住宅関連記事・ノウハウ
2026年3月8日(日)
最後までお湯に浸かりたい!!~「おひとりさまの家」老いる自分を守るもの!
はじめに
前回はお湯を楽しむお話をしました。最近の若い人はシャワー党のようですが、私たち(老人?)は確かにお風呂が大好きです。諸外国の老人施設を回っていて彼らと決定的に違うことはお年寄りをお湯に浸けて入浴させると言うことです。これがシャワーで済ませられるならどれほど楽かしれません。
皮肉なことにその為に入浴に手間がかかり過ぎるせいか、職員も忙しく、結局普段の生活が車いす付けとなって、ついには寝たきりのおむつの生活になってしまうとも言われるのです。
老人施設の機械浴
老人施設には『機械浴』なる言葉があります。お年寄りを寝たままその機械に入れて、蓋をするとその中にお湯が噴流され気持ちよく洗われると言うものです。まるで人間洗濯機のようなものですが、中には横からその中に手を入れてさらに隅々を洗ってもらえるものもあるのです。しかもそうした装置の価額は数百万円もするのです!
彼の諸外国の介護専門家たちにこのお話をすると彼らは一様に目を丸くするのです。

これは何も介護施設だけではありません。家庭でもユニットバスなるものが普及し、工場生産化されあらゆる装置が付いた浴室があります。しかも水を漏らさず現場の施工も最小限で、これもシャワー党の外国人は首を傾げるものです。特に最近はプラスチックのユニットでありながら、内側がタイル張りや石張りのものもあり、さらにはヒノキ張り!などと様々で、私たちも現場で浴室のデザインをすることは少なって来ているのです。しかしリフォームなどでは狭い風呂にイラストのような出窓を付けて壁を押し出すと腕を預けられるだけではなく視覚的にも広くなり、左右のスリットや出窓上部のトップライトから光と風も取り入れられ開放的になるのです。

その中で最近関心を持たれるのが老いてわが家で自力でお風呂に入れるか?と言う問題です。お年寄りを吊り上げて回転させそのまま湯船に浸ける装置も貸し出されていますが、中には不安定なものもあり、老いた老人同士では事故も起こりかねません。まさにそこまでして湯に浸かりたいか?とも思うのですが、なるほど他人ごとではなく、私自身蒸し暑い梅雨時や、寒い冬など湯に浸かれなくなったらどうしようかと思う程です。
そこで最後までお湯に浸かりたい!さらにはトイレだけは誰の助けも借りずに自力で一人で行きたい!と言った思いからホームナーシングユニットなる、天井で自在に動くトランスファーでわが身をサポートして、トイレに浴槽にと部屋の中を自由に動けるシステムを開発しているのです。

これでプライバシーも確保され、よしんば「おひとりさま」となっても気軽に暮らして行けるのです。

関連記事
- 子育ては短く老後が長い!「家は3度建てる」の意味?~これからは「夫婦の家」
- たった10センチの増築?でキッチンが広くなる?!~ちょっとの増築で広くするコツ
- キッチンを楽しもう!ちょっとの増築で広くするコツ
- わくわくする色っぽい四畳半?!~老いない四畳半?と小上がり空間の妙!
- 小上がりの四畳半は家族の団らんと老いのベッド?~~老いない四畳半?と小上がり空間の妙!
- 風呂敷文化を見直す?!~わが国は風呂敷文化の家?風呂を楽しむ!
- 風呂は家の中の最大の愉しみ!1~わが国は風呂敷文化の家?風呂を楽しむ!
- 「おひとりさま」のリフォーム~「おひとりさまの家」
- 老いの準備 老いない家とは?足腰だけじゃない老いの体験!
- バリアフリーよりリハビリ?の「2階リビング」~「老いの体験!」老いの準備とは?
- 情感のリハビリ?「スキップフロアの家」~「老いの体験!」老いの準備とは?
おすすめ特集
人気のある家をテーマ別にご紹介する特集記事です。建てる際のポイントや、知っておきたい注意点など、情報満載!
注文住宅のハウスネットギャラリー






















