住宅関連記事・ノウハウ
住宅トレンドは「広さ」と「ZEH」
お金や間取りに自分の『こだわり』を生かせる注文住宅に注目
注文住宅に注目大きな理由は2つあります。
1つ目はコロナ禍でのテレワーク増加によって書斎の確保ができる広い住宅に関心が集まっていること。2つ目は、政府(経済産業省・国土交通省・環境省)が推進するZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)への関心の高まりから、住宅における省エネ設備の標準化が進んでいることが挙げられます。
トレンド1:広い住宅への関心の高まり
コロナ禍によって、いままでの生活が一変した方は少なくありません。その影響は住宅ニーズにも顕著にあらわれています。
具体的には『狭くても市街地に近くて交通の便が良い、便利な住宅』よりも、『郊外でもいいから広い住宅』を求める方々が増えています。その理由は、自宅における仕事場(ワークスペース)の確保。
感染予防から原則テレワーク勤務となっている企業が増えていますが、いざテレワークを経験すると痛いほどわかるのが、自宅にワークスペースは必要だが、それを確保することは想像以上に難しいことです。
テレワークで集中できる場所や時間の確保もままならず、効率が落ちたとしても、求められる成果はテレワークの有無にかかわらず変わりません。
テレワークだからできませんとは言えるわけがありません。現在のお住まいでテレワークすることがたいへん、かつ通勤のつらさを考えなくてもよくなるわけですが、必然的に郊外の広い住まいに関心が向くということです。
都心や市街地のマンションを売り払い、郊外に引っ越しする方は後をたたず、注文住宅の間取り検討においても、『書斎は必須』という方々が増えています。
トレンド2:政府が推進しているZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
これまでオプションだった省エネ設備が標準仕様になりつつあるほか、初期費用を抑えるため、高価な太陽光発電設備や蓄電池などのサブスクを取扱う住宅会社も増えています。
ZEHとは?
住宅の断熱性や省エネ性能を上げると同時に、太陽光発電などでエネルギーを自給することで一次エネルギー消費量(空調・給湯・照明・換気・家電)の収支をプラスマイナスにできる住宅のことです。
政府の基本計画では、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指していて、時期は未定とはいえ基準を満たす住宅には補助金が出るとのことです。
こうした背景をうけ、ハウスメーカーに限らずビルダー・工務店でも、かつてオプションだった省エネ設備を標準仕様として採用する動きが目立っています。特にハウスメーカー各社は省エネ設備の標準化に積極的で、たとえば積水ハウスは2019年における新築戸建住宅のZEH率は87%となっています。
コロナ禍で変化した生活スタイルは、今後も変わることなく「居心地のいい住まい」が求められる時代になることが予想されます。これから家づくりを検討されている方は、まず、ハウスネットギャラリーで様々な注文住宅の事例をご覧ください。注文住宅だからこそ実現できる空間使いは参考になること間違いありません。
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