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2026年3月15日(日)
そして改めて積極的「同居“共働”住宅」~上手な二世帯同居プランづくり
「同居“共働”住宅」上手な二世帯同居プランづくり
今、高齢者が増え続けるなか、年金不安や介護保険の将来性などを考えると、実にやるせない老いの生活の不安がよぎるのですが、老人保健施設や老人ホームなどの施設も、それ以上に老人が多くなって入所できるかどうかも分かりません。その“介護の質”の不安はもとより費用もさらに多くかかるかも知れません。
一方子の側は、働きに出たいが保育施設の確保やその育児、さらに高学年となるとアフタースクールの“鍵っ子”となる子どものことが心配です。しかも一人っ子で結婚した子夫婦は、老夫婦だけで住んでいる双方の両親のことがなんとも気がかりです。確かに親夫婦にとってはいずれ介護が必要となっても、安心してわが家で暮らせ、子夫婦も“在宅育児”と親夫婦の“在宅介護”など、社会支援を受けながらも身内による安心な子育てと老後の生活がなによりです。
そんなことからか今にわかに同居に関心が集まっているのです。特に3・11の大震災直後から親子の双方から同居希望が増えているのです。 核家族が進んで今まで別々に住んできた親子までが、互いが離れて住んでいることの不安を持つことと、子どもの成長にともなって家が手狭になった、などが原因とも言えますが、親たちは本音では同居の願望?があっても、今まで勝手気ままな核家族の暮らしに慣れて来たために子どもたちとの同居に不安を抱いているようです。
![イラスト:将来の同居スペース[O様邸] 写真:将来の空間を持った新居浜I邸完成(画:天野彰)](/knowledge/article/img/img/506.jpg)
私はこうした本質的な現代の社会現象が抱える問題と次世代の育児に対して“積極的な同居”を勧めています。同居のありうる親子間の影の部分を認めながらも、2組の夫婦があえて一緒に暮らす住まいこそ活動的で生産的な同居住宅です。 子育てをしながらも共働きで忙しい子夫婦と、それをサポートする親夫婦との共同生活、いやもっと“共働”の生活となるのです。私はこれを「同居“共働”住宅」と名付けて、少子高齢化社会の生産的かつ積極的な現代版同居住宅として、親子のはつらつとしたチームワークの新しい同居スタイルを提案しているのです。
そこでプランづくりの前に改めて「住まいの家族時計」そうです「親子孫の人生の時計」の文字盤を見てみましょう。親の人生の頂点を80歳すなわち12時の位置としますと、子ども夫婦の時計は親の30歳前後からのスタートとなります。
この互いの時間が親子そして孫の時計となり、これに沿って家が対応するプランニングが理想的なのです。しかも現代は超長寿社会でこの家族の時計の中で、なんともう一つの時計、そうです親の親、すなわち祖父母の時計も回っているのです。親すなわち自分が60前後のとき90歳前後の高齢の親がまだ居て“四世同堂”の家となるのです。
そこで次回は「同居の密度」は親子の最大公約数?」からそのプランづくりを探ってみましょう。
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