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住生活コンサルタント 早坂淳一 ネクスト・アイズ株式会社注文住宅の間取りの失敗例10選!失敗しない間取りのポイントを徹底解説

完成品を見て購入できない注文住宅では、実際に住んでからしか気づけない失敗も多くあります。そこで今回は、特に失敗したと感じやすい「間取り」に関する失敗例とそれを回避するための対策をご紹介します。満足いく間取りをつくるために、失敗しない秘訣を知ってから家づくりは行いましょう。

間取りでよく失敗する内容とその解決策をまとめたコラムです。

<INDEX>

1.コンセントが足りない!位置が使いにくい!失敗しない配線計画のポイント

2.リビングの吹き抜けや階段に潜む失敗例!間取りは慎重に計画を

3.オープンキッチンで調理の効率が悪くなった!

4.お風呂と洗面は設置場所と広さで後悔が多数!

5.トイレ設置で動線を気にせず失敗!動線や広さを事前に検討

6.生活動線で失敗!動線設計が日々の快適さを左右する

7.子どもの人数に合わせて部屋は必要?将来を見据えた間取り選び

8.玄関の失敗は収納や広さでだけじゃない!換気や玄関ポーチも重要

9.通風や採光の失敗は窓!周囲の目線を考慮した配置を心がける

10.照明とスイッチが欲しい場所にない失敗!動線に合わせて計画

11.失敗しないために間取りで重要な5つのポイント

コンセントが足りない!失敗しない配線計画のポイント

場所ごとでの配線計画について

ダイニングは何かとコンセント不足

食卓で家電を使う事も増えていますが、そのコンセントを邪魔に思ったという経験があるのでは?

対策としては、ダイニングテーブル下に配線を集約すること。ホットプレートや鍋料理時も快適に使用できます。

キッチンのコードが丸見えで恥ずかしい!

オープンキッチンやアイランドキッチンではキッチン外のコンセントに繋ぐと、コードが丸見えで、【生活臭漂うキッチン】になりかねません。見た目と実用性を両立させるには、キッチン戸棚付近に配線をまとめると便利です。

テレビ廻りは何個必要?

テレビ周辺は、レコーダー、AVアンプ、ルーターなど複数の機器を使用するため、最低でも4口、可能なら6口程度のコンセントが最適です。また、壁掛けテレビを予定している場合は、ケーブルが見えないよう壁面の高い位置に設置する工夫も必要です。

さらに、音質にこだわる方は、分電盤から専用の配線を用意してテレビ周辺の電源を独立させる方法もあります。

テレワーク時のデスク周りは何個必要?

デスク周辺にPCやスマホ充電器、照明などを置くため、最低4口のコンセントを確保し、"たこ足配線"を防ぎましょう。配線の乱雑さは作業効率にも影響するため、見た目と実用性の両面で計画が必要です。

屋外は防水コンセント

ベランダやテラス、ガレージには防水コンセントが必須。特に、DIYや車の整備などを行なう場合は、AC100Vのコンセントを1箇所は設置すると、電動工具をスムーズに使えるようになります。

標準的なコンセント数の目安

場所個数
キッチン6個
ダイニング4個
トイレ2個
玄関1個
洗面所/脱衣所2個
廊下1個
個室5㎡で2個
7.5~10㎡で3個
10~13㎡で4個
13~17㎡で5個
17~20㎡で6個

設計段階で各部屋の家電使用リストを作成すると、必要なコンセント数を明確にできます。
また間取りを決める図面に、どこにどの家具を置いて、どこでどの家電を使うのかなど具体的に書き込んでいくと、より分かりやすくなります。

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リビングの吹き抜けや階段に潜む失敗例!間取りは慎重に計画を

