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2026年3月8日(日)
小上がりの四畳半は家族の団らんと老いのベッド?~~老いない四畳半?と小上がり空間の妙!
老いない四畳半と小上がり空間の妙
四畳半はなんとも不思議な空間です。四畳半の真ん中に卓袱台(ちゃぶだい)や炬燵(こたつ)を置くと、これがまたなんともバランスがよくしっくりとした空間となるのです。ここに家族4人が座れば楽しい団らんの茶の間となり、親しい仲間とのマージャンの場にもなります。さらに互いがその角に鎮座し「おひとついかが」とくれば、これこそ色っぽい「四畳半文学」を地で行くこととなります。
わが国にはこうした狭さの妙を追求した奥深い空間の哲学があり、茶の湯の高い精神性となり、その反面無駄に広い空間をあえて「・・・の千畳敷」などと疎む感覚もあるほどなのです。
そんなことからか、私の設計する家には小上がりの和室の空間が多いのです。なぜ小上がりかと言えば、まさしくリビングダイニングの「洋の空間」と「和の空間」の境目であり、和洋インテリアデザインの切れ目でもあるのですが、実は本当はスリッパがスッと和室に滑り込まないようにすることと、その段差の下に奥行きの長い引出し収納ができて大量の物が収まるメリットもあるからです。さらにこの小上がりの段差はリビングとの境においてはちょっとしたベンチとなり、多くの人も腰かけることができ、家族の団らんはもとよりホームパーティなどの一つのシーンとなるのです。
そして極めつけは、この小上がりの段差が老いて生活のしやすい療養室ともなるのです。リビングダイニングに沿った四畳半はイラストのように、療養のベッドと併用して夫婦の寝室ともなり、シーツの交換もしやすく、しかもいつも家族と近いところに居られて疎外感もなく、ベッドの高さ同様、この小上がりの四畳半から足を降ろせばすっと立ててトイレにも行きやすく、まさにおいて足腰を鍛えるリハビリテーションともなるのです。
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