住宅関連記事・ノウハウ
2026年3月8日(日)
復興も地域の生活を生かす防災リフォーム!!~「おひとりさまの家」
復興も地域の生活を生かす防災リフォーム「おひとりさまの家」
「自然な家」のリフォーム思考は、街づくりにも言えます。街道に沿って一戸一戸の家や建物が建ち、それらが自然発生的に街や都市が築かれて行く。しかし近代になって、都市計画に沿って道路などのインフラが整備され、そこに建物や住宅が建てられていく。これが新都市の形成。あるいは新興住宅地のでき方でした。
あの阪神・淡路大震災で、あれ程の壊滅的な被害を受けた神戸市街や、もっと古くは東京大空襲など焼け野原になった街でも、それまでの市街を再現するかのように、道路が多少広くされたものの、もともとの街のイメージを残しながら、再興されたことに気付きます。一部の建築家や都市計画家たちはそれを行政の無策だと言いますが私はちょっと違った見解を持っています。
たとえ津波などと言う防ぎようもない大災害を受けても、そこに暮らす人々にはそれぞれの思い出の街並みがあり、景色があります。さらに「不動」の権利と地場産業に支えられた生活もあります。固有の権利を尊重し、地域ごとの細かなコミュニケーションづくりが最優先となります。被災した地域の復興も、あるいはこれからの防災強化も、まったく新しいリニューアルではなく、現在の街とコミュニティを生かした防災リフォームと考えるのです。
地盤が低ければかさ上げし、津波に対しては海の防潮堤や減衰島からから護岸。さらには陸上の防波堤と敷地回りの防御壁と何段階にも分けて対処し、その上で各地に緊急避難砦をつくり、さらに最悪の事態に備えた高台避難路もつくるのです。


この“今”を生かす発想もなく、ただ高台移転だけを示していては復興の作業は遅々として進まないのです。そればかりか人々が町から次々と出て行ってしまうのです。
住宅や建物のリフォームは、新築とはまったく違う発想で行われます。今そこに在るもの、今ある生活、そこに何が欠けているかを見極め、どこが傷んでいるか、どこを強化すべきかを探り出すことから始めます。結果として、今とは違うデザインや内装になるかも知れませんが、それが最初にイメージされたものではなく、今の家の良さを補修と補強をする考えで、家族のこまごました生活の部分までを知らないと家族に合った真のリフォームとはならないのです。復興の街づくりにも同じことが言えます。
私は建築家は技術やデザインを駆使するだけではなく、建主の不安や疑心暗鬼を理解し、施工者にその旨を伝え予算調整を図る。そんな役割だと思います。設計段階では夫婦や家族の意見調整と地域の協調。現場では建主と施工者との意見調整と、いつも「仲人役」のような役目です。これこそがそこに住む家族と街並みのコミュニケーションづくりとなります。この建築家の真の役割こそがこれからの復興の街づくりに生かされるべきだと思うのです。 私は建築家は技術やデザインを駆使するだけではなく、建主の不安や疑心暗鬼を理解し、施工者にその旨を伝え予算調整を図る。そんな役割だと思います。設計段階では夫婦や家族の意見調整と地域の協調。現場では建主と施工者との意見調整と、いつも「仲人役」のような役目です。これこそがそこに住む家族と街並みのコミュニケーションづくりとなります。この建築家の真の役割こそがこれからの復興の街づくりに生かされるべきだと思うのです。
関連記事
- 老いの準備 老いない家とは?足腰だけじゃない老いの体験!
- バリアフリーよりリハビリ?の「2階リビング」~「老いの体験!」老いの準備とは?
- 情感のリハビリ?「スキップフロアの家」~「老いの体験!」老いの準備とは?
- 住まいは福祉!それに消費税とは?~ 本気で「住まい」の消費税を上げる?!
- 消費税と復興の現場で露呈した「福祉の価値」~本気で「住まい」の消費税を上げる?!
- 10%の消費税アップで建築コストがメタボになる?!~本気で「住まい」の消費税を上げる?!
- 住まいづくりの現場での建築家の姿勢とは~本質的な家づくり?!
- もっとわかりやすい家づくりのコスト!~本質的な家づくり?!
- シンプルでわかりやすいプラン提案!~本質的な家づくり?!
- まずは・・・ライフステージとは!「家は三度建てる」?~ライフステージに合わせたプランづくり
- 「いい家」とはライフステージに合わせること~ライフステージに合わせたプランづくり
おすすめ特集
人気のある家をテーマ別にご紹介する特集記事です。建てる際のポイントや、知っておきたい注意点など、情報満載!
注文住宅のハウスネットギャラリー






















