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2025年1月23日(木)
おしゃれな注文住宅の5つのコツを解説!おしゃれな外観・内観の特徴も紹介
おしゃれな注文住宅を建てる秘訣:外観・内観のポイントと実例
注文住宅を建てたいと夢見る方は多いでしょう。せっかく建てるなら、自分好みのおしゃれな家にしたいですよね。しかし、具体的にどうすれば良いかわからない方もいるかと思います。注文住宅は高額な買い物なので、失敗したくないという不安もあるでしょう。この記事では、おしゃれな注文住宅にするための外観と内観のポイントを実例とともに解説します。
おしゃれな注文住宅にするコツは?
おしゃれな注文住宅にするには、「外観」と「機能性」の共存が重要です。まず、おしゃれな注文住宅の定義を確認しましょう。
おしゃれな注文住宅の定義は以下の通りです。
- ・屋根が特徴的
- ・外壁に印象的な色や素材を使用
- ・インテリアに統一感がある
「外観」と「機能性」のバランスを保つことが、おしゃれな注文住宅の秘訣です。実際の注文住宅を参考に、おしゃれにするコツを見ていきましょう。
おしゃれな注文住宅の外観の特徴3選
おしゃれな注文住宅の外観には、次の3つの特徴があります。
- ・家の形がシンプル
- ・屋根の形がシンプル
- ・外壁の素材や色に統一感がある
注文住宅のメリットとして、外観の自由度の高さが挙げられます。「自分好みにカスタマイズしたい」という方も多いでしょう。実際に存在する注文住宅の例とともに、おしゃれな家の特徴を見ていきましょう。
家の形がシンプル
家の形がシンプルでまとまっていると、おしゃれに見えます。
こちらは、見た目が四角く、白を基調としたシンプルな注文住宅です。狭い敷地を最大限に活かし、コの字型の家に囲まれた中庭が特徴的です。リビングから大きな窓を通して中庭の様子が見えます。
また、高窓を設けることで外光が入りやすく、部屋全体が明るくなる設計です。
屋根の形がシンプル
おしゃれな注文住宅の外観の特徴として、屋根の形がシンプルなことが挙げられます。
切妻屋根(三角屋根)や寄棟屋根など、様々な屋根の種類がありますが、おしゃれな家にはシンプルな屋根が欠かせません。例えば、切妻屋根は外観や構成がシンプルで、材料の加工も少ないため、おしゃれな見た目でありながらコストを抑えることができます。
また、太陽光パネルの設置を検討している場合、平らな屋根の方が、屋根面の方位に左右されず、効率的な設置が可能です。
外壁の素材や色に統一感がある
外壁の素材や色に統一感があることも重要です。
こちらは、木立の中に建てられた平屋の注文住宅です。茶色の木目調の自然素材をふんだんに使用し、周囲の木々に溶け込むような外観になっています。玄関もシンプルながら、白い扉がアクセントとなり、存在感のあるデザインです。
また、中庭には元からあった樹木を活かしたウッドデッキが設けられています。照明にもこだわり、立体感が強調される設計です。
おしゃれな注文住宅の内観の特徴3選
おしゃれな注文住宅の内観には、次の3つの特徴があります。
- ・壁紙や床の色に統一感がある
- ・リビング内に階段がある
- ・自然素材を取り入れている
おしゃれな注文住宅にするには、外観だけでなく内観も重要なポイントです。ナチュラル風やモダン風など様々なスタイルがありますが、要素を詰め込みすぎると内観の一体感がなくなってしまいます。
まずは、「自分がおしゃれだと感じるイメージ」を固めて、デザインの方向性を統一することで、おしゃれな注文住宅に近づくでしょう。
壁紙や床の色に統一感がある
おしゃれな内装にする上で、壁紙や床の色に統一感を持たせることは非常に大切です。こちらは、和テイストの落ち着いた雰囲気の居間です。和モダン風に統一されており、明るさが際立つ配色になっています。
一般的に、内装は床→壁→天井の順に色が薄くなるように配色すると、開放感が生まれ、広く見えるとされています。合わせたい家具との兼ね合いも含めて、壁紙や床の色を決めていくと良いでしょう。
リビング内に階段がある
リビング内に階段を配置することも、おしゃれな印象を与えます。玄関を開けるとすぐにリビングに繋がる構造で、リビングの奥には2階へ続く階段があります。
リビングに階段があるメリットは、階段下のスペースを有効活用できることです。収納を設けたり、キッズスペースや書斎にしたりすることで、無駄なくスペースを使えます。また、リビング階段と吹き抜けを組み合わせると、空間をより広く明るく見せることができます。
自然素材を取り入れている
内装に自然素材を取り入れるメリットはたくさんあります。こちらは、暖炉を中心に配置し、吹き抜けにすることで、寝室や個室にも暖かい空気が流れるように設計されています。断熱・保湿効果の高い自然素材である「無垢材」を床に使用し、冬でも足元が冷えないようになっています。
