住宅関連記事・ノウハウ
一戸建てとマンション比較のウソ・ほんと
一戸建てとマンションを検討する際に、比較するポイントについて、まず、マンションでよくいわれるメリットについて検証します。
マンションのメリットとは
【マンションのほうが戸建てより安い】
これは、同じ立地条件の場合に当てはまります。広さではマンションのほうが不利になるので、坪単価で比較すると一目瞭然の結果になる場合が多いようです。
【マンションの固定資産税は安い】
「安い」と思われがちですが、一般的にはマンションのほうが固定資産税が高くなる傾向があります。
【マンションのほうが日当たりが良い】
マンション vs 一戸建てという問題ではなく、日当たりは立地条件や周辺環境によって大きく変わります。いちがいに【マンションが日当たりが良い】と、短絡的に決めつけてはいけません。
【入居者専用プールなど、入居者限定の共用施設が充実】
豪華な共用施設は、新築マンションでも管理費アップの要因になります。築年数が経過していくと、豪華な共用施設の維持コストが重い負担になってきます。
【リノベーションが難しい】
物件によって、リノベーションができる範囲は大きく異なります。マンションだからといって、一概に難しいわけではありません。
一戸建てのメリットとは
続いて、一戸建てよくいわれるメリットについて検証します。
【自由に間取りを設計できる】
周辺環境や法的な制限により、間取りを制限される場合があります。自由自在に間取りを設計できるわけではありません。
【資産価値が高い】
土地は資産価値が残りますが。建物の資産価値は約20年でゼロになります。
【上下階の騒音を気にする必要がない】
一戸建てと比較してマンションの上下階の騒音対策は不利ですが、建物次第では騒音被害を軽減することができます。
完全分離二世帯住宅といった世帯別の独立性を重視する場合、世帯別の騒音問題が世代間での問題となる場合もあります。
【マンションと違い、管理費や修繕積立金を負担する必要がない】
一戸建てでも、当然のことながら定期的な維持管理が必要です。10年ごとに多額の維持管理費用がかかる場合(外壁塗装や給湯器交換など)が多く、20年ごとの維持管理では、10年単位での維持管理内容のほか水廻り設備機器の交換といった、さらに多額の費用がかかります。
【家族構成の変化にあわせたリノベーションや建て替えが容易】
建物の構造を木造の柱と梁で支える「木造軸組構造」であれば、建物の構造にかかるリフォーム・リノベーションも容易ですが、将来的には法的制限の変化により、同じ面積・条件でのリフォーム・リノベーションや建て替えが難しくなる可能性も否定できません。
このような長期的視野で見ながら、マンションか一戸建てか、しっかり比較検討する必要があります。
マンションか一戸建てか、それぞれ解説いたしましたが、マンションの価格高止まりが終わらない現在、現時点における長期的な視点では、マンションを購入するよりも一戸建てを購入(分譲・注文住宅)のほうがメリットが大きくなることは間違いないようです。
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