住宅関連記事・ノウハウ
住まいのメンテナンスは《部分ごとに計画的に》
住まいのメンテナンスは《部分ごとに計画的に》
今回は、住まいの資産価値を維持するために必要な【住まいのメンテナンス】について解説しましょう。マンションでは管理会社が共用部分のメンテナンスをしてくれますが、一戸建は自分でメンテナンスの手配をしなければなりません。
■一戸建てのメンテナンスは《部分ごとに計画的に》
築年数が経過すると、外壁や屋根は傷み設備は劣化していきます。わずかなヒビでも建物内部に水が浸透してしまうと、住宅内部が腐食してしまいます。
住宅内部の腐食は、住宅の寿命を大きく縮める要因のひとつ。
そのため、定期的なメンテナンスは重要です。
ありがちなことですが、『あとでまとめて』と考えていると、1回の補修費用の負担が大きくなってしまいます。
床や壁の汚れ落としといった日々のメンテナンスだけではなく、専門家でないと直せない基礎や柱など、住宅の構造部分のメンテナンスも重要。
専門家でないと直せない部分は、その家を施工した住宅会社、または住宅リフォームやメンテナンスを請負う、お近くのリフォーム会社や工務店に相談してみましょう。
■一戸建て住宅:部分ごとのメンテナンス
建物外部と構造部分は、専門家に点検と修繕を依頼しましょう。自分でできるお掃除やお手入れもあわせて続けることで、長く快適に過ごせます。
【屋根・外壁は専門家による点検を】
●屋根の傷み: 屋根の表面が傷んでいたら施工会社に相談
屋根に割れやズレが起こると、そこから雨水などが浸入。梁や屋根基礎部
の腐食が進んでしまいます。転落事故を避けるためにも、専門家に点検を任せましょう。
●外壁の傷み: 築10年毎を目安に、施工会社に相談して外壁を塗り直し
外壁材はあらかじめ防水、断熱、防音などの処理がなされています。
しかし年数とともに塗装がはがれたり、ヒビが入ります。
年数が経ち劣化してくると、外壁から雨水が浸入してしまいます。
【基礎・土台・柱・梁のメンテナンスは専門家に依頼】
●シロアリ被害:発生したら早めに依頼
シロアリは、木材だけではなく断熱材やコンクリートまで食べてしまいます。
そのため基礎や土台、柱や梁が空洞化してしまいます。
住宅の傾きや変形が起きたり、最悪の場合は倒壊してしまいます。
●腐食:水漏れを点検。腐食を発見したら専門家へ
木材や金属材が腐ること。腐食によって建物の強度が低下します。
予防策は、湿気を入れないこと、そして湿気を除去すること。
見えない部分の雨漏り、水漏れにも注意しましょう。
【天井・内壁・床:日頃のお手入れは欠かさずに】
●ビニールクロス:固く絞った布で水拭き。
●塗り壁:ハタキなどでホコリを落とします。水や洗剤の使用は避けましょう。
●板張り:直射日光は避け、やわらかい布か化学雑巾でから拭き。
●白木:白木用ワックスでお手入れ、普段はから拭きで大丈夫です。
●フローリング床:ワックスは半年に1度、ニスは3年に一度を目安に塗り替え。
●カーペット:年に2回は、市販のカーペットクリーナーでクリーニング。
こぼしたときは、すぐに拭き取りましょう。
関連記事
おすすめ特集
人気のある家をテーマ別にご紹介する特集記事です。建てる際のポイントや、知っておきたい注意点など、情報満載!