住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月29日(土)
和室って必要?おすすめの間取りや活用方法
和室って必要?
昔の家で和室といえば接客室
ゲストを泊める部屋
仏間
将来の親の部屋
など、たまにしかない来客や将来に備えるためのスペースでした。建築費などの兼ね合いから家の広さを縮めなければならないとき和室そのものが不要
と、真っ先に間取りプランから落とす部屋の候補と考える方も少なくありません。和室をつくっても使い道を決めない予備室
というのもよくある話です。予備室
であれば、和室はいらないと考えてもおかしくはありません。
ところが、現在の家づくりで大切になりつつあるのは家族の日常生活を充実させること。そこで、和室を家族が普段使いにできるスペース
として、新しい用途を見つけ出すことができます。例えば、和室の畳は主に自然素材でできておりクッション性があります。寝っ転がった感触もフローリングのように堅くなく、カーペットのようにチクチクしません。この特性は、赤ちゃんがハイハイする、ごろ寝などにぴったり。畳こそ、日本の気候風土にマッチした《癒しの素材》 といっても過言ではないでしょう。
和室のメリット

- ・和室は多目的に使える
- ・建具の使い方ひとつで、部屋の大きさや雰囲気を変えることができる
- ・ベッドやテーブル・チェアなどの家具がいらないとりあえず座布団1枚で寝っ転がることができる
- ・主に自然な素材である畳や和紙などは、季節を問わず快適
和室のデメリット
- ・無目的な予備室にすると床面積のムダ使い
- ・常に使用していないと、畳にカビが発生
- ・高齢になると、床に座る生活の負担が大きくなる
- ・寝室で使うときは、毎日の布団の上げ下げが面倒
- ・内装色などの部屋全体の色味・素材に配慮しないと、他の部屋のインテリアから浮いてしまう
- ・引き戸で大きく開放してしまうと空調が効きにくくなる
- ・畳だと床暖房をとり入れるのが難しくなることが多い
デメリットの中には、和室を普段使いすることで解消できるものもあります。また高齢になって和室が使いにくくなったら、洋室にリフォームする方法もあります。
失敗しない和室の間取り・レイアウト

上記のメリット・デメリットを踏まえ、失敗しない和室にするためのコツを考えてみましょう。
たとえば、ダークブラウンなどのアンティークな印象のリビングに、昔ながらの白木造りの和室を隣り合わせると、ふすまを開放した時に部屋の印象に差があり過ぎて、居心地の悪い空間になることも。和洋の統一感を意識して、なるべく近い印象の色でまとめましょう。
和室リフォームのポイント一覧
洋室との統一感を保ちながら、快適でモダンな和室をつくるための実践的なポイントをまとめました。横スクロールで全体をご覧いただけます。
| リフォームポイント | 内容・メリット | |
|---|---|---|
| ① | 洋室との目線の高さを合わせる (小上がりの設置) | 和室を約30〜34cm高くすることで、床に座る和室と椅子に座る洋室の目線差を解消。小上がり部分に引き出しを設けると収納スペースにもなります。 |
| ② | 天井吊りスライドレールで建具をすっきり | 床の敷居や鴨居をなくし、天井から吊るタイプのスライドレールを採用。洋室にもなじみやすく、開放的でモダンな印象になります。 |
| ③ | 畳の敷き方を自由にアレンジ | 伝統的な敷き詰めにこだわらず、フローリングと組み合わせることで現代的な空間に。周囲を明るめの床材で囲うと、自然にリビングとつながる印象になります。 |
| ④ | 縁が目立たない畳を選ぶ | シンプルな空間には縁なし畳や細い縁の淡色タイプが◎。重厚な縁柄は和モダンでは逆に目立ちすぎる場合があります。 |
| ⑤ | 押し入れは収納物に合わせた深さに | 一般的な押し入れは奥行きが深すぎて使いにくいことも。収納する物(布団・衣装ケースなど)に合わせて奥行きを設計しましょう。 |
| ⑥ | 狭い和室には吊り押し入れを採用 | 床から浮かせた「吊り押し入れ」で、床面を広く見せる工夫。 下部に地窓を設けると通風・採光性も向上します。 |
| ⑦ | 仏壇置き場には建具を設ける | 建具内に仏壇を収納すれば、普段は洋室としても使いやすくなります。宗派によって方角が異なるため、事前確認を忘れずに。 |
和室リフォームは、素材・高さ・収納計画などのバランスで快適性が変わります。実例や詳細は、国土交通省 住宅局公式サイト も参考にご覧ください。
家族で普段使いできる和室とは

普段使いするには、和室を独立した個室ではなく、普段使いしている部屋とつなげることで、使い勝手が良くなります。たとえばリビング・ダイニングにつなげて、子どものプレイルーム、家族のワークルーム、洗濯物をたたむといった家族のユーティリティスペースに。玄関ホールにつなげて、お正月やひな祭りなどのディスプレイスペースやご近所さんやゲストの応接スペースに。
和室の出入口に大きな引き戸を使うことで、空間をつなげることも仕切ることも比較的自由に行えます。
ハウスネットギャラリーのサービス一覧
関連記事
おすすめ特集
人気のある家をテーマ別にご紹介する特集記事です。建てる際のポイントや、知っておきたい注意点など、情報満載!
注文住宅のハウスネットギャラリー

























