の酷暑によって、断熱性能や省エネ性能に対する不満がより高まっていることは容易に想像できます。

高性能なモノというのは、当たり前の話ですが価格が高くなります。住宅もおなじで、高性能で高機能であればあるほど小さくても高価になります。もちろん、住宅の大きさ(広さ)を小さくしようにも限度があるので、結果として住宅の価格は上昇する一方。

追い打ちをかけるように、働き方改革による人件費高騰と現在の為替レートに基づいた材料費や設備費の高騰が重なり、これからは金利がより上昇することが予測されています。

住宅ローンをご利用になる方々にとって、この傾向は借入金額はより多く金利はより高くなることが必然です。

ご承知の通り、調査された2023年と比較すると、食品や生活必需品の値上げが続き、より大きな金利上昇の可能性も現実味を帯びている現在、これからさらに住宅ローン返済負担が大きくなることは間違いないでしょう。

一方、家計にあまり影響がない(14.1%)層は、前回調査より1.7%増えており、ここにも、住まいにおける格差の拡大がみてとれます。

住宅ローンをつかって持ち家を取得した85%以上の方々にとって、今後より重要になるポイント

今後重要になるポイントは下記3点です。

ポイント内容
複数比較で“納得の選択”を住宅本体だけでなく、住宅ローン・火災保険・引越し業者なども複数社を比較検討しましょう。
条件やサポート内容を見比べることで、無理のない最適な住まい計画が立てられます。
“職域・福利厚生”優待を活用「職域」「福利厚生サービス」など、利用できる優待制度があるかを確認しましょう。
無料相談や優待を活用すれば、費用を抑えつつ安心のサポートを受けられます。
オンライン・対面いずれでも、各社の対応品質は変わりません。
ブランドより“担当者の実力”住まいの満足度は、ハウスメーカーや工務店のブランドではなく担当者の対応力で決まります。
「職域」や「福利厚生サービス」経由でも、担当者の提案力・誠実さを重視することが重要です。
根拠に乏しいブランドイメージだけで判断するのはリスクとなります。

※相談時には、制度・優待の有無や担当者の対応力も比較し、長期的に安心できる選択を心がけましょう。

他、土地探しの段階から契約前後に至るまで、家づくり検討段階におけるさまざまなコスト圧縮方法があります。ひとつひとつのコスト圧縮は小さなものでも、あらゆるコスト圧縮を積み重ねることで結果として数百万円のコスト圧縮につながることもあります。

ご計画内容に応じた対策について、以下専門のスタッフがお答えいたします。お気軽にお問い合わせフォームから、どうぞ。

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住生活コンサルタント 早坂淳一住生活コンサルタント 早坂淳一

住生活コンサルタント 
早坂淳一
ネクスト・アイズ株式会社

大手百貨店にてクレジットカード事業の立ち上げやポイントカードシステムの運用、全店販促支援システムの運用、売場リニューアルプロジェクトなど、新規事業を中心とした業務に従事。 その後、携帯キャリア店舗改善プロジェクトや不登校児童・生徒活動支援プロジェクト、工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在は第三者機関ネクスト・アイズにて、住宅コンサルタントとして活躍中。

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