住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月22日(土)
生かすか壊すか?(5)北も南もそして外観もない都市の家?
はじめに
都市に建つ家々を改めて観てみますと、古来はもとより現代のモダンな家にしても、なんと発想はすべて地方に建つ農家と同じであることに気付きます。
都市に集中した大名や商家さらには町人ともすべて「邸宅の発想」であることが分かります。考えようによっては自然住宅の考えでとても良いことなのですが・・・ひとたび火災が起こると大変なことになります。
そんなことから何度も火災に見舞われた京都では、あの町家群の発想となったのです。まさしくそれこそタウンハウスで、かつ植栽とも言う中庭に面した自然住宅なのです。街道上の大店も隣家との間には隔壁を立て、さらに防火壁を突き出す「卯建の文化」まで生みだしたのです。(写真:うだち=うだつ=梲とも書く=街道に晴れて出られて「うだつが上がった」の語源ともいう)

写真1:四国脇町 街道の梲(うだつ=卯建)
都市は人口集中で防火耐火建築の高層のマンション群の時代ともなったが、戸建の住まいは人気で相変わらず無防備な自然住宅のままです。
そこで私は、外壁を耐火構造の擁壁にしてその内側は木造の中庭式自然住宅の“現代町家”そう、あの「セルフディフェンス・ハウス」をつくって来たのですが。

イラスト1:四方擁壁中庭のセルフディフェンス・ハウス
今、北も南も無く家相も気にしない。外観も無い?すなわち日差しや風向き対してくるくると回り、さらに地下に沈む?そんな家をイメージしているのです。
台風が来たり、火災が発生したら地下に造られた強靭なポッドに沈み込む。題して「カルーセルハウス」(イラスト・写真)を本気でつくろうとしているのです。まさしく家はあっても建蔽率がない家、容積だけの家!なんと沈めばすべて庭となり広く、広い家ともなる。
沈んだときに水が心配ですが、周りを丘のようにこんもりと高くすれば大丈夫。さらには地下にある+アルファの地下室にも連結し家財や重い本などを収納する。
地上に現れたときは回転して日照は家中自在に得られ、納戸や倉庫などを天気の良い日に南に向ければ虫干しにもなる。広い庭で屋外パーティーも、キャンプもでき、ゴルフのバッティングも可能となる。まさしく私の人生のような、「浮き沈みカルーセル(回転)・ハウス」なのです。

写真2:敷地に穴だけが見える(中庭)

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