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2026年3月8日(日)
構造補強・家具が倒れないそれどころか人を救う
構造補強・家具が倒れないそれどころか人を救う 命を守るべき家が守ったか
東日本大震災以来、あちこちで地震の揺れが人々を驚かしています。阪神大地震のあの都市の悲惨な震災からあっという間に16年が過ぎ去りました。その後の驚くべき大地震と大津波でした。あの大津波は不可抗力としても、阪神での貴重な教訓は生かされていたのでしょうか?

東日本大震災 被害を受けた建物
一時期その発生が懸念されていた東海地震や東南海・南海地震について、政府の中央防災会議(当時小泉純一郎会長)がその規模は桁違いのもので、しかも明日来てもおかしくないものだと言っていたのです。それがなんと宮城沖どころか三陸沖全体の東日本大震災の大災害となってしまったのです。しかも東海地震とは全く別のところでした。従って東海関連の大地震の確率はまだまだ高いままなのです。
阪神淡路大地震直後、現地を見て書き下ろした拙著「地震に勝つ家負ける家」(山海堂)を題材に、その10年目を記念して2005年2月20日TBS系TV番組『夢の扉』にて、「簡単にできる耐震リフォーム」について紹介されました。「2015年までに人の命を守る家々で街を埋めつくしたい」などと宣言したものでしたが、その反響は大きく多くの方々から耐震リフォーム相談を受けました。
その阪神淡路大地震で被害を大きくしたとされる木造住宅の補強や室内の家具の転倒防止など簡単にできる耐震診断やリフォームなどを実例を示しながら展開するものでしたが、改めてちょっとの工夫や心がけ次第で倒壊から免れたり、家具に挟まれなくて済むことが分かりました。 古い家でも傾いたために古電柱でつっかいをしただけの家が無事に建っていたり、反対に新築でも一階の駐車場のために角の柱が折れて二階が落ちてしまった例など、改めて壁の位置など構造のバランスや無理な増築などが原因でした。

阪神大震災の柱一本で倒れた家
その辺りに壁を足したり、イラストのように2本の補強柱で抱くなどの構造補強で家は数倍強くなるのです。
柱3本で二階を支える
造り付けの収納家具で助かった例
またマンションや賃貸アパートでも造り付けの収納家具で助かった例もあるのです。これが置き型の箪笥(たんす)などが倒れると避難を危うくするのです。

中越地震での室内の惨状
イラストのように家具が転ぶためにはどちらか一辺が持ち上がらなければなりません。
天井までの家具は天井が持ち上がらない限り転ばないのです。そこで天井までの空間(隙間)を固い収納箱などをつくり、きっちりと嵌め込み一体型の収納にします。あの金具やつっぱり棒などで留められたタンス類ですが、あっさり外れたり天井にめり込んだりして倒れ、不幸にもそれらの家具の下敷きとなり逃げられず迫る猛火で焼死した人も多いのです。さあ、明日また大地震が来るかもしれません!何もなさらない人はくれぐれもタンスや冷蔵庫の脇では絶対に寝ないようにしましょう。
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