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狭い家なら「ダブルキッチン」か「ダブルシンク」~「同居“共働”住宅」はキッチンが要!
狭い家なら「ダブルキッチン」か「ダブルシンク」~「同居“共働”住宅」はキッチンが要!
同居の間取りは、親子それぞれのリビングダイニングを階段を挟んで上下に分けて二つのキッチンがあり、両方か、どちらかから料理がサービスされることが理想的と言いました。
しかし狭くてどうしても一つの台所しか取れないときでも、一方は嫁のキッチンとし、その反対側に身長にあわせた母のキッチンを設けることも可能です。
この“ダブルキッチン”で母と嫁仲良く料理したり、教え合うこともできるのです。
こうして2つのキッチンがあり、その両方からかあるいはどちらかから料理がサービスされるようになっていることが贅沢でいいのです。
この安定したバランスの中、「まだ料理をするんだ!」と言う母親の“生きがい”や意欲を駆り立てることも大切です。そしてそれを見て食べて嫁が「お料理と味を学ぼう!」となり、母の方も「そうか!嫁に料理を教えてやろう!」とさらなる希望に燃えて若返るのです。
こうして次世代に味や文化を継いで行くことも「べったり同居」の素晴らしい意味で、これもまた「同居“共働”住宅」なのです。
しかしながら狭くて一つの台所しか取れないときでも、一方は嫁のキッチンセットとし、その反対側に身長にあわせ高さの低い母のためのキッチンを設けるのです。私はこれを「親子ダブルキッチン」と名付け “ダブルキッチン”で母と嫁、二人で仲良くお料理したり、教え合ったりするのです。
■イラスト1:1つの台所で嫁姑仲良し「ダブルキッチン」(画:天野彰)
さらに狭くて大きめの台所もつくれないときは、一つのキッチンセットとし、その代わりにシンクだけは別にもう一つ取り付けるのです。レンジを挟んで、右と左に嫁姑の背丈に合わせて、高さ90センチと80センチの二つのシンク、
私はこれをまさに“ダブルシンク”と名付け、親子左右仲良く並んで調理をするのです。
なんとも微笑ましい光景ではないですか。
■イラスト2:1つのキッチンで嫁姑左右高さの違う「ダブルシンク」(画:天野彰)
次回は「住まいは福祉です。本気で消費税を上げるのか?」をお話します。
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