住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月29日(土)
それでも家を建てる覚悟!自身に合った家とは
はじめに
今まで多くの人々、家族の家づくりのお手伝いしていて疑問を持つことはその時代時代に訪れる流行りや災害、社会変化や世相に翻弄されてわが家や自身と家族を見失ってしまうことです。
もともと政府の持ち家政策の一環として昭和25年にスタートした金融公庫の低金利住宅ローンで一気に持ち家ブームとなり、早々にハウスメーカーが世に台頭し、のちに各社のうたい文句やコマーシャルがまるで住まいのテーマのようになり、住宅開発が進みまるでアメーバーのように都市を広げたのです。
無造作に広がった混沌都市に無造作な家
拡大化した都市にますます人口が集中し地価は高騰し、戸建ては容易にならず高層持ち家?が建ち始め、マンション・ブームとなり、こんにちのタワーマンションとなるのです。一方で持ち家に手が届かない人々のための木賃アパートはそれまでに無かった賃貸住宅の質も上がり、今度は持ち家か、賃貸住宅か惑うのです。その間に、マンションは古びて住みにくくなり持ち家?と言うこともあり、リフォーム・ブームが起こるのです。一戸建ても度重なる地震のために耐震補強を兼ねたリフォームが起こるのです。
しかしこうした流れは諸外国と根本的に違い、首都圏に仕事を求め人口が密集します。地価が上がり、同時に維持や相続も難しく、そういっても簡単に売買するのも難しく、肝心な家そのものは価値を失い容易にそこから動けないでいる混沌都市の混沌住宅のようです。
空き家と老朽マンションの新たな社会問題?
持ち家政策から始まった混沌都市の混沌住宅は拡大化した都市のインフラの老朽化と住む人の居ない空き家と危険な老朽マンションで埋まり大きな社会問題となっています。
お話しが何やら面倒くさそうな社会現象のようになって来たように感じますが、わが国の住まいは家の本質も有史以来何も変わってはいないのです。誰もが地に張り付いた家を求め、多湿でしかも四季がありその文化があること。若い人もその環境で育ち、そして今もこの本能的文化を感じているはずです。
都市に居る人は狭いながらも町家を考案し、陽を浴びる広いベランダを求め、同時に雨や湿気を除ける深い庇を求めるのです。間取りは狭くても広く自由なユニバーサル・プランを求めているのです。これらには多くの異論もあり、若い設計者たちはさらに違った発想で家や都市を提案しますが、人は、文化はそうそう簡単には変わらないと、それが半世紀以上も長く家づくりをして観念をしたことです。
リフォームや建替えは自身、家族が見え、先が見えて来る?!
多くの建て主方に長きに渡って住んでいただきその本音と叱咤を受け、住み手の提案も多くいただけました。その長い間に人は年を取り老いて家族が変わり、災害もあり新たに不安も起き、勇んで建て、何か不幸が起こり「家相」が悪いのでは?など、家の見方がまったく違って来るのです。現代の空き家やマンションの構造設備的老朽化はこうした何百年も続く本能的文化由来を考えれば無かったのかも知れません。
ではその根本を改善すれば答え見えてくるのではないか?と、筆者はその考え方の提案をして来ました。幸いにも多くの著書の機会を与えられ、メディアにもお話する機会も与えられたのです。それは建物の形でもなく、ただ考え方の提案、いや…想いだったのかも知れません。家づくりやリフォームは住む人の人生を考え、いかに活きていくかを共に考え、わが家族、自身と家族の行く先、人生を見てみる貴重な機会だと思うのです。
そのための柔軟な家を考え、「時」「家」「人」など、本質的な日本の「時間-空間-人間」だと思うのです。
「減築」と「構造を切り離す」
将来空き家や老朽家屋にしないためには、「家」を人や家族優先の空間として考え、家の構造や設備とを切り離すことだと思うのです。これは構造と空間(家)の二重に、マンションでは骨組・設備と「家」を切り離すことが大切だと感じます。


またリフォームや大規模修繕では戸建ては骨組みを残して「減築」し、余った部分をフレキシブルな空間と組み合わる。


マンションなどでの大規模修繕ではイラストのフレームコロニーのように躯体と設備を極力露出し、補強新設、さらに各家は「殻」のように浮かして新たに造る考え方です。住まいは少しコンパクトになりますが、これで将来長きに渡って構造と設備のメンテナンスを外から容易できるようになり、自由な空間と耐震・高断熱省エネ防音となるのです。
実は私事ですが、骨組みの補強“工事”をし、上手くいきましたらまた…。
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