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2025年11月29日(土)
狭楽し収納法(2) 収納は形と場が大切!ポケット収納
はじめに
“収納”とは収めて納めるところで、まさしく物を入れる所なのです・・・がむやみに入れるだけではだめです。
収納はまず全ての物を把握し、生活行動とリンクさせて置く場所を決める
なんでも収納を多く!は間違いなのです。扉が多すぎて、どこに入れたのか分からなくなりいざとなるとパタパタと開けて探すことになります。特に屋根裏や床下収納は入れたらもうおしまいで“お終い”となるのです。いずれ老いてはよじ登ったり、屈んだりは危険でできなくなり、二度と出せなくなります。まさしく本人も物も「死蔵」となるのです。
そのためにまずは仕舞う前にすべての物を目の前に置いてよく眺め、しっかり目に“収めて”その上で“納める”のです。そのコツとはわが生活行動を考え整理し、その物とわが生活行動をリンクさせるのです。
これは何も難しいことではないのです。まずは玄関には靴や外套や雨具があるのが当たり前で、トイレにはトイレットペーパーで「おーい!かみーッ」とはならないのです。同様に洗面脱衣室には取りあえずのタオルや下着などがあれば慌てて裸で取りに行くことにはならず、さらにストックなどは寝室のタンスやクロゼットにきちんと納めるのです。
こうして収納は日常のすべての生活のそれが“そこ”にあれば便利なものを配置するのです。まさに設計やリフォームの際に人の動線プランと重ねて合わせて“物のプラン”もつくるのです。まさしく「どこでも収納」なのです。
しかし実際の生活では収納の選り分けや配置に困るものも多いのです。そんなときは取りあえずの“一時保管所”を設けるのです。まさに「なんでも収納」で、それぞれ生活行動の大きな「食う、寝るところに住むところ」の3区分に分けて、それぞれの場所にはてな?物をプールするのです。これを私は「ポケット収納」と名付け、そこから住まい全体の収納を整理して行くのです。
手を伸ばせば直ぐに物が届くポケット収納
まずは「食う」と「寝る」は生活の中でも物が多いゾーンですが、しかし生活区分がはっきりしていて物もまとまっているので比較的整理しやすいものなのです。
が、ま、これが落語で言う江戸の裏長屋の熊さん八っあんの、あの「食う寝る」は、まさしく九尺二間の四畳半ほどのスペースで、ここに親子が重なり合って住んでいたのですから物も人も大変で、まるで部屋のすべてがポケット収納のようなものなのでしょうが、反面手を伸ばせばすべての物に手が届いてさぞかし便利だった?かも知れないのです。

住む人のプランとリンクする収納(画:天野彰)
なんと!この手を伸ばせばすべてに手が届くことは、高齢になって身体が不自由になると、むしろ便利では?などと皮肉にも長寿社会では見直されていることのかも知れません。が、この話はこれからの収納の在り方に大きなヒントでもあるのです。
しかし、家づくりの現場ではいまだに「シュ-ノ-」「収納ー!」で、まるで収納の為に家を建てたり、リフォームをするかのような奥さま方の要望が多いのも事実なのです。しかし、きっちり整然と造られたあり余るほどの収納は、家が出来てみるとなんと意外にもその整理と場所に追われて疲れ果て?多くの収納が空いたままでいることが多いものです。
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