現在、住宅の高気密・高断熱化が進んだことで、昔と比べると風通しも冷暖房の効率も向上していますが、【生活音】や【臭い】の問題が浮上しています。

ここでは、リビングを吹き抜けにした際の失敗例について、ご紹介します。

リビングの吹き抜けで気温差に注意

吹き抜けやオープン階段での気温差

リビングを過度に開放的にすると夏は暑く、冬は寒いという声は多く挙げられます。

冷気は下に溜まるため階段周りや玄関からの冷気で寒くなります。夏は逆に熱気が上に溜まるため2階が暑くなります。どれほど最新の高性能住宅でも、住まいの立地条件や間取り次第で室内環境は大きく変わります。日差しや風がどのように入り込むかで吹き抜けは検討する必要があります。

間取り検討時にチェックすべきポイント

以下の4つのポイントは、図面段階でしっかり確認することをおすすめします。

1.暖気の流れ
各フロアの図面を重ね、暖気がどのように上階へ伝わるかを検討する。

2.熱がこもる空間の換気対策
ロフトや小屋裏には、熱気を逃がす窓があるか確認。

3.適切な冷暖房器具の設置
吹き抜けなどに適したエアコンやシーリングファンの設置を確認。

4.地域に合った軒の出
お住まいの地域(緯度)に合わせた軒の設計が重要です。
※太陽光の角度(真冬:約40度、真夏:約70度)を参考に。

毎日の気候は決して一定ではありません。必要に応じて間仕切りできる設計を採用するなど、部屋の用途や家族構成に合わせた柔軟なプランを検討しましょう。

オープンキッチンで調理の効率が悪くなった!

オープンキッチンは憧れますが、意外と失敗した例も多いようです。ここでは、動線・視線・掃除・家電・ゴミ・収納6つの失敗例と対策をご紹介します。

オープンキッチンの6つの失敗例と対策

動線が変わって作業効率が落ちた!

キッチンで頻繁に使う設備である「コンロ」「シンク」「冷蔵庫」は、新居の間取りによって配置が変わることがあります。特にオープンキッチンは慣れ親しんだ作業動線から大きく変わるため、作業に手間取ることがあります。

検討前に現在の住まいでの配置や向きを参考に、「ワークトライアングル」の考え方を取り入れることが重要です。ワークトライアングルとは、「コンロ」「シンク」「冷蔵庫」を結んだ三角形のことで、3つの距離の合計が360~660cmであることが理想とされ、この範囲で計画すると作業効率が上がります。

配置や向きが全く異なると、慣れるまではストレスになる可能性や、設備の配置を後から変更することが難しいため、設計段階で慎重に検討しましょう

手元が丸見えで恥ずかしい!

オープンキッチンでは、料理中の手元がリビングや来客から見えて気まずいケースも多いようです。

この場合、腰壁を設置して視線を遮る方法がおすすめ。腰壁の高さは、キッチンの天板から20~30cm程度を目安に検討しましょう。

水はねや油はねで掃除が大変

リビングと一体化しているオープンキッチンでは、水や油が跳ねて部屋中に臭いや汚れがつき掃除が大変ということも。

この場合は、IHクッキングヒーターと油ハネをガードするガラスパネルを設置する対策がおすすめ。

何より、定期的に掃除ができるかどうかが重要です。

調理家電を置くスペースが足りない

炊飯器や電子レンジなどの調理家電を置く場所が足りなかったという声も多くあります。

計画段階で所有している調理家電のサイズと作業動線に応じた場所を厳密に考えておくことが大切です。
あわせて、電源コンセントの数と位置、必要な収納スペースをしっかり確保しましょう。

ゴミ箱がリビングから丸見えで困る!

「空いている場所でいいか」と考えていると、置く場所に困ることがあります。

キッチンの中に収納できるビルトインタイプのゴミ箱を検討しましょう。

奥行きのある収納の使い勝手は?

