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住宅関連記事・ノウハウ

住宅アドバイザー 辰巳 渚 賞味期限切れが起きるわけ~長もちする家を作るヒント

1. しあわせな空間の記憶

私たちを支えるのは、しあわせな空間の記憶。次の一歩を踏み出す勇気は、しあわせな関係の記憶から生まれます。忘れられない、身体に残り続ける記憶。それは「思い出」と呼ぶにはあまりにも深く刻み込まれた、私の「いま」そのものかもしれません。

賞味期限切れは、「希望どおりなのに不満の出る家」だから(写真:野寺治孝氏)
賞味期限切れは、「希望どおりなのに不満の出る家」だから(写真:野寺治孝氏)

住みはじめてすぐに「賞味期限切れ」が起きる理由

家事や暮らしの講座で、多くの人から聞いた不満から気づいたことを、実際のケースで紹介します。

ケース1:希望どおりなのに不満が出る

  • ・家族の希望を反映してアイランドキッチンや収納を設置
  • ・住んでみたら、動線が悪い・使いにくいなどの問題が発生
  • ・希望どおりのため、誰にも不満を言えない状態に

原因は、初めての家づくりで「本当にかなえたい願い」と「業者に伝えた要望」の区別がつきにくいことです。経験不足のため、情報を集めれば集めるほど要望が増え、住んでみないとわからない問題が残ります。

ケース2:完璧に計画したはずが後悔が出る

  • ・設計段階で何度もプラン変更し、理想の家を建築
  • ・住みはじめて気づく後悔:ウォークインクローゼットの位置や不要な洗面台など

家を手に入れることがゴールと思いがちですが、実際は**住みはじめた瞬間から暮らしが始まる**のです。理想の暮らしは、住みながら少しずつ実現していくものです。

ポイント:住みはじめは70%完成で十分。100%に近づけられるのは、暮らしの主人公である住み手自身です。

2. 長もちする家を作るヒント

住みはじめてからもあきらめられないこだわりを持つ女性の声は多く、筆者自身の経験にも通じます。

つくり手には暮らしを語れる経験が不足、住み手には家で生活を築いていく知識が不足(写真:野寺治孝氏)
つくり手には暮らしを語れる経験が不足、住み手には家で生活を築いていく知識が不足(写真:野寺治孝氏)

ケース3:「できません」と言われる不満

業者に希望を伝えても「できません」と返されることがあります。これは施主がわがままだからではなく、双方の経験や言語・常識の違いが原因です。

  • □ 施主:暮らしの言葉で希望を出す
  • □ 業者:設計・施工の言葉で回答
  • □ 常識や経験の差により、希望が正しく伝わらず、実現されない

大切なのは、お互いが納得できるように話をしながら家づくりを進めることです。

株式会社家事塾 代表 辰巳 渚

お茶の水女子大学卒業後、出版社勤務を経て、1993年よりフリーのマーケティングプランナー・ライターとして独立。著書多数で、講座・セミナーを通して豊かな暮らし方の発信を行う。

野寺治孝(Harutaka Nodera)

1958年千葉県生まれ。広告デザイナーを経てプロ写真家に。国内外で作品発表多数。「TOKYO BAY」「帰郷」「boat」など代表作。

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辰巳 渚

 家事塾代表 辰巳渚
  「しあわせな空間の記憶」をテーマにあなたの理想の住まいを見つけるお手伝いをさせていただきます。
 要望の整理など、ご自身の暮らしについて真剣に向き合うと、あなたの「しあわせの空間」が見つかるはずです。
 ぜひ、お気軽にご連絡ください♪

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