無料新規会員登録

掲載情報件数

完成事例 1476 件 | ハウスメーカー 22件 | 工務店 84件 |建築家 15 件 | 住宅展示場リノベーション

  1. HOMEHOME
  2. 住宅関連記事・ノウハウ TOP
  3. 設計のヒント
  4. 家相が気になる?(3)家相の中心と張りと欠けとは?

住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 家相が気になる?(3)家相の中心と張りと欠けとは?

○今回のポイント 1 家相は方位で「鬼門」などを避けること
○今回のポイント 2 家づくりは方位を意識することが重要

家族中心のプランがやっと煮詰まってきたころに、家相は古来からの暮らしの知恵で生活科学なのか!と気付き、慌てて「鬼門」だけは最低でも避けようと「家相盤」を引っ張り出して今のプランに当て嵌めようとします。しかし、住まいの各方位の差しさわりなどは家相盤でどうにか分かっても、果たして肝心の家相の中心はどうやって決めたらよいか、さらにはよく言われる「張欠」とは一体どんな形のことかと言った疑問が起こります。

多くの家相家の障りを平均した天野式家相盤(画:天野彰)
<イラスト:多くの家相家の障りを平均した天野式家相盤(画:天野彰)>

そこで家相盤を改めて観てみますとなぜか家相盤は南(午)の方向が上で北(子)が下と言うことになります。ま、人は南に向いて暮らしているとでも考えれば分かりやすく納得が行くかもしれません。実際に子の刻とは真夜中の12時あたりで反対の日中の12時は午の刻と言うと理解できます。なるほど住まいには陽の当たる真南と真夜中の真北で出来ていると言うことです。

実際に住まいの設計では我が事務所ではほとんど上が南で下が来た方で南北が逆に表示されているのです。
ま、朝起きて東から陽がのぼり、そして西に陽が沈むまでの日中で、太陽と人の暮らしとを表しているのです。こうして「鬼門」を見るとなるほど北東が正鬼門で、南西方位には裏鬼門があるのです。

家相盤はその方位を24等分に分け、各方位を15度づつに割るのです。そこに各方位を真夜中から時計回りに子(ね)丑(うし)寅(とら)・・・と、十二支で名付け、それらに挟まれる45度の方位は8等分となり、その方位の北東を丑寅(うしとら)、対する南西を未申(ひつじさる)の鬼門とするのです。
まさに時間と方位の24方と、東(卯)西(酉)南(午)北(子)の四方とその十二支に囲まれる八方から細かくその縁起を表すのです。この辺りから十二支十干(じっかん)の八角となり人と方位、さらには時間の日時さらに年の暦となり、それが八卦となり占いの感覚ともなるのです。
まさに時間と方位の24方と、東(卯)西(酉)南(午)北(子)の四方とその十二支に囲まれる八方から細かくその縁起を表すのです。この辺りから十二支十干(じっかん)の八角となり人と方位、さらには時間の日時さらに年の暦となり、それが八卦となり占いの感覚ともなるのです。

家相盤から方位の中心と基本方位をを決める手順

家相の中心はバランスを図る(画:天野彰)
<イラスト:家相の中心はバランスを図る(画:天野彰)>

まさに古来からの人間・時間・空間とも言えるのです。従ってこの方位盤は八角盤あるいは方位盤とも言え家づくりでは重視するのです。
そこで肝心の中心はまず磁北ではなく真北に合わせ、その中心出しはイラストのように、凹凸を平均して大きく対角線で決めなど、いろいろな方法があり、各家相家にはそれぞれの流派があるようですが、私どもは図の下の各ブロックの中心を出しその点を結ぶ方法や、建て主にビジュアルでも納得が行くようにプランの裏に厚紙を張り、それをカットして鉛筆などでその重心を正確に探し出す手法を用いることもあります。

そしてプランの「張り欠け」ですが、これは家相では鬼門を探るときに一番に注意するところとなり家相盤でも一番内側に記されています(イラスト)之もプランの大きく見てだいたい辺の三分の一以下の凹凸を張り欠けと言いどちらも鬼門などに障らないようにすることです。

その謂れはやはり風の通りや日陰など住まいに支障のある場合について言われたもののようで、イラストのようにできるだけ欠けが生じないように注意することです。

張り欠けは中途半端な欠けを重視(画:天野彰)
<イラスト:張り欠けは中途半端な欠けを重視(画:天野彰)>

さてこうして基本法則が適合したところで先ずは玄関や水回りなどを鬼門を避け、さらに家相盤で色が濃く障りがある方位にそれぞれの部位をできるだけ外していく程度でいいのです。
しかしどうしても鬼門が当たる場合などどうするか?次回はそんな上手な家相の避け方についてお話ししましょう。

*********************************************************

★天野彰先生の最新情報!
10月5日(金)NHK EテレにてAM11時より「明日も晴れ!人生レシピ: “わたしのスペースづくり”」(再放送)にて賀来千香子さんなどと出演します。私どもがお手伝いした家も紹介されます。どうぞご覧ください。
*********************************************************

★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

関連記事

建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表。

 一級建築士天野 彰 公式ホームページ
 一級建築士事務所アトリエ4A ホームページ