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2026年3月22日(日)
住みはじめてからのランニングコスト(後編)
住みはじめてからのランニングコスト(後編)
前編に引き続き、住宅に住み始めてからのランニングコスト(維持費)について解説します。
住宅を検討する際には、建築費や購入費といったイニシャルコスト(初期費用)だけでなく、ランニングコスト(維持費)も考えることが重要です。
初期費用が多少高くても、長期的にランニングコストが抑えられればトータルコストの削減につながる場合があります。
イニシャルコストをかけてランニングコストを下げる方法
以下は、住宅の設計や設備に初期投資をすることで光熱費や将来の維持費を抑えられる主な例です。
- 軒(のき)・ひさし
夏の強い日差しを遮ることで、室内温度の上昇を抑え、冷房費の削減につながります。 - 高気密・高断熱住宅
外気の影響を受けにくくなるため、冷暖房費の削減に効果があります。夏は外の熱気を遮断し、冬は室内の暖気を逃しにくくします。 - ペアガラス・トリプルガラス
窓は壁と比べて7~12倍、屋根や天井と比べると13~27倍も熱を通しやすいとされています。高性能な複層ガラスを採用することで、冷暖房効率が大きく向上します。 - 樹脂サッシ・木製サッシ
窓枠(サッシ)はアルミよりも樹脂や木製の方が断熱性能が高いのが特徴です。近年はさらに性能の高いサッシも登場しています。 - オール電化住宅
オール電化向けの電気料金プランを利用できるほか、キッチンの油汚れが少なくなるなどのメリットもあります。 また、- ・火災保険の割引
- ・住宅ローン金利の優遇
- LED照明
LED照明は消費電力が少なく、日々の電気代の節約につながります。
家庭の電力消費のうち、照明は平均で約13.4%を占めています。(※経済産業省 総合エネルギー調査会/2009年)
また、日本の家庭の電力消費量は1世帯あたり月約300kWhに近いとされています。(※「原子力・エネルギー」図面集2012)
将来の設備導入を見据えた準備
住宅の計画段階で、将来の設備導入を想定しておくこともランニングコスト削減につながります。
- 電線管(CD管)の設置
後から配線を追加しやすくなり、将来の工事費を抑えることができます。 - 200Vコンセントの設置
エアコンや食器洗い乾燥機などの設置に対応できます。
将来のリフォームを考えた間取り
家族構成は時間とともに変化します。
将来の変化に対応できるよう、リフォームしやすい構造・間取りにしておくことで将来的な改修費用を抑えることができます。
- ・間仕切り変更がしやすい設計
- ・可変性の高い間取り
- ・設備交換しやすい配置
まとめ
住宅のコストを考える際には、初期費用(イニシャルコスト)だけでなく、住み始めてからの維持費(ランニングコスト)も重要なポイントになります。
こうした工夫によって、長期的に見た住宅コストを大きく抑えることが可能です。
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