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2026年3月22日(日)
大規模なリフォーム・メンテナンスのとき、将来のバリアフリーに備えた下準備を
リフォームで備える将来のバリアフリー
今回は、大規模なリフォーム・メンテナンスのときは、あらかじめ将来のバリアフリーに備えた下準備をしておくと、あとで困らない件について前編・後編の2回にわけて解説しましょう。
バリアフリーリフォームの基本思想
現在のお住まいを『終の棲家』として考えはじめると、バリアフリーリフォームと称して家の中のあちこちに手すりをつけてみたり、浴室リフト・階段昇降機など様々な設備を取り付ける方もいらっしゃいます。
でも、それらの設備はほんとうに役立つのでしょうか?バリアフリーリフォームの基本とは『その家に住む家族全員が暮らしやすくする』こと。あまり、バリアフリーという設備だけに意識を向けることをせず、全員が安全に暮らせるようなリフォームを検討しましょう。
高齢でも元気に暮らすための工夫
高齢になっても元気に自宅で過ごせること。つまりPPK(ピンピンコロリ)とは、医療費や介護負担を減らす国の施策とも合致した暮らし方。家族に大きな負担をかけるほか、実は本人が最も辛いNNK(ネンネンコロリ)にならないためにも必要です。
以下、数あるバリアフリーリフォームのポイントから、前編・後編にわけて解説します。
段差解消と安全な通路作り
段差解消のバリアフリーリフォームドアの敷居の1cm程度の小さな段差は、車椅子の通行にじゃまになるほか段差を見過ごすことが多いことから、小さな子供や妊娠中の女性、高齢者にとっても非常に危険な段差。フローリングを張り替えるときや室内建具を変えるとき、いっしょに段差も直してしまいましょう。
引き戸で暮らしやすさを向上
室内ドアは引き戸に長年使い込んだ室内ドアは、内装リフォームのついでに引き戸にリフォームしてしまいましょう。引き戸は開閉がしやすいだけでなく、風に煽られて閉まることがないので、手を挟んだりすることが少なくなります。また、車椅子を使った方ならみなさん実感されますが、開き戸ではドアを開けるまでが一苦労。広めの開口幅をもつ引き戸がおすすめです。
手すりをつける可能性があるところは、あらかじめ補強クロスの張り替えリフォームのついでに、手すりを取り付ける可能性がある壁面を補強しておきましょう。将来のために、とりあえず手すりを取り付けるリフォームを検討する方がいらっしゃいますが、とりあえず手すりを付けてしまうと、のちに問題が起きることがあります。たとえば、今が右利きだからといっても、右半身が麻痺すると右手で手すりを握ることが難しくなります。つまり、手すりの取り付け位置は、その時の身体の状態によって高さと向きが変わります。廊下の両側に手すりを取り付ける方もいらっしゃいますが、車椅子で移動するとき狭くて通りにくくなってしまいます。
すべりにくいフローリング家庭内事故で多いのが転倒。高齢者の場合、骨折してそのまま寝たきりになってしまうことがあります。滑り止め加工がなされていないフローリング材の場合、ワックスでお手入れしたとたんに滑りやすくなることもあります。現在では、コルクフローリングなど滑りにくく、転倒の衝撃をやわらげるフローリング材も容易に手に入ります。
次回は、高齢になるとちょっとした使い勝手の差が大きな違いとなる水廻り、トイレのリフォームポイントを解説しましょう。
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