奥行きのある収納については、使いづらいという声をよく聞きます。引き出し式の収納と仕切りを活用することで、取り出しやすさを検討しましょう。

オープンキッチンはデザイン性機能性のバランスが求められます。設計段階から上記の点に注意して、適切な対策をたてることが成功の鍵となります。

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お風呂と洗面は設置場所と広さで後悔が多数!

2024年ある芸能人の逝去(実はファンでした)もあり、冬場はヒートショックへの関心が高まります。暖かいユニットバスの導入は新築の場合、実質1~2日程度、リフォームの場合は約4~6日程が目安となります。

ただし、ユニットバスはメーカーが受注後に生産する場合が多く、製品が現場に届くまで数か月待ちとなる事も。早めに計画を立てて、納期をしっかり確認することが大切です。

ここでは、お風呂や洗面での失敗談をご紹介します。

お風呂と洗面の失敗例と対策

浴槽の形状が合わなくてリラックスできない!

浴槽の形状が変わると入浴時に違和感を覚えることもあります。例えば、これまで丸みがある浴槽に慣れていた方が、直線の浴槽に変更するとリラックスできない場合があります。また、浴槽の高さが身体に合わないと、出入りが辛くなることも

快適な形状を選ぶには、ショールームで実際に体感してみることをおすすめします。

お風呂は広すぎても狭すぎても使いにくい!

広いお風呂は快適だけれど、お風呂が温まりにくい・掃除の手間が増える・水道代が高くなるなどの声も聞こえます。一方、狭すぎると足を伸ばせない、介護が不便になるといった後悔も。

お風呂の大きさを決める基準は、浴槽と洗い場の広さです。

浴槽のサイズ別目安
・横幅100~130cm:身長160cm以下であれば足を伸ばせる程度のサイズ。
・横幅140cm:長身の方でも膝を伸ばせるサイズ感。
・ワイドタイプ
大人二人でもゆったり入浴可能なサイズ感。

浴槽のサイズはあらかじめ決まっていますが、洗い場の広さは坪数によって変わってきます
目安としては、1坪は1人で十分な広さ、1.25坪で子供と並んでゆったり座れる広さ、1.5坪では介護や複数人の入浴も想定した広さとなります。

狭小住宅のお風呂は配置で失敗!

狭小住宅では、「お風呂によって、他の部屋が狭くなった。」という声や、逆に「1階北側でお風呂が寒い」「道路側の配置で心配」という声もあります。

広さで言えば、玄関から離れると廊下が必要になり、居住スペースを圧迫する原因に。玄関そばにお風呂と洗面を配置するといいでしょう。また、水回りを集約することでコスト削減にもつながります。

玄関の近くのお風呂は北側になることが多いため、寒い冬場は事前にお風呂場を温めるといった工夫が必要です
また1階のため窓を小さくし外から見えない工夫も必須です。

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トイレ設置で動線を気にせず失敗!動線や広さを事前に検討

トイレは日常生活で欠かせない空間です。リラックスして過ごすこともあれば、急いで駆け込むことや、夜中にぼんやりしながら向かうこともある場所。来客時にはお客様も使用するため、誰もが快適に使えるような計画が大切です。

家づくりでトイレは後回しになりがちですが、毎日使うからこそ失敗したと感じることも多いようです。

トイレは動線が重要!失敗例と対策

よくあるトイレ設置の失敗例9選

  • ・寝室からトイレが遠く、夜中に行くのが不便
  • ・2階の寝室から1階のトイレに急いで向かい階段を踏み外した
  • ・洗面所や脱衣室を通らないとトイレに入れないため不便
  • ・玄関近くのトイレで、玄関ドアを開けると中が丸見え
  • ・リビングの近くにトイレを設置したら、音や臭いが気になる
  • ・階段下のトイレは圧迫感で落ち着かない
  • ・トイレを最小限にしたら窮屈で使いにくい
  • ・収納不足でトイレットペーパーなどの置き場に困る
  • ・トイレに窓がなく、暗くて閉鎖的

