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2026年3月22日(日)
第3回:住宅資金を親に援助してもらう方法について
住宅資金を親に援助してもらう方法
住宅を購入・建築する際に、両親などから資金援助を受けるケースは少なくありません。住宅資金を援助してもらう方法には、大きく分けて次の2つがあります。
- ・借りる(貸付)>
- ・もらう(贈与)>
今回はこの中でも、次の制度について解説します。
- ・一般的な贈与(暦年贈与)
- ・住宅取得等資金の贈与税の非課税の特例
※親との共有名義で住宅を取得するケース>はここでは除いています。
一般的な贈与(暦年贈与)とは
両親などから資金を贈与してもらう場合、1年間(1月1日~12月31日)に受け取った金額が基礎控除110万円以内>であれば贈与税はかかりません。
しかし、110万円を超えた場合は、超えた金額に対して贈与税が課税されます。この制度を暦年贈与>といいます。
贈与税の例
- ・贈与額:1,000万円
- ・贈与税(現行制度):231万円
平成27年1月1日以降は贈与税の税制改正により税率が変更され、同じ1,000万円の贈与でも177万円>の贈与税となります。
このように、住宅資金を単純に贈与すると高額な贈与税が発生する可能性>があります。
住宅取得等資金の贈与税の非課税の特例
住宅取得のための資金については、「住宅取得等資金の贈与税の非課税の特例」>という制度があります。
この制度を利用すると、直系尊属(父母・祖父母など)からの贈与について一定額まで贈与税が非課税>になります。
非課税限度額
- ・耐震性・省エネルギー性の高い住宅:1,000万円まで
- ・一般住宅:500万円まで
※東日本大震災の被災者の場合
- ・耐震・省エネ住宅:1,500万円まで
- ・一般住宅:1,000万円まで
他の制度との併用
この特例は次の制度と併用することができます。
- ・暦年贈与(基礎控除110万円)
- ・相続時精算課税制度(特別控除2,500万円)
上手に組み合わせることで、住宅取得の資金負担を大きく軽減できる可能性があります。
特例を利用するための主な要件
この制度を利用するには、次の条件があります。
- ・贈与を受けた翌年の2月1日〜3月15日に確定申告を行う
- ・贈与を受けた翌年3月15日までに居住する>、または居住予定であること
- ・直系尊属(親・祖父母など)からの贈与であること
細かな条件があるため、利用する場合は税務署や税理士へ確認することをおすすめします。
住宅資金援助を受ける際の注意点
住宅資金の援助を受ける際には、次のような点も考慮することが重要です。
- ・自身のライフプラン
- ・援助してくれる親のライフプラン
- ・兄弟姉妹との公平性
また、住宅ローンの中には頭金を1〜2割以上入れることで金利が優遇される商品もあります。
資金援助を上手に活用することで、住宅購入の負担を軽減できる可能性があります。
贈与税の速算表


参考情報
制度の詳細については、以下の公的機関の資料も参考にしてください。
住まいの資金計画についてのご質問やご相談はこちらよりどうぞ。
相談窓口:FPオフィス Life & Financial Clinic(LFC)
担当:ファイナンシャルプランナー CFP(R) 平野直子
サービス内容:ご家族構成やライフスタイルに応じた家づくりやリフォームのサポート。
あなたの人生の設計図(ライフプラン)作成のお手伝いをいたします。
相談例:夫婦のお悩み、将来についての疑問・質問等
お問い合わせ:
電話:03-3231-6113
メール:info@mylifeplan.net
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