住宅関連記事・ノウハウ
2026年10月14日(水)
わが家を守る 簡単な補強で減災の心
はじめに
連日の酷暑、猛暑から突如の肌寒さと、この夏のあの異常な暑さの中、断層移動破壊よる第2次?熊本地震が起こりました、10年前の割れ残し断層破壊で、地盤もろ共に移動する凄惨な揺れに多くの建物が足払いを受けたように引き倒されたのです。
こうした地盤も破壊される今回のような揺れには専門家もうなるばかりですが、下からドンと突き上げるかのようなあの直下型の阪神淡路大震災の強烈な揺れに対してもちょっとした補強で家族の命を救った家もあるのです。

たった一本の古電柱のつっかい棒で生き残った家
今でも記憶に生々しい直後に訪れた阪神・淡路地震の惨劇は見ただけでも目眩がしそうなどれが正しく建っているか分らない都市のビルや、古くもない家々が無残にも倒れこんでいる姿に呆然としたものです。
しかし同時に古い木造の家がなんと古電柱のつっかい棒1本で倒れずに建っていたことにも驚いたのです。聞けばこの家の人は揺れの直後にケガ一つなく助かった!と言うのです。

もともと古家で少し傾いていたせいもありそこを直径15センチほどの古電柱つっかい棒のように支えていたという。おかげで家が倒れることなく無事逃げられたという。ただ室内は家具や物が散乱して逃げる妨げになって危なかったという。

その調査から筆者は二階建ての上階を乗せただけのような通称「お神楽不振」の家などを外付けの通し柱をボルトで止めてさらにつっかい棒のように抑え昔の木造校舎の三角の支え(控え壁=バットレス)のようです。これは左右や二階さらに屋根からの衝撃負荷を柔軟に支えてくれるのです。
このときできれば基礎をそれぞれジャッキアップして新たな鉄筋入り基礎にし、現在の基礎に補強の基礎も足すのです。
物や収納に殺される?反対に壁収納が助けてくれる?!
なかなかわが家での災害を想像することは難しそうですが、いざと云う時、逃げる方向や逃げ方を実際の家の中で想像してみるのです。居間でテレビを見ていて、突如グラッと来たとします。それも夜、いきなり停電で真っ暗となったと仮定するのです。
あたりはテーブルや棚の物が崩れて落ちてくる。冷蔵庫のドアが開き手前に倒れてくる?窓ガラスが飛び散る。さらに玄関のドアが歪んで開かないそんな最悪の情景です。しかしそんなシミュレーションすることで何が危険で何が必要か分ってくるのです。

このシミュレーションから家具は天井までの収納壁に、扉もつけるのです。大地震などの災害時にはただ凶器になるだけです。都市直下型の阪神大震災やその後の中越地震ではタンスや本棚などの転ぶ家具や不要な物のために逃げ場を失い、亡くなられた方も多かったのです。
タンスや書棚などは確かに物を立体的に整理することはできます。しかし倒れたときはその重量で逃げ道をふさぐばかりか、押し潰される危険もあります。
既成の家具は突っ張り棒ではなく、倒れないよう床から天井まで“すき間なく固いものをはめ込み”固定することが重要です。中の物も建物と同じ周期で揺れるため飛び出してきません。
建物が最悪崩落した場合でもこの造り付けの収納家具が退避スペースをつくり出してくれる可能性もあります。収納は「究極の生存空間」だったのです。
実際の阪神・淡路大震災では、鉄筋のマンションや病院が数多く崩落しましたが、運よく生存スペースがあったように思われるケースもあります。さらに玄関扉が歪んで開かなくなったとき、下駄箱に隠しておいたバールでこじ開けて外に逃れた例もあります。こうして一軒一軒の家が想像でわが身とわが家族を守ることこそ、わが家わが街の減災となるのです。そこで次回は減災とはわが家と街を守ることです。
ここでお知らせ
あの阪神・淡路大震災直後に出版いたしました拙著『地震に勝つ家 負ける家』(山海堂19853月ちょっと汚れていますが…?)を先着5名様にプレゼントさせていただきます。
アトリエ4Aホームページ(こちら)より、お問い合わせくださいませ。
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