どんな状況でも使いやすい動線が理想

トイレは寝室や外出先からの帰宅後、リビングや夜中など利用シーンを想定して、スムーズに使えるような動線を意識しましょう。

寝室からトイレの動線には階段や段差をなくす、洗面所や脱衣室を通らなくてもトイレを使える配置など検討しましょう。

トイレの広さと空間の工夫

トイレは最低でも1畳以上の広さを確保しましょう。1.25畳前後であれば、多少ゆとりのあるトイレ空間になります。
幅を広げてカウンターやペーパー類・掃除道具の収納スペースを確保することも可能です。

プライバシーや音・臭い対策

トイレを玄関ホールやリビングの近くに配置する場合、プライバシーに配慮した設計が必要です。トイレの中が直接見えない工夫はもちろんのこと、遮音・脱臭対策を施すことで使用時のストレスが軽減されます。
リビングと隣接する場合には、特に換気設備に気を配り、音や臭いが広がりにくい環境を整えましょう。

これらのポイントを押さえてトイレの設計を行えば、日々トイレの使用時のストレスを減らす事ができます。家族の動線やライフスタイルに合ったトイレづくりを目指しましょう。

生活動線で失敗!動線設計が日々の快適さを左右する

生活動線とは、寝室からの朝の身支度、朝食から外出まで、帰宅から入浴・食事・就寝までの動線、そして日々の掃除・洗濯などの家事動線などを指します。
現代では、家事を【短時間】で手際よくこなすことが重要視されていますが、そんな順調にいく事ばかりでもありません。
特に多くの人が悩む「洗濯動線」「水回り」「買い物動線」を時短する方法をご紹介します。

洗濯や買い物動線の失敗例と対策

洗濯物を持って移動するのが大変!

洗濯は、おおまかに6工程をこなす手間のかかる家事の代表です。

1.衣類を洗濯カゴに入れる
2.洗濯物を洗濯機に入れて洗う
3.洗濯後、取り出してハンガーなどに干す ※洗濯乾燥機の場合は干す作業が不要
4.乾いた洗濯物を取り込む
5.アイロンがけ ※不要なものは収納
6.畳んで収納する ※数が多いと時間がかかる

そんな洗濯で、「洗濯機から物干し場までが遠い」「畳むスペースがないからリビングに置いてしまう。」などの失敗の声が多くあります。

その解決策は、洗濯機から物干しまでは同一階で設計し、干す場所までの間に家族全員の衣類を収納できるファミリークローゼットを設置すると洗濯物動作を大幅に省略できます。
また、アイロンがけ台も一緒に用意しておくと一カ所で作業が済むので時短になります。

キッチン・洗面所・浴室などの水回りが遠くて失敗

こちらもよく聞く声のひとつ。キッチンから洗面所・浴室までの移動を最小限に抑えると時短できます。

水回りをまとめる間取りは最近の主流ですが、朝の時間帯に洗面所が混み合う場合も考え、「回遊」できる水回りを検討しましょう。

買い物の荷物を運ぶのが大変!収納動線の効率化

買い物帰りに大量の荷物を玄関から運ぶ時に、壁などぶつかる・収納スペースが遠いなどで、大変な思いをすることも多いはずです。
それを解決する買い物収納動線は以下の3点です。

・玄関近くにパントリー:常温保存ができる食品や重い食品に最適。
・キッチンまでを直線の動線に:荷物を持ってもスムーズに運べる間取りに。
・収納棚を動線上に配置:通過時に片付けられるので便利。

効率的な家事動線を検討すると、日々の負担を軽減してくれます。
洗濯や買い物収納など動線をじっくり検討して、時間にも気持ちにも余裕が生まれる理想的な暮らしを実現しましょう。

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子供の人数に合わせて部屋は必要?将来を見据えた間取り選び

多くの30代40代の親世代にとって、家を設計するときに「子供部屋は必要?」「作る場合、何部屋にする?」と悩む方も多いようです

ここでは、子供部屋をつくる際の考え方についてまとめました。

子供部屋の疑問を解決!

