住宅関連記事・ノウハウ
2025年11月13日(木)
団体信用生命保険とは?
はじめに
住宅ローンを組む際、団体信用生命保険(団信)に加入すると、ローンを組んだ人に万が一のことがあった場合、ローンの残債が完済できる仕組みになっています。団信に加入すると、万が一の場合に安心できます。
団体信用生命保険(団信)の基本
| 項目 | 内容 |
| 基本内容 | 住宅ローン契約者が死亡または高度障害状態になった場合に、残りのローンが弁済される保険 |
| 加入義務 | 民間金融機関では必須の場合が多い。フラット35は任意加入だが特約保険料が必要 |
夫婦で住宅ローンを組む場合
| 方式 | 特徴 |
| 収入合算 | 団信は主債務者のみ。配偶者は別途生命保険を検討 |
| ペアローン | 夫婦それぞれが団信に加入可能。保障額の割合は金融機関により異なる |
フラット35デュエット(夫婦連生団信)
| 特徴 | 内容 |
| 保障 | 夫婦どちらかが死亡または高度障害状態になった場合、ローンが全額弁済される |
| 特約保険料 | 通常の約1.56倍 |
3大疾病保障付き団信
| 保障対象 | がん、脳卒中、心筋梗塞などの場合もローンが弁済される |
| 保険料 | 上乗せ金利で高め |
| 注意点 | フラット35デュエットと併用できない場合がある |
団信と生命保険の比較
| 比較ポイント | 内容 |
| 保険料 | 若い場合は民間生命保険の方が安い場合がある |
| 見直し | 団信加入で生命保険を見直すことも検討 |
| 全体設計 | ライフプランに合わせて保険全体を考える |

住宅ローン
の繰り上げ返済4つの疑問について
住宅ローンを組んで住宅購入し、引っ越しを済ませるとさて、節約を頑張って繰り上げ返済をドンドンしよう!
と気持ち新たに家計管理をする人も多いのではないかと思います。住宅ローンの繰り上げ返済について、よくある質問などを取り上げながら前提となる住宅ローン当初3000万円(金利2%、期間30年、元利均等返済)の場合を基に解説します。
- ・住宅ローン契約後に繰り上げ返済を検討する人は多い
- ・繰り上げ返済はローン残高を減らし、利息負担を軽減する効果がある
期間短縮型
と返済額軽減型
どっちが有利?
繰り上げ返済の方法には、期間短縮型と返済額軽減型の2つの方法があります。期間短縮型は、毎月の返済金額は変えずに返済期間を短縮する方法で、返済額軽減型
は、残りの返済期間は変えずに返済額を軽減する方法です。当初3000万円(金利2%、期間30年、元利均等返済)の住宅ローンを組み、6年目に300万円の繰り上げ返済をする場合、期間短縮型と返済額軽減型を比較してみましょう。
期間短縮型
と返済額軽減型
の比較
| 項目 | 期間短縮型 | 返済額軽減型 |
|---|---|---|
| 利息軽減効果 | 約177万円 | 約81万円 |
| 返済期間 | 3年6ヶ月短縮 | 変わらない |
| 毎月の返済額 | 変わらない | 12,716円減少 |
どちらを選ぶべきか
利息軽減効果を重視するなら期間短縮型
がおすすめです。毎月の負担を減らしたい場合は返済額軽減型
を選びましょう。
繰り上げ返済は年明けの方が有利?

住宅ローン減税
を利用している場合、期間短縮型
でも、返済額軽減型
の場合でも、繰り上げ返済をする時期は、年明けにした方が有利になります。住宅ローン減税は、年末の住宅ローンの残高の1%(住宅の取得年によって上限が異なる場合があります。)が、所得税・住民税から控除される仕組みになっています。従って、年末に繰り上げ返済をすると、住宅ローン減税の額が少なくなる場合があるので注意が必要です。ただし、住宅ローン減税の適用がある場合でも、繰り上げ返済後も、住宅ローン減税の上限を上回ったローン残高がある場合や、住宅ローン減税の控除額が所得税・住民税の適用範囲を超えている場合などは、住宅ローン減税に関係なく、できるだけ早く繰り上げ返済をした方が有利になります。
住宅ローン減税と繰り上げ返済
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 年明けの返済が有利 | 住宅ローン減税を最大限に活かすには、繰り上げ返済を年明けに行う方が有利です。 |
| 年末返済の注意点 | 年末に繰り上げ返済をすると、住宅ローン残高が減りすぎて減税額が少なくなる可能性があります。 |
| 上限を超える場合 | 住宅ローン減税の上限額をすでに超えている場合は、繰り上げ返済を早めに行っても問題ありません。 |
繰り上げ返済はまとめてした場合と小まめにした場合どちらが有利?

