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2026年3月15日(日)
「同居“共働”住宅」のプランニング ~超高齢化時代結局、親子同居がいい?
「同居“共働”住宅」のプランニング
「同居“共働”住宅」のプランづくりですが、同居の住まいの設計は確かに難しくいまだに完璧なものと思えるプランはありません。一つの家族が住む家の設計でさえ夫婦双方が満足する家はなかなかできません。“夫婦は一つではない”のです。
えっ?と思われるかもしれませんが、家づくりでは夫と妻それぞれの意見や希望が10通りずつあるとすると、夫婦で10×10=100で、なんと100通りのプランができるのです。これが親子同居となると親子夫婦それぞれに100通りずつ、なんと100×100 で1万通りのプラン!が生まれることになるのです。
実際にはこれほど極端な数のプランにはならなくとも、親子夫婦4人が意見や希望を際限なく言い出すと全員の要望に合ったプランなど出来ようはずがありません。さてこれは大変!と言うことで、上下二階をそれぞれ別の家のように区切った「二世帯住宅」となるのです。この二世帯住宅は同じ土地を使って、さらに同じ屋根と基礎で建築コストも割安となり、ローンも税も広さによっては優遇されるのです。しかし光熱費や生活費は二世帯が別々に住むために期待はできません。二世帯住宅は互いが自由に暮らせる反面、そのバランスが崩れた瞬間、互いの思惑がずれてかえって不自由となるのです。それなら変に分けるよりも親子一体の同居の方がはっきりしていい!と言うことになりますが、そこでこのプランニングのコツは同居のパターンの図(同居の密度)で見るように、生活時間や好みの異なるK(キッチン)をできるだけ別々にして、互いの寝室はできる限り遠ざけて互いのリビングなどを干渉ゾーンとする、「部分共有型」のプランとすることが良さそうです。こうしたあり得る親子間の影の部分を互いに認めながらも、二組の夫婦があえて一緒に暮らしてこそ活動的な“共働”生活となるのです。イラスト1はそんな同居を断面にした3つの例です。

しかし同居をむやみに恐れ、鬱陶しく思ってさらに老いて足腰が不自由になってから一緒に住もうなど都合の良いことを考えていてはバランスの良い前向きな同居など永遠にできません。だからと言って親の側から同居を誘うような拙速な同居も勧めません。子の方も “スープの冷めない” 中途半端な近居をすべきではないと思うのです。 その変わりに私は親子夫婦の本音の同居スタイルの方向性を探るためにイラスト2のようなゲームを勧めるのです。親子夫婦それぞれ別々に4人の同居の本音の「Yes or No」のクイズ(イラスト2)をやってみるのです。これは夫婦、親子と言えども、絶対に相談してはいけません。その行きつく「Yes or No」の先が、上から下に向け、べったり融合か二世帯の半融合か、など同居の密度、あるいは別居か?の家族の本当の気持ちが分かるのです。
その中の最下位がその同居パターンとなるのです。
最悪、家族の多くが“別居”となったなら・・・親子同居などしない方が良いのです。

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