子供部屋は何のために必要?

子供部屋がない場合は、子供の居場所が自然とリビングなどになるため、家族でのコミュニケーションが活発になる効果があります。
また、間取りに余裕ができるため、その分でリビングやクローゼットの広さを検討できます。

ただ小学生以上になると、プライベート空間が無いことでストレスを感じる可能性もあります。

小さい内はリビングで過ごす時間が長くても、成長と共に友人との電話やメール、親に気兼ねなく過ごせる部屋があることで、自ら片付けや掃除、宿題や学校の準備も行なうようになるなど、「自主性」や「整理・整頓」など生きるていく上で必要なスキルを養うことができます。

ただ親として気になるのは、子供部屋を設けることで、子供の様子を確認することが難しくなる点。
まだ小さなうちは部屋にこもる時間など、ルールを決めておくなどが必要でしょう。

子供部屋はフレキシブルな空間に!

どのように子供部屋を設けるのか、その秘訣は「いずれ子供部屋として使えるような場所」をあらかじめ確保しておくことです。

テレワークや作業スペースとして

テレワークなどをする場合、専用部屋を設けた方が仕事に集中できます。子供部屋を親の仕事や作業スペースとして取り入れることで、子供が巣立った後もムダなく空間を活用できます。

子供部屋は、子供の成長やライフスタイルの変化に柔軟に対応できる間取りが大切です。
家族の共用スペースを、学生になったときに子供部屋にするなど柔軟に活用できます。

玄関の失敗は収納や広さだけじゃない!換気や機能性も重要

玄関の間取りを考える際、以下のような点に悩む方も多いようです。
「玄関はどのぐらいの広さがいい?」「玄関で収納はどの程度あればいい?」「おしゃれな玄関ってどうつくる」など。

玄関の失敗例と対策

玄関でよくある失敗例とその対策

収納不足で物が散らかる玄関

収納スペースが足りないと、靴や傘などが玄関にあふれてしまうことも。収納は考えたより1.5倍ぐらい余裕を持って設けると、物が増えても安心です。

狭すぎて使いづらい玄関

傘や靴のほかにベビーカーやアウトドア用品を置くなどいろいろ考えられるため、ある程度の広さは必要です。必要な物がどの程度あるのか確認し、窮屈にならない広さをしっかり検討しましょう

ニオイがこもる玄関

靴などの臭いの原因は玄関の通気性にあります。玄関に窓を設けたり、換気扇を設置することで解消できます。

照明がないと暗い玄関

「照明をけないと暗くて靴を履くのも大変。」という声もよく聞きます。
小さくても採光窓を設置するなどで対策しましょう。

玄関で最初に検討すべき4つのポイント

機能性を重視したデザイン

デザイン性だけでなく、「機能性」のあるデザインを選ぶことが重要です。
例えば、タイル張り玄関はお洒落ですが雨の日には滑りやすい点、白系統のタイルは汚れが目立ちやすく掃除が大変になるなど。

その場合、汚れの目立ちにくいタイルの素材や色合いを採用しましょう。

明るさと通気性も要検討

明るい玄関は好印象を与えます。小窓を設けるだけでも明るくなり、換気もできます。また、除湿効果の高い建材もあるため通気性も意識しましょう。

家族構成に応じた収納計画

子供が成長すると靴の数が増えるため、下駄箱は余裕のある大きさが必要になります。また、アウトドアが趣味であれば、その収納場所も必要です。家族の人数に合わせて事前に収納する物を把握することが重要です。

広さと使いやすさの両立

家族全員が同時に玄関を使える広さを確保するのが理想です。
さらに、アウターを掛けられるスペースや身だしなみをチェックできる鏡を設置すると便利です。

ぜひ、注文住宅の玄関を快適にするポイントを参考にしてみてください

通風や採光の失敗は窓!周囲の目線を考慮した配置

計画の段階で窓の配置と数を間違えて後悔しても簡単には変更できません。ここでは、窓の失敗例とその窓選びを成功させるための3つのポイントをご紹介します。

窓の失敗例と選び方

窓のよくある失敗例6選と対策

1. 窓が多すぎると住み心地が悪くなる?

