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収納は難しい?(4)考え方次第!押入れを高収納に?
―実は…間仕切りをすべて本棚にすると7000冊の本が収納できる?のです!―
○今回のポイント 1 工夫次第で間仕切りも収納に変更し、スペースを有効的に活用
○今回のポイント 2 奥行の広い収納は、奥と手前で用途を分けることがポイント
家づくりでの一番の関心事と、悩みは収納です。従って家づくりやリフォームでは1にも2にも「収納、収納!」となるのですが・・・、なんと!今住む3LDKのマンションに、空間を少しも狭めずに7000冊もの単行本が収納できるのです??なんと!これは小さな書店並です。
間仕切りを本棚に!
その仕組みはイラストのようにすべての間仕切りをすべて奥行き10cmほどの書棚にするのです。なるほど一般的なマンションでは天井の高さ一杯まで10段ほどの書棚となり、1m幅の壁に1段70冊として700冊!で、壊せそうな間仕切り壁は10mとして、7000冊!!となるのです。
<イラスト1:3LDKの間仕切り壁の中に7000冊の本が・・・(画:天野彰)>
なるほど今までただ空気だけだった間仕切り壁の中が収納となるのです。この収納はすべて本棚にするのではなく奥行きを10~20cmほど足して他の収納棚にしたり、さらに40cmほど足せばクロゼットにもなるのです。
押入れの奥と手前で収納できるスペースに
この奥行き10cmの書棚を利用して“厚さ10cmの書斎”まさしくあの投票所の机の様な、馬車馬お父さんの「オヤジデスク」(イラスト2)が私の“特許”なのです!?
<イラスト2:元祖、壁の中の厚さ10cmの「オヤジデスク」(画:天野彰)>
この考えで使い難い押入れをそのまま多機能高機能収納にするのです。まず使いにくい中棚を取り外し、その奥に奥行き30cmほどの棚を設けます。その前にハンガーパイプを渡して洋タンスにするのです。奥の棚は帽子やバッグ、余所行きの履物など小物を置き、前に掛けたコートなどを掻き分けながら使うのです。
下段は奥行きのままの深い引き出しにして前後に中仕切りをし、夏冬の収納に分けるのです。この手法はアパートでもできるのです。押し入れの中段はそのままに、古い本棚などを切って奥に押し込み、その前にハンガーパイプ(突っ張り棒など)を付け、下は引き出し式のプラケースを置くのです。まさしく簡易な収納ながら大容量となるのです。
<イラスト3:押入れのリフォームで多機能収納に(画:天野彰)>
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