住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月29日(土)
高性能住宅は災害に強い!?
はじめに
平成30年北海道胆振東部地震をきっかけに発生した、北海道のほぼ全域で停電となった史上初の「ブラックアウト」。夏だからまだ良かったという声がある反面、裏を返せば冬に同じような規模の停電が起きた場合、このような被害で済まされないことは容易に想像できます。
そこで、注目を集めているのがZEH(ゼロ・エネルギー住宅)などに代表される高性能住宅の数々。
断熱性能は最も優先すべきポイント
建物の断熱性能が高ければ、屋外との寒暖差が大きくても、室内温度はそれほど大きな影響をうけないということ。大規模な災害の直後で電力やガスの供給が滞ったとしても、復旧するまで容認できる程度の室内温度が維持できれば、快適とはいえないまでも身体に大きな影響を与えにくい可能性が高い、ということです。
実際に家づくりを検討するにあたり、住宅の断熱性能を各社に確認する項目は以下の項目になります。
- ・使用する断熱材・窓などの仕様と性能
- ・検討している住宅のもつ断熱性能を数値で確認
- ・建築物省エネルギー性能表示
- ・予測光熱費シミュレーション
- ・快適性と健康性の根拠(客観的な調査に基づく資料)
- ・「自然エネルギー」をそのまま受動的に利用して、快適な住まいづくりをしようとする設計思想・設計手法
台風や火災に備えて検討すべき家づくりのポイント
最近では台風の襲来に備え、以下の項目の検討を進める方々が増えています。コストとの兼ね合いによりますが、以前と比べ優先順位が高まっています。
・風害に対応する窓の仕様
例:大窓にはすべて雨戸かシャッターをつける。
・屋根の腐食を予防する工法と定期点検の体制確認
・盗難への備えはもちろん、台風のとき窓に飛来してくるものに備える防犯ガラス(網入りガラスなど)の採用検討
地震発生後、高い確率で発生する可能性がある火災への備えも重要です。
・建物の構造は準耐火構造を前提に検討 (火災保険の保険料が下がります)
上記は建物の構造や仕様に関連する部分です。仕様検討の段階で後から変更することや、既存の建物を上記の仕様に変更するには、差額だけでも無視できないコストが発生します。できれば、検討初期段階から住宅会社の営業・設計担当者と相談して優先順位を固めておくほうが良いでしょう。
災害に役立つ住宅設備系とは
の取り入れたほうが良い住宅設備を解説します。
太陽光発電システム
ZEHを選ぶと必ずついてくるのが、太陽光発電システム。災害で電気の供給が止まってしまったときにも、停電で困ることがないためおすすめです。
ただし、停電時は太陽光発電システム設定の変更(自立運転)が必要になります。住宅会社から建物の引き渡しをうけるとき、必ず太陽光発電システムの自立運転への切替え方法を教わっておきましょう。
エコキュートなど、タンクに水を貯められる給湯機器
地震や洪水、台風などの広域災害時には、断水してしまう可能性が低くありません。貯湯タンクには水が貯められており、災害時にはタンク下の蛇口(バルブ)をあければ、タンク内に貯められている水が使えます。貯められた水なので、飲用できます、とは言いにくいものがありますが、平常時はほぼ毎日のように、タンク内の水が入れ替わります。災害時は、その前提のもとでご利用いだたくのが良いかと思います。
また、マンションの場合では、タンク設置場所に大きな制約をうけるため、エコキュートなど貯湯できる給湯設備の設置は難しい場合が多いですが、戸建住宅であれば、マンションと比べて貯湯タンクの設置が容易です。
タンクつきトイレ
停電時は、タンクレストイレでは水が流せなくなります。また、大地震や洪水のときは下水道施設が破損していることが多いため、用を済ませた後でいつものよう水を流すと、思わぬところで漏水被害が発生する可能性があり、現在では大地震や洪水のときには水を流さないことがマナーとなっています。
タンク付きトイレであれば、飲用することには抵抗ありますが、断水時に食器をすすぐ水などで利用できます。
プラグインハイブリッド車など
現在販売されているプラグインハイブリッド車には、AC100Vコンセントが常備されています。
家を新築する、リフォームする場合、あわせて自動車を購入する検討をする方も多いですが、AC100Vコンセントつきの自動車を選んでおくと太陽光発電システムがなくてもスマホやタブレットの充電で使えるほか、蓄電池を備えているプラグインハイブリッド車であれば、その大容量の蓄電能力を生かし照明などでも使えます。
ハウスネットギャラリーのサービス一覧
関連記事
- 使いやすいキッチンの満足度と腰痛の関係
- 2018年4月から大きく変わる住宅の売買
- 自然災害の発生が予測されるときの情報入手方法
- 省エネ性能等を満たすと使える減税・優遇制度
- すまい給付金について 対象者の条件や要件など
おすすめ特集
人気のある家をテーマ別にご紹介する特集記事です。建てる際のポイントや、知っておきたい注意点など、情報満載!
注文住宅のハウスネットギャラリー

