窓が多すぎると「夏は暑く、冬は寒い」「外から家の中が見えやすい」などの声が多くあります。

窓を必要最低限に抑えることで、初期費用を抑えられるだけでなく、冷暖房費の削減にもつながります。窓は明るさや風通し、そしてプライバシーをしっかりと検討して配置や数を決めましょう。

2. 引き違い窓の隙間からホコリが入る

引き違い窓はレール部分に隙間ができやすく、ホコリが室内に入り失敗したと思う人も多くいます。

対策としては、密閉度の高い滑り出し窓や、開閉しないフィックス窓を選ぶなどがあります。また窓が必要ない場所であれば、取り付けないという方法もあります。

3. 隣家や通行人の視線が気になる

よく見る失敗例としては、陽当たりの良い南向きの大きな窓を設けても、視線が気になりカーテンが閉めっぱなしのケース。

建築前に隣家の窓の位置を確認し、視線が合わないように位置を調整しましょう。建築後であれば、ミラーレースカーテンで対策を行うのも1つの方法です。

4. 北側に窓を設けず室内が暗い

「北側の窓は不要」と考える方は多いですが、北側の全てが壁よりも窓があることで多少なりとも室内の明るさを確保できます。特にキッチンなど北側に窓がない場合、予想以上に暗く感じるため、高窓などの採用をおすすめします。自然光を取り入れたい・電気代を節約したい場合には、北側の窓は必要です。

5. 西向きの窓が眩しくて暑い

西向きの窓は、太陽が低くなる夕方に強い日差しが差し込み、部屋が暑くなりやすいのが難点です。

西側の窓には、断熱性を考え高性能ガラスや遮光カーテンを採用する事が必要です。

6. トイレの窓で防犯リスクが高まる?

死角になりやすいトイレの窓が侵入経路になってしまうこともあり、最近では窓を設けないトイレも増えています。どうしてもトイレに窓を設ける場合は、高窓や開閉できない窓を選ぶのが防犯面で安心です。

窓で失敗しない3つのポイント

窓選びを成功させるため、以下の3つのポイントに沿って検討してみましょう。

窓を配置する目的が重要

窓は一度、設置すると簡単には撤去できないため、設計段階から以下のポイントを基準に設置目的を明確にしましょう。

<窓を配置する目的のチェックポイント>
・採光は十分に確保できる?
・断熱性は十分に確保できる?
・気密性を損なわない?
・デザイン的に適しているか?
・防犯面のリスクはないか?

すべての要件を満たす必要はないものの、明確な目的が浮かばない場合、そこに窓は不要とも考えられます。住宅会社ともよく相談するようにしましょう。

窓掃除の手間も考える

窓の形状や大きさ、設置場所によって掃除の難易度は大きく変わります。事前に掃除の頻度や、プロに依頼する必要があるかも含めて検討することが大切です。

掃除の手間も考慮して配置場所を決めると、メンテナンスの負担を軽減できます。

具体的に窓の開閉をイメージする

住宅の窓は開閉することが前提ですが、「開閉の必要がなかった」など住んでから気づくことも多いようです。窓を開閉する回数や時間帯などを具体的に想像することで、理想とする窓を実現できます。

住宅の窓は設置すると変更が難しいため、失敗例を参考に慎重に検討することで、快適な暮らしが実現できます。

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照明とスイッチが欲しい場所にない失敗!動線に合わせて計画

注文住宅では、優先度が高い事項がたくさんあるため、照明とスイッチの配置は後回しになりがち。照明の使いやすさが本当に分かるのは、その家で暮らしはじめてからになります。

「ここにスイッチがあれば便利だったのに…」と後悔しないためにも、実際の暮らしをイメージし、生活動線に合わせて計画することが重要です。

照明とスイッチ問題の解決策

照明とスイッチでよくある失敗例

・家具の配置と合わず使いにくい。
実際に家具でスイッチが隠れてしまうケースもあります。また、ダイニングテーブルの上に照明を計画したが、スペースの関係でテーブルをずらさざるを得なくなって、照明の位置が合わなくなったなど。

・スイッチを最低限にして、「ここに付ければ良かった」と後悔。
照明のオンオフに余計な移動をする羽目になり後悔するケースも多くあります。

・スイッチの数を増やして使わないスイッチがある。
多すぎると、どのスイッチがどの照明に対応しているのか分からないという事も。スイッチにマスキングテープなどで、対象の照明が分かるように記載しておくなどが必要です。

このような失敗を防ぐには、「たかがスイッチ」と考えず、しっかり検討することが大切です。

照明・スイッチで失敗しないための「動線」

使いやすい照明やスイッチ計画を実現するには、「暮らしをイメージ」すして、その空間での「動き(動線)」を考えることが重要です。。例を見てみましょう。

・帰宅時に玄関からリビングに入る場合。
リビングドアを入って直ぐの壁にスイッチがあると使いやすいです。

・リビングからダイニングやキッチンへ移動する場合。
リビングからダイニング・キッチンに切り替わる部分にスイッチがあると便利です。

・リビングから別の部屋へ移動する廊下や階段。
リビングから出た直ぐの壁に廊下のスイッチを付け、さらに階段付近に階段と廊下のスイッチがあると便利です。

・夜になって寝室に入り、眠るために照明を消す場合。
寝室などはドアの近くに1つスイッチがあるだけで充分ですが、ベッドに入ったまま照明を消せるように、リモコンを置いておくのがポイント

上記のように日々の動線を洗い出し、どこに配置すると使いやすいのかを考えると適切な場所に配置することができます。

スイッチ配置で検討すべきポイント

さらに、スイッチの配置で検討すべきポイントをご紹介します。

スイッチの高さは重要

壁のスイッチの高さを大人に合わせると子供や高齢者には使いにくくなります。一般的な高さは、床から110~120cmが推奨されていますが、子どもや高齢者にも配慮して少し低めにするとそれぞれの負担が軽減します。家族構成に合わせて照明スイッチの位置は調整することが重要です。

暗がりでスイッチの位置は分かる工夫を

暗くなって帰宅したとき、照明の位置も判別しにくくなるため、ドアを開けてすぐ押せる位置にスイッチを設置しましょう。また、スイッチ自体に小さな明かりの付いたものもあります。トイレなど夜間に使う場所に設置するといいでしょう。

スイッチのデザインによって使用空間も検討しましょう。

スイッチにはいろいろな種類があります。後悔しないためにも自分たちが使いやすいと思えるスイッチを選ぶことも重要です。ここでは、種類ごとでの特徴をご紹介します。

片切りスイッチ
最も一般的なスイッチで、1つのスイッチで1つの照明器具を付けたり消したりできます。

ほたるスイッチ
オフ状態では内蔵ランプが点灯。オンになるとランプが消える機能なので、暗い中でもスイッチの位置が分かりやすくなります。トイレや洗面などに最適です。

調光器付きスイッチ
ダイヤルなどを操作し、照明の明るさを調整できます。リビングや書斎など雰囲気を変化させたい場合などに最適。

センサー付きスイッチ
動くものに反応して自動で照明をオン・オフしてくれます。屋外に設置すると防犯への効果が期待できます。

照明とスイッチは暮らしの快適さを左右する重要な要素です。家族の動線をしっかりとイメージし、後悔しないプランニングにしましょう

失敗しないために間取りで重要な5つのポイント

間取りで失敗しない5つのポイント

注文住宅の間取りにおいて、「ここに注意すれば後悔しません」という正解は残念ながらありませんが、最低限のポイントを抑えつつ、迷ったときには「リフォームできるかどうか」を考えてみるのも1つ。ここでは、後から変更がむずかしい点を5つ挙げてみました。

収納は簡単に増やせない?

