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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 家相が気になる?(2)家相はあえて生かす?

―実は…「家相は気になる」ことは良いことだ!?と思うのです。―

○今回のポイント 1 まず「家相」の決まりを守ったプランで始める
○今回のポイント 2 「家相」は暮らしやすいように計算された「生活科学」

家づくりは東西南北に目を向け、積極的に「家相」を活かす

家づくりのプランニングにはいろいろな制約やよく分からないことが多いものです。特に将来どうなるかを考えると迷うことも多くなかなかプランが決まりません。
そんな中で、どちらからともなく「家相?」や「鬼門?」の話題も出てきます。まさに迷信であろうと思いながらもその“障り”や良さそうな方位をプランに当ててみると、何やら自然の摂理や、避けては通れない四季の様子が見えてくるのです。まさに四季ごとの太陽の位置や陽の高さ、さらに風の動きまでもが想像されてくるのです。

そこで家の周りの東西南北を考えることが何より重要と思えてくるのです。しかも家づくりならではの「絶対方位」があることも分かり、しかも先人たちの長年の災害や安全などの暮らしの知恵など合理的かつ科学的なことが多いことも解かって来るのです。

そこでまず「鬼門」に例えられる“障り”をいかに避けるか?を考えようとします。しかし「鬼門」を避けるのではなく「鬼門」がそこにあると何が悪いのかを考えて見るのです。その上で他の方位の利点や欠点も探ってみるのです。
そうです。言い換えれば積極的に「家相」を活かしたプランニングすればよいと思うのです。そうして自分たちの住みたかったもともとの「場取り」の連鎖をつくり出してみるのです。

なるほど自然、さらにはその土地の環境を考慮しつつ建築基準法などの法制限と同じように「家相の一通りの決まり」を守ってみるのです。

イラスト1:「場取り」の鎖(画:天野彰)
<「場取り」の鎖(画:天野彰)>

「家相」は古来からの暮らしの知恵をまとめたもの

すると家相の真の法則のようなものが見えてくることもあるのです。なるほど玄関を開けたらいきなり寒い北風が入ってくるよりは暖かく明るい方向に向かった玄関の方が良さそうだとかキッチンも明るく温かいキッチンの方が朝食をつくるときも気持ちがいい。などなどです。

しかもなるほど家の中の人の居場所や暮らし方も何となく家相の吉凶のとおりのような気もしてきます。明るく陽の当たりが良いリビング・ダイニングや、お年寄りの部屋は一日中陽が当たり風通しの良いとろが良いとか、さらには火を使うところは北風が入ると、もしもの時に火が回りやすく煙や臭いも家中に充満してしまいます。同じことが湿気の多いところもその方位にあると家中が湿気ってしまいそうです。なるほど家相は古来からの暮らしの知恵、生活科学なのか!と思わせるのです。

次回は「家相の基本法則中心と張欠とは?」なのです。

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★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表。

 一級建築士天野 彰 公式ホームページ
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