前提条件の住宅ローンで、6年目にまとめて300万円の繰り上げ返済をした場合と、毎年(期首)に50万円ずつ合計300万円の繰り上げ返済(期間短縮型)をした場合を比較してみましょう。6年目に300万円の繰り上げをするケース(既出)の利息軽減効果は約177万円で、短縮期間は3年6ヶ月でした。毎年50万円の繰り上げ返済をした場合は、利息軽減効果は201万円で、返済期間も3年8ヶ月短縮されるという結果でした。従って、繰り上げ返済は、まとめてするよりも、こまめにした方が有利になるといえます。
期間短縮型と返済額軽減型どっちが有利?
繰り上げ返済の方法には、期間短縮型と返済額軽減型の2つの方法があります。期間短縮型は、毎月の返済金額は変えずに返済期間を短縮する方法で、返済額軽減型は、残りの返済期間は変えずに返済額を軽減する方法です。当初3000万円(金利2%、期間30年、元利均等返済)の住宅ローンを組み、6年目に300万円の繰り上げ返済をする場合、期間短縮型と返済額軽減型を比較してみましょう。
まず、期間短縮型の利息軽減効果は、約177万円です。返済期間も3年6か月短縮されます。ただし、返済額は110,886円で変わりません。一方、返済額軽減型の利息軽減効果は、約81万円です。返済額は110,886円から98,170円に12,716円減りますが、残りの返済期間は変わりません。利息の軽減効果として考えると、期間短縮型の方が断然有利と言えます。ただ、毎月の返済額を減らし、家計の支出の負担を減らしたいというのであれば、返済額短縮型にもメリットがあるといえます。
期間短縮型
と返済額軽減型
の比較
| 項目 | 期間短縮型 | 返済額軽減型 |
|---|---|---|
| 特徴 | 返済期間を短縮し、総支払利息を大きく減らせる | 毎月の返済額を減らし、家計の負担を軽減できる |
| 利息軽減効果 | 高い(約177万円の軽減効果例) | やや低い(約81万円の軽減効果例) |
| 返済期間 | 短くなる(約3年6ヶ月短縮例) | 変わらない |
| 毎月返済額 | 変わらない | 約12,700円減少例 |
| おすすめタイプ | 利息をできるだけ減らしたい方 | 毎月の支出を抑えたい方 |
繰り上げ返済のタイミング
| おすすめ時期 | 住宅ローン減税を考慮すると、年明けの繰り上げ返済が有利 |
| 注意点 | 年末に返済すると、減税額が減る可能性あり。上限超過時は早め返済も可。 |
繰り上げ返済の頻度
| ポイント | 一度に多額を返すよりも、こまめに返済を続けた方が利息軽減効果が高い |
繰り上げ返済は、どんどんした方が有利?

繰り上げ返済は、できるだけ早く、小まめにした方が、利息を軽減するという視点で見ると、断然有利であるといえます。けれども、無理して繰り上げ返済をし過ぎて、手元資金が少なくなって、イザという時の資金が不足してしまうのでは、本末転倒です。お子様が小さいうちは、どんどん繰り上げ返済ができるでしょうが、お子様の教育費がかかる時期になって、十分な貯蓄ができていないという状態になってしまうかもしれません。長期的なライフプランと、マネープランを見た上で、繰り上げ返済のペースを検討すると良いでしょう。
意外に多い損な繰り上げ返済!?

相談をしていると、ちょっと、もったいないな
と思う繰り上げ返済をしている人が意外に多くいます。例えば、共働きで、夫婦でペアローン(個別に住宅ローン・夫2000万円、妻500万円など)を組んでいる場合、妻のローンはできるだけ早く完済してしまおうと、妻の住宅ローンに集中して繰り上げ返済をしているケースが散見されます。気持ちとしては理解できるのですが、お金の面で考えると、同じ金額を同時期に繰り上げ返済すると考えた場合、夫の住宅ローンを返済した方が、資金面で有利になる場合もあります。このように、住宅ローンの繰り上げ返済の仕方によって、有利・不利はさまざまです。住宅ローンの繰り上げ返済のシミュレーションができるサイトもありますので、活用してみましょう。
FPへの相談のススメ
住まいの資金計画についてのご質問やご相談はこちらよりどうぞ。
相談窓口:FPオフィス Life & Financial Clinic(LFC)
担当:ファイナンシャルプランナー CFP(R) 平野直子
サービス内容:ご家族構成やライフスタイルに応じた家づくりやリフォームのサポート。
あなたの人生の設計図(ライフプラン)作成のお手伝いをいたします。
相談例:夫婦のお悩み、将来についての疑問・質問等
お問い合わせ:
電話:03-3231-6113
メール:info@mylifeplan.net
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