どうしても足りないからと言って直ぐに収納空間を増やすことはできません。なぜなら、収納を増やす=居住空間が圧迫されるからです。

その収納を考えるにあたり、まずは「持ち物リスト」を作成して、家族全員の持ち物を把握しておくことです。そうすることで、プランの打ち合わせの際に、適切な収納スペースが確保できます

動線は簡単には変更できない!

家事動線で失敗しても、動線は1箇所を変更すればどうにかなる問題ではないためリフォームは簡単にはできないので注意しましょう。

<例:ゴミ捨ての流れ>
・家中のゴミをまとめる
・集めたゴミを一時置き場に置く
・ゴミ箱に新しいゴミ袋をセットする
・外のゴミステーションに持っていく

ゴミ捨ての動線を考えると、ゴミ箱の近くにゴミ袋を収納しておくと使いやすくなります。また、ゴミ箱を1か所だけにしておくと回収や袋の交換の手間が省けるため、ゴミ箱の設置数は少なくするのがおすすめです。

上記はあくまで1例ですが、1つの家事の流れを洗いだしていくと、自然と便利な間取りが見えてきます

電化製品の多いキッチンはコンセントを多めに設置

コンセントは迷ったら多めにつけておくのも1つの手です新築時であればコンセントの追加にかかる費用は数千円で済むものの、入居後に取り付けるには数万円かかるケースもあります。

特にキッチン周りやワークスペースは家電が多くなりやすいので、少し多めに設置しておくと使いやすさが向上します。

水回りは必ず家事動線を優先

水回りの動線は以下2つのような間取りにすると、無駄な移動が減るため、効率よく使用できます。

・キッチン・脱衣所・洗面所が回遊できる

・すべての水回りが一列になっていて、直線上に移動できる

また、水回りを1つにまとめることで、給排水工事にかかる費用を抑えられたり、メンテナンスがしやすくなるなどメリットがあります。

各個室の数と広さを決めるポイント

ここでは、部屋数を決めるときの失敗しないポイントを解説します。

世帯人数に合わせた部屋数の目安

世帯人数部屋数目安
1人1部屋
2人1~2部屋
3~4人2~3部屋
4~5人3~4部屋

あくまで人数からの部屋数ですが、例えば、仕事部屋などが別に必要などのライフスタイルに合わせて検討することも必要です。

また、テレワークや来客が多い、趣味室や洋服が多いなどの場合は、【居住人数+1部屋】を検討した方がいいでしょう。

注文住宅の検討にあたり、いろいろな失敗例と回避策を解説しましたが、各住宅会社の【規格住宅】は、多数の設計・施工事例とお客様の声をもとに設計・施工を練り上げた住宅です。

イチからフルオーダーで注文住宅をつくりあげるには膨大な手間と時間がかかりますが、規格住宅であれば、カスタマイズしやすく、検討にかかる膨大な手間と時間を圧縮できます。セミオーダーの規格住宅に関心のある方はぜひお気軽にお申しつけください。

家づくりの進め方をプロに相談したい方はこちらから▼

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大手百貨店にてクレジットカード事業の立ち上げやポイントカードシステムの運用、全店販促支援システムの運用、売場リニューアルプロジェクトなど、新規事業を中心とした業務に従事。 その後、携帯キャリア店舗改善プロジェクトや不登校児童・生徒活動支援プロジェクト、工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在は第三者機関ネクスト・アイズにて、住宅コンサルタントとして活躍中。

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