「無垢材」の他にも、調湿・防火効果のある「漆喰」、消臭効果のある「珪藻土」など、様々な自然素材が注文住宅の素材として使用されています。
おしゃれな注文住宅を建てる時の5つのコツ
おしゃれな注文住宅を建てる時のコツ5つ
- ・外観や内装のテイストを合わせる
- ・リビングに開放感がある
- ・水回りが効率的に配置されている
- ・生活感を隠す
- ・インテリアに統一感がある
ここまで、おしゃれな注文住宅にするための外観・内観について解説しましたが、ただ要素を詰め込むだけでは、おしゃれな注文住宅とは言えません。
どのように組み合わせれば、おしゃれな注文住宅を建てられるのでしょうか?以下の項目で5つのコツを詳しく解説していきます。
外観や内装のテイストを合わせる
注文住宅を建てる際は、外観と内装でできる限りテイストを合わせることが重要です。
例えば、外観はレンガ風なのに内装は畳だと、家全体の統一感がなくなってしまいます。注文住宅は、外観と内観ともに素材を自由に選べるため、選択肢が広くなりますが、組み合わせたときに「おしゃれな注文住宅」になるかどうかを意識することが大切です。また、工務店によって得意なテイストが異なるため、相談する業者を選ぶ上でも、テイストを合わせることが重要です。
リビングに開放感がある
リビングに開放感があると、気持ちよく快適に過ごすことができます。前述の「リビング内に階段がある」でも解説した通り、1階~2階を吹き抜けにすることで、空間を広く明るく見せることができます。
以下に、吹き抜け以外でリビングに開放感を出す方法の一例を挙げます。
- ・「勾配天井」を取り入れ、天井にメリハリをつける
- ・リビングとダイニングを分ける「スキップフロア」を取り入れる
- ・「アウトドアリビング」でベランダやウッドデッキを室内のリビングとつなげる
水回りが効率的に配置されている
間取りを考える上で最も重要なのが、水回りの家事動線です。料理・洗濯・お風呂などの水を使う家事は、できるだけ効率化し、時間と体力を消費しないようにしたいものです。
水を使う部屋は、できるだけ近づけることが重要です。各部屋が離れていると、余分な給排水管が増え、費用がかさむと同時にメンテナンスも大変になります。また、2階建て以上の家では、トイレは上下で同じ位置に配置するのが良いでしょう。こちらも排水管のルートや音、費用など、様々な問題が発生する可能性があります。
生活感を隠す
生活感を隠すことも重要です。例えば、生活感が出てしまう要素には、以下のようなものがあります。
- 機械のコード
- ゴミ箱
- 郵便物などの紙類
このようなものがむき出しにならないように、壁と一体化するような収納を採用したり、パントリーを設置して見栄え良く整理整頓することで、生活感を抑えることができます。
その他にも、収納スペースを床下にあらかじめ作っておいたり、部屋のテイストに合う小物を用意することでも、生活感を隠すことができます。注文住宅を建てる際には、住み始めた後のことも想像することが大切です。
インテリアに統一感がある
インテリアに統一感を出すには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- ・
- テイストを揃える
- ・色を揃える ・
- 高さを揃える
まずは、どんな部屋にしたいのか、目指す方向性を決めましょう。モダンやカフェ風など、様々なスタイルがありますが、そのイメージに合う家具を配置することで、自然と統一感が出てきます。その上で、色を揃えることも重要です。全く同じ色で統一するのではなく、同系色でまとめ、色を増やしすぎない方がスマートな印象になります。また、低い家具の上に観葉植物を置いたり、何もない壁に絵画や写真を飾ったりすることで、目線が揃い、見栄えが良くなります。
まとめ
この記事では、おしゃれな注文住宅にするための外観、内観の特徴と、建てる時のコツを解説しました。
この記事で解説した内容をまとめ
- ・おしゃれな注文住宅のコツは、「外観」と「機能性」の共存
- ・おしゃれな外観は、形をシンプルにし、素材や色に統一感を持たせる
- ・おしゃれな内観は、自然素材を取り入れ、色や壁を工夫することで開放感を持たせる
- ・おしゃれな注文住宅を建てるには、外観と内装のテイストを合わせ、住む姿を想像しながら間取りや家具を選ぶ
この記事で紹介しきれなかったおしゃれな注文住宅は、まだまだたくさんあります。写真などを参考にイメージを固め、理想の注文住宅を実現してください。

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