住宅関連記事・ノウハウ
2026年1月27日(火)
家づくり出会いと縁2 伝統文化と近代住まい
はじめに
不思議なもので、春夏秋冬季節が廻るだけの日常なのが、なぜかこの冬の寒さのなかで年が変わり、一年が振出しに戻ることがこうも気忙しく、心も引き締まるなどで、昔ながらの風物が生まれ、文化も育むものです。
この日本の季節とは全く正反対のオーストラリアなど南半球の友人に聞くと、クリスマスが雪の中は不思議な気分で、夏休みのさなかに花火を上げ騒ぎ年号が変わるだけと言いい日本の正月のような厳かな行事はなさそうです。
住まいの近代建築の住まいの起源を探る旅に出る!
日本の正月のような厳かな行事はなさそうというものの、肝心のわが国古来の季節の行事も家庭内から消え、その祭るべき床の間も和室も失われていることに憂います。賃貸は別として、住いが2LDKなどと記号化され単なる箱のようになり、幸い建てることになっても気が付いたら建っていた?などという…。
地鎮祭も棟上げ、そして竣工式など、建て主にとって身の引き締まる行事も職人の顔さえ見ることなく建ってしまい、家の本質的な価値観も見失ってしまいます。
住まいはわが身、わが家族をまとう肌着であり、正装でもあるのです。そこに民族の文化も格式もあるはずです。家族の基地で悠々と過ごす場、そんなわが国の住まいと西欧の住まいの起源の違いを確かめたく筆者は旅に出たのです。
気が付いたらソ連船に、そして社会主義国家の住まいを見た。
建築を学ぶことは同時に伝統技術や古い街や文化・社会を学ぶことでもあるのです。そのため筆者は京都や金沢などよく探訪していました。生身の人が暮らす家は家族の本音はもとより、育った環境や伝統を思い知らされるものです。
若気の至りに背を押され、今思えば恥ずかしいことばかりですが、結果その実態や民族の歴史を知ることになり、時が経った今もその一つ一つが感動と触れ合いを鮮明に覚えているのです。
戦後間もない東京オリンピック開催直前で、再開したソビエト経由のインツーリスト(ソ連の旅行会社)で、モスクワ経由で社会主義の建物や住まいを見ることになったのです。
ソ連船に乗った途端、独特の臭いに息が詰まり、そのままシベリア鉄道もホテルも親しくなった通訳の住まいも、しばらく食事も喉に通らず苦しんだものです。のちにアザラシの脂と分かるが、それこそが民族文化と覚悟をする。
ここで懐かしい60年以上前のソ連を筆者が撮ったスナップを紹介します。


目が覚めたら明るい北欧の緑と銀輪!そしてローマへ
ホウホウの体でモスクワをあとにしてレニングラードから夜行列車に乗って、目が覚めると車窓に緑の森をさっそうと走る真っ赤なスカーフの女の子と眩い銀輪が目に飛び込んで来た。欧州北欧フィンランドだ。へルシンキ中央駅に降り立つと、民族の重厚さとモダニズムを見事に創り込む巧に興奮する。これが伝統と近代建築の葛藤の出会いの始まりの姿か?
さあ、この勢いでローマを目指し伝統と近代発見の欧州縦断の探訪だ。どの街にも不思議に老人の多いことに驚き、公園やピアッツァのくつろぎが狭い城壁都市で暮らす彼らのリビングであることを実感する。そこでのコミュニティーこそ、彼らが生きる必然性であることを知る。
あまりにも長い西欧の歴史の伝統は、すべてが洗練されスマートでアールデコもモダニズムもその伝統を内包しつつ、日本の磁器、版画の画法や構法の思想と精神さえも素直に取り込み共存し、近代思想にそのまま浸透してきたこともよく解かる。西欧の生活は今のわが国とも通じていたのです。やはり出かけて行ってよかった!
そんなことから次回は家を建てるならぜひ旅を!です。
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