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昔ながらの住宅地と新興住宅地。そのメリット・デメリット
今回は、昔ながらの住宅地と新興住宅地において、そのメリット・デメリットを解説します。
昔ながらの住宅地と新興住宅地の違い
一般的には『昔ながらの住宅地は人付き合いが面倒』と言われていることから、いくら通勤・通学に便利でも、検討候補から外す方々がいらっしゃいます。一方、新興住宅地では、ほぼ同年代の方々が土地を購入することが多いことから人付き合いが楽と考える方々が多いかと想定されます。
ところが、新興住宅地のデメリットは、公園デビューに代表される『同世代同士で過剰な交流を求める』ケース。同世代で同じような家族構成の場合、うまく【ママ友】になれば良いのですが、同世代同士でのマウンティングへの対処も考えなければならないことから、結果として『人付き合いが面倒』になる可能性がありえます。
上記の要素は地域次第なので、実際のところは購入前にリサーチするしかありません。ただし、昔ながらの住宅地は、世代・収入ともさまざまな世帯が混在していますが、新興住宅地は同世代・同収入の世帯が集まりやすい傾向があります。
周辺環境など、購入前にリサーチする方法は
『いま、どうなのか?』を知るには、現地に足を運び、現地に住んでいる方々に直接お話をお聞きすることです。
ただし、そう簡単に現地に住んでいる方々に直接お話を聞いてみることに抵抗があるみなさまであれば、ネットやSNSを使って情報収集してみると、客観的な声や将来的な資産価値、子育て、防災、都市開発、将来性、そして現地評価を収集することができます。
つまり、ある程度までの客観的指標については、ネットやSNSを使って情報収集してからも候補となる地域を絞り、それから実際に現地に行って直接お話を聞いてみることをお勧めします。
昔ながらの住宅地と新興住宅地のメリット・デメリット
【昔ながらの住宅地】
《メリット》
・昔ながらのつながりをもつ地域が多く、防犯面・防災面で安心。
・交通の便が良い立地が多い
《デメリット》
・同世代の子どもが少なく、地域によっては赤ちゃんの夜泣きにクレームが入る可能性がある。
・その地域コミュニティ独自の習慣(例:ゴミ出し・地域巡回・冠婚葬祭)やルールなどに振り回される可能性がある。
【新興住宅地】
《メリット》
・大規模な新興住宅地は、学校や公園などの施設が近く、景観が良いことが多い。
・同世代の家庭が多く、子どもの遊び相手に困らない。
《デメリット》
・交通の便が悪い地域が多く、車がないと生活がたいへん。
・「建築条件」がついていることが多く、家を建てる際の自由度(業者選定・外観デザイン・構造/工法など)が制限されることが多い。
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