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2026年9月7日(月)
「暑い!」風を呼ぶ良相の家は涼しい
はじめに
熊本地震が7月28日で多くの方が罹災し、連日の異常な酷暑に見舞われ、その片付けもままならぬ間に、千葉や北陸では線状降水帯による経験をしたことのないような雨量の水害となり、ネパール・中国の巨大な土石流により千人を超す死者さらに4千余の不明者(中国側は未発表)を出す悲惨な土石流にみまわれています。
これも北極同様世界の屋根の氷河の崩落と温暖化による異常気象に起因するという。全ては人為的ともいわれる海水の高温による偏西風の蛇行に起因すると言われているのです。時代遅れの覇権争いに忙しいR・C・MAGA国のような身勝手な首脳たちに対しネパールの首相のように、これらを全世界で止めようとする首脳はどこかにいないものでしょうか?
良相の家相の家は涼しい
もうこうなると易や方位学など風水や古来の陰陽師?に頼るしかないものでしょうか? 地球本来の気象は叶わぬとして、実際に風水は家相学や居住学において最大の要素で、居住生活の本質を「風」すなわち通気と、「水」すなわち湿気対策と言うのです。風がよく通ることと、湿気を避け通気が良い家は涼しく健康的で本体も長持ちするものです。それらの方位の共通点を調べその原因を調べてみますと、なるほど長い歴史的体験で科学的なことが底辺に数多くあることが分かるのです。
間取りがシンプルで住む人が動きやすい(動線)が確立されて、どの部屋にも光と風が通るシンプルな間取り(居心地)がよい開放空間。どの間取りにも懐(ふところ)の余裕がある。なるほどこれは暑いながらも涼しく、建物にもよさそうなのです。
良相の家は目もと涼しく、家族、建物にも優しい
この「風」すなわち「通気」は家族にも気が行き渡り、同時にたまり場ともなる(居場所)。同時に骨組みと壁のバランスもよく地震・台風の災害にも強くなる(安全)。
何より家族との関係がよさそうな部屋のつながり、すなわち間取り(配置)には、風の流れを意識して迎える「張り」と抜く「欠け」がある。
これは最後までわが身を支えてくれる敷地、土台、床下に水周りに湿気が回らず(水はけ)が良い。なんとこれこそ「いい家」の条件に共通することなのです。
人にその人柄をあらわす人相があるように、家にもその人相のような「家相」があるのです。良相の「家相」は科学的で合理的でわかりやすく、風の通りやすいシンプルな間取りで、外観の家となるのです。これこそが「夏涼しい家」ともなるのです。目元涼しい家こそ良相の家となるのです。(平面図と写真)

しかしこれほど毎日暑い日が続くと夏の風情、「涼しげ」などという夏の感性も忘れそうで、毎日機械的な冷気の中で過ごすことが当たり前の夏の日となりそうです。暑くて外に出ることを避け、家にいる時間も長くなり、家の不具合や使いにくさ、暮らしにくさが目立ってくるものです。
「家相」は統計的な設計手引き
家相は直ちに迷信ばかりではなさそうなのです。大先輩である建築家の故 清家清氏をして「これは科学だ!」「家相は古来、住まい設計の統計的な手引き書だ!」などと言わしめたほど健康や安全の環境学と言えるのかも知れません。
筆者の生家は100年をゆうに超す家で、幸いにして空襲からまぬがれ、その家で育つことができました。南入りの広い玄関には三和土(たたき)の土間で、その右側に大きな洞穴があり、そこにもみ殻に包まれたサツマイモやジャガイモなどが保管されていました。
反対の左側は一段低い上がり縁を挟んで「店」と呼ぶ8畳間があり、その右角に黒光りする一尺角の大黒柱が悠然と立っていました。
かたく黒い三和土(たたき)の土間は奥の勝手へと繋がっていて、「竈(かまど)」があり、そこで薪がたかれ、釜が煮立っていました。その湯気も薪の煙も屋根裏に吸い込まれ、梁(はり)や母屋(もや=屋根を構成する木組み)は煤(すす)で真っ黒になっていて見上げると怖く果てしない宇宙的な永遠を感じたものです。毎年、暮れになるとその窯で糯米(もちごめ)を蒸篭(せいろ)で蒸し、石臼で餅をついて正月を迎えたのです。
家は霊的な何かが潜み、作法の教育の礎でもあった
半世紀以上も経った今でも不思議に、そのときの空気と匂い、情景が昨日のことのように覚えているのです。竈や土間、さらに流しや神棚をいつも清め、お供えをして手を合わせている祖父母を見て、住まいのあちこちに何か霊的なものが潜んでいるかのように思えたものです。
床の間に腰掛けたり敷居を踏んだりしたときに優しかった祖父母が形相を変えて怒ったこともあり、住まいにおける礼節さを子ども心に感じたものです。果たして現在、床の間も仏壇も和室さえない家で、霊的な重みや作法を子どもたちにどう教えるのでしょうか?やはりわが国の住まいの価値観は文化的意味でも「家相はある」と言えるのです。
家相や方位学などの易を「風水」と言うように。生理学的にも建築学的にも暮らしやすく長持ちする家は風がよく通ることと、湿気を避け通気が良いことが、わが国では古今東西一番良い家「良相の家」となるのです。
この酷暑続きの今でさえも、夕方か朝にすっと風が入ることもあります。これは現代の家でもマンションでも同様に、その風の向きに合わせ住まいの中を風が通り抜けるように、家具の配置や窓やふすまの開け閉めを考えるのです。
さらにこの近代的な家の部屋の良さそうな隅に、分厚い板などを敷いて一輪の花を厳かに生け、住まいにあえて象徴的な場を創ったらどうでしょう。ここに自然に四季を取り入れるのです。子どもたちはこの親の姿を見て重大なコミュニケーションが生まれるはずです。これこそが「家」ではないでしょうか。

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