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2026年3月22日(日)
家のデザインはどうあるべきか?(4)~住みやすい家が一番?
―家づくりには建築基準法のほかに住みやすさの家相がある
家づくりは、生きる人の意識変革、そして価値観の創造と言えるのです。私が常に案じ、そして願って来たことこそ、最大効率を求めるデジタル高効率IT時代に入っているそんななか、アナログの優しい時間をどう生み出してそして生きて行くかです。わが国古来の風通しの良い「傘の家」と、ひっそりと謙虚な九尺四方の「方丈庵」の哲学とは、その本質とは?今こそ時代が求める家のカタチかも知れないのです。
今改めて私の半世紀におよぶ、「広さより狭さの苦を楽に、そしてさらに楽しさ」を求める「狭楽しく住む」ことこそが、私たち島国の生き方だと思い、私が願って来たことこそがわが国の家で、かつて明治時代より学んだ英国などの覇権島国の家ではなく、狭い国土の中で最大効率を求める家や都市なのです。
まさしくわが国の深い哲学による伝統的な家を守りながら近代生活を生きて行くか。家づくりに課せられた建築基準法や条例をまもりながら、しかも一戸建てに限らず集合化した家、集合住宅の思想と住まい方とは?区分所有などと言う売買のための都合主義の法や論理?ではなく、もっと家の持つ不思議やわが国特有の自然との共存をどう図るか?が重要です。
すると意外にも「家相」などと言う不合理とも言える法やルールにほとんどの人が頼っていることに気づくのです。いったいそれはなぜなのでしょう?確かにそうした家を見てみると、人それぞれに人相があるように家にも相があります。しかし私が言う家相とは風水や易(えき)による家相ではなく、古来わが国で言い伝えられて来た住まいづくりのガイドブックのような、間取りや住まい方のお手本、さらに居住の科学をもとにした最大公約数としての“幸運の家づくり”法のようなものと言えるのです。

そこで現代の合理的なプランをもとに「鬼門」だけを避けて家相家に見てもらったのです。それも一人の家相家の診断だけではなく、同じ図を全国の有名家相家方の指南を受けてみたのです。するとどうでしょう同じプランでもすべてOKと言ったり、さらに厳しくあちこちを直させられたりもし、さまざまながら、どなたも理路整然としていてそれぞれの思想と流儀があることが分かったのです。
これらの多くの家相家の診断をもとにすべての吉凶の方位を重ね、その“障り”の濃さを度合いとした家相盤をつくってみたのです。こうして真っ黒になるところは最凶で、グレーも凶、薄いグレーは小吉で、真っ白は吉と言うことです。実際にその通りの間取りにした家は全体が明るく、風の通りも良く、住みやすく、その後の家族の様子を見ても幸せそうでした。
こうして家相術を徹底研究しその共通点を列挙しますと、
- ・間取りがシンプルで動きやすい。
- ・光と風が通り心地よく夏涼しく冬陽だまりで温かい家。
- ・家族が溜まる場がある。
- ・家相の意識を考慮し、「張りと欠け」を強調し表情がある。
- ・骨組みと壁のバランスし地震や台風に強そう。
- ・家族の関係がよさそうな一体空間。
- ・老親と子夫婦と孫が住める。
- ・最後までわが身を支えてくれそう。
- ・敷地、土台、床下、水周りに湿気がまわらない。
などなどで、なんとこれは「いい家」の条件とも言